きゅぴ「きゅぴっ、きゅぴっ・・」
ハムスターのきゅぴはある建物に辿りついた。
そこは青乃が住むことになったマンションだった。

きゅぴ「きゅっぴ・・」
きょろきょろと辺りを見回す。

ハムスター「キュッ、キュッ!(こっちこっち!)」
マンションの影から別のハムスターが現れ、きゅぴを手招きする。

きゅぴ「きゅぴ!」
それに気付いたきゅぴは駆け足で”仲間”のところへ行く。
今日きゅぴは仲間のところ・・いや、家に帰って来たのだ。

2匹はマンションのある1室に入った。
そこは室内だというのに畑のような状態になっていた。

ハムスター「キューッ(もぐもぐ、おいしいね)」
きゅぴ「きゅぴっ。」
2匹はキャベツに飛び付きかじりつく。

ハムスター「キュキュッ?(で、どうだった?)」
きゅぴ「きゅぴ!」
ハムスター「キュキュキュ(実験、上手くいったみたいでなにより)」
きゅぴ「きゅぴぃ?」
ハムスター「キュキュッ?(ボク?うんいい感じだよ)」
きゅぴ「きゅぴぃ!」
ハムスター「キュ・・キュゥッ(見てみたい?ちょっと恥ずかしいな)」
2匹は隣の部屋へ移動した。
先ほどの部屋は野菜を中心とした食べ物を作っている部屋だったが、こちらは花の栽培をおこなっている部屋のようだ。
ハムスターが他の植物と明らかに別な扱いをしている花のところへ行き、指差す。

ハムスター「キュゥッ!(これこれ!新しく作ったやつだよ!)」
きゅぴ「きゅぴ?」
ハムスター「キュッ(今までよりも強い催眠効果と媚薬効果があるんだ)」
きゅぴ「きゅぴー。」
ハムスター「キュゥッ!!キュッ?(えっへん、もう試用段階なんだ。動物実験もやってるから見てみる?)」
きゅぴ「きゅっぴきゅっぴー。」
2匹はその部屋を離れ、別の階の部屋へ向かった。
ハムスターの言う動物実験場へ。

・・
・・・・

青乃「あっ、あっ、おじーちゃぁんっ。」
じじぃ「青乃ちゃん青乃ちゃん、おじいちゃんまた精子出ちゃうよ。中に出していいよね?いいよね?」
青乃「うん、うん、中に出してぇっ。」
ビュルッ、ビュルッ、ビュルッ・・。

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じじぃ「おほぉ、子宮の赤ちゃんにタンパク質プレゼントじゃ。ひひひ。」
青乃「すっごく出たぁ。赤ちゃんが妊娠しちゃうよぉ。」
じじぃ「女の子が産まれたらその子も腹ボテにしてあげたいのぉ。ちゃんと女の子産んでね青乃ちゃん。」
青乃「うん、がんばってみる。」
じじぃ「(どうやって?)にしても順調でなによりじゃ。かわいいかわいいワシの赤ちゃんっ。」
青乃「食事の後とか、なんでかおじーちゃんに身体許しちゃったんだよね。今だって・・。」
じじぃ「(食事に薬を混ぜていたから当然じゃ。定期的に部屋の前へだれかが薬を置いててくれるからのう)」
じじぃ「(だれか知らんがワシの行いがいいからじゃな、うんうん)」

じじぃ「おおそうじゃ、今度パーティを開こうと話が出てるんじゃが、青乃ちゃんも出てくれるじゃろ?」
青乃「パーティ好き。ね、だいちゃんも呼んでいい?」
じじぃ「(確かここへ来るとき一緒にいた男の子じゃな・・)ああいいとも、是非呼ぶといい。」
青乃「えへへ、パーティ楽しみっ。」
じじぃ「(青乃ちゃんのお披露目会・・乱交パーティに彼氏を呼ぶなんて、いやいいイベントが用意できたものじゃ)」

・・
・・・・

ハムスター「キュッ?(どうだい、人間に使わせてみたが子作り実験は順調だろう?)」
きゅぴ「きゅぴ!」
ハムスター「キュッ、キュッ!(そうだろうそうだろう、これが上手くいけばボクたちの人口不足・・いや、ハム口不足問題も解消される)」
きゅぴ「きゅぴ。」
ハムスター「キュッ!!(いずれ世界規模でやってくる災厄に対し、ボクたちは戦わなくてはならない)」
きゅぴ「きゅっぴきゅぴ。」
ハムスター「キュッ・・キュッ!(あの1億年以上地上を闊歩した恐竜でさえ滅んだ。ボクたちはボクたちの武器で生き続けなければならない!)」
きゅぴ「きゅっぴー。」
ハムスター「キュゥッ!?(ボクたちの武器はなんだ!?)」
きゅぴ「きゅぴ!」
ハムスター「キュッ!(そう、繁殖力だ!ならばこれを高める!そうだろう!?)」
きゅぴ「きゅっぴきゅぴ!!」
ハムスター「キュッ!!!(人間が滅びた後はボクたちげっ歯類が地上を制覇する!!!)」
きゅぴ「きゅっぴー!!!」

女の子「あ、ハムスターだ。かわいー、おいでおいで。」

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ハムスター「キュッ?(ふん、人間如きに媚びるボクたちではないぞ)」
きゅぴ「きゅぴ。」
きゅぴはうんうんと頷く。

女の子「ひまわりの種あるよー。」
ハムスター「キュッ?キュゥ・・?(ひまわりの種・・あ、あの美しい白と黒のフォルムは・・目が離せない・・)」
きゅぴ「きゅっぴー・・。」
2匹は食い入るように女の子が持っているひまわりの種を凝視する。

女の子「はいどーぞ。」
ハムスター「キュゥゥッッッ!!!!!!!!!!!!!!?(人間の施しなど・・ん、なぜボクは食べているんだ?なにこのおいしさ!?)」
きゅぴ「きゅぴ!!!きゅぴ!!!!!!」
女の子「おいしい?」
ハムスター「もぐもぐ、もぐもぐ。」
きゅぴ「もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ。」
女の子「よかったー、気に入ってもらって。わたし今日からここに住むことになったんだ、よろしくね。」

ハムスター「もぐもぐ、もぐもぐ、キュゥッ・・(ひまわり・・恐るべし)」
きゅぴ「もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ、もぐもぐ」
2匹はそれからひまわり栽培にも力を注ぐようになったそうです。

END.

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