朝を迎え登校中。
・・考えてみたのだが、もしかして部活で帰りが遅かったから泥棒が入ったんじゃないかな?
ほら、今って電話かけて在宅かどうか確認する泥棒がいるって聞くじゃん。
他にも石投げたりして住人が何事かって出てくるか確認したりとか。
さすがに10年以上前のことだから当時どうだったか覚えていないけど、あの頃はまだ楽な部活探してる最中だったはず。
だとすると、ちょっとしたことで未来は変わってしまうことになる。それも意図せずに。
怖いな。(中小だけど)働けてたし(薄給だけど)欲しいものはある程度買えてたからなぁ。
この世界の未来が無職とかだったらやだなー。

?「お、おはようございます。」
隣の女の子だ。昨日に続いて今日も会えるとは。

直「おはよう。お互い学校がんばろうね。」
?「はい。」
そうだ、ちょっとしたことで未来が変わってしまうのなら、ここで俺が変なこと言ったらどうなるんだろう?
例えば・・。

直「最近は会って挨拶する程度だよね。昔みたいに一緒に遊んだりしようよ。」
?「え・・あ、考えておきます・・。」
女の子は走って行ってしまった。
・・30のおっさんが言ったら犯罪だけど、今の俺(学生)が言っても不審者扱いされないよね?
ね?ね?ね!?

・・
・・・・

走って逃げられたのはちょっとショックだったけど、気を取り直して今日一日がんばろう。
学校到着〜。

朝山「遅いぞ少年。おはよう!」
直「・・おはようございます。早いですね、どうしたんですか?」
朝山「ブローチ返さなければならないだろう?早い方がいいに決まってるよんっ。」
そうですけど、そんなに大事なものなら十河さん昨日とっとと帰ったりしないと思いますよ。
教室へ行きブローチを十河さんへ渡す。

十河「ありがとう。見つけてくれたんだね。」
朝山「二つとも同じ場所にあったのだけど、両方キミのなのかい?」
十河「うん。助かっちゃった。」
え?二つともっておかしくないか。だって一つは過去からとってきたものだし・・。
もう一つまだ見つかってないのがあるってことなのか?
わからん。謎だらけだ。

朝山「無事見つかってよかった。だが少年、事件はまだ解決したわけではないよん!」
直「まだ何かあるんですか?」
朝山「だれがブローチを窓から投げたのかわからないままやん。」
直「そうですけど、見つかったのならそれでいいじゃないですか。」
朝山「そういう考えがだれも責任取らない風土を生みだすんだよん。犯人にはきちっと責任をとらせないと。」
それはわかりますが、犯人は俺たちの責任で捜すものじゃないですよ。
そういやおおごとなら警察呼ぶけど、こういう小さな事件でも警察呼んでいいのかな。一応紛失事件だし。

朝山「さあ少年、犯人を捜しに行こう!」
直「どこへ?」
朝山「・・・・犯人の・・いるところ?」
わかっていれば苦労しませんって。

朝山「うーん、犯行当時の映像とか無いの?監視カメラとか。」
直「学校の教室に監視カメラがあったら別の問題になりますよ。」
教室で着替えたりすることだってあるんだから、カメラはまずいでしょ。
・・そういえば・・呪い部で過去からブローチ持ってきたよね。
じゃあ過去の映像も見れるかも。
その手があったか!○ナンくんいなくても事件解決するじゃん。

直「とりあえずホームルーム始まりますから後にしましょうか。」
朝山「ホームルーム終わったら捜査再開やー。」
直「・・もっと長い休みの時にしましょうよ。2時間目の休み時間で。」
ホームルームや1時間目、3時間目の休み時間は10分で、2時間目の休み時間は25分ある。

朝山「まあそっか。事件を整理した方が何か思い浮かぶかもしれないからね。」
直「そうそう。」
朝山「よっし。2時間目の休み時間、またここへ来るよん!」
はーいお待ちしてまーす。
朝山さんは自分の教室へ戻っていった。
ホームルームが終わったら呪い部の呪身さんのところへ行ってみよう。
・・あ、教室どこかわかんないや。呪い部にいるとは思えないし・・10分で見つけて調べてもらえるかな?

・・
・・・・

更科先生「じゃあホームルームはこれで終わります。みんなしっかり授業受けてね。」
そうだ、先生に聞いてみよう。
教室から出る先生を呼びとめて呪身さんのクラスを聞いてみる。

更科「呪身さんって、呪い部の子?」
直「はい。ちょっと用がありまして会わないといけないんです。」
更科「呪身さんなら休み時間になると呪い部へ行くわよ。」
直「10分休みでも?」
更科「そうみたい。なにか取り組んでいることでもあるんじゃないかしらね。」
呪い部が取り組むことって・・・・呪い?
というか呪い部なんてあっていいのかよ。

更科「ところで、呪身さんに何の用なのかしら?あまりこういうことは言いたくないけど、呪い部に用ってなると気になっちゃって。」
直「個人的な用です。呪いとは関係無いですから。」
更科「そう?ならいいんだけど。」
直「じゃあ呪い部へ行ってみます。ありがとうございました。」
ということで呪い部へ。

・・・・

直「こんにちは、呪身さんちょっといいですか?」
呪身「・・サバト、する?」
直「いきなりなんてことを!10分じゃ終わりませ・・・・ごめんなさい見栄張りました。」
呪身「・・何か用?」
直「昨日過去からブローチとりだしたよね。なら過去を見ることもできないかと思って。」
呪身「できる。」
直「だれがブローチ盗んだのか調べたいんだ。昨日の教室の様子を見せてもらえないか?」
呪身「・・」
呪身さんは俺の方へ手を伸ばした。
ん?お金が欲しいの?

直「えっと、おいくらで?」
呪身「・・入部届。」
そういや昨日入部用紙をもらったっけ。
用紙は教室に置きっぱなしだったので、新しい用紙を貰って書いた。

呪身「・・ふふふ、これであなたは私のもの。」
え、これってそういうものだっけ?

呪身「・・お兄ちゃんって呼んでいい?」
直「呪身さんって先輩ですよね?」
呪身「2年生、ぶいっ。」
むぅ、年上だけどかわいいな。
年上からお兄ちゃんって呼ばれるのはどうなんだ?

直「うーんわかりにくいから別の呼び名でお願いできませんか?」
呪身「・・旦那様?」
直「大きな誤解を生みますってそれ。」
お兄ちゃんも誤解をうけそうだけど。

呪身「・・パパ。」
直「おかしいでしょそれ。」
呪身「・・ご主人様ぁ。」
直「そ、それでお願いします。」
呪身「・・・・変態。」
えーそっちが言ったんじゃん。

呪身「・・おにーちゃん。」
直「いやだから俺の方が年下でしょ。」
呪身「おにーちゃんが欲しかったの。部長命令。」
直「んーぽりぽり。なんか照れくさい気がするけど・・部長命令ならわかりましたよ。」
呪身「私のことは瑠って呼んで。」
直「瑠さんですか。」
呪身「やー。瑠、だけ。」
名前で呼び捨て?
先輩なのにいいんだろうか。

呪身「おにーちゃんは妹を”さん”付けしないの。」
その辺は各ご家庭次第じゃないかな。
にしても発言権の無さそうなおにーちゃんが生まれそうだ。

直「じゃあ・・瑠。」
呪身「なーにおにーちゃん。」
直「えーと、そろそろ授業始まるから教室戻る。」
呪身「私も!ね、腕組んでいい?」
直「さすがにそれは・・。」
呪身「おにーちゃんは妹の我がままを聞いてくれるんだよ。」
どこの兄妹だよそれ!
とはいえ瑠はもう俺の腕に掴まってるし。
仕方ない、このまま行くか。

・・で、どこまで付いてくる気だ?
もうすぐ俺の教室へたどり着きそうなんだけど・・そしてみんなの視線が痛い。
たまにうらやましそうなのもあるけど、大抵は変なモノを見るかのような視線。
そりゃローブ着た呪い部の女の子とだもんなぁ。
俺の株も下がりまくりだなうん。

呪身「おにーちゃん授業終わったらまた来てね。私ずっと、ずっと、ずっと待ってるから。」
教室に着くと瑠はそう言って自分の教室へ行った。
なんというか、ヤンデレっぽい気がした。
それと・・・・クラスメイトの視線が痛かった。

・・
・・・・

1時間目が終わり、俺は再び呪い部へ向かうことにした。
今度こそ過去に何が起きたかはっきりさせないと。
・・呪い部に入ると瑠がいた。早いな、俺授業が終わったらすぐ来たんだけど。

呪身「・・おにーちゃん・・来てくれてうれしい。」
そりゃどうも。

直「で、過去を見たいんだけど。」
呪身「がんばる。」
がんばってください。
瑠は水晶玉を取り出し、何語かわからない言葉を発する。
すると水晶玉になにか映りだした。
相変わらずこういうことは手際いいなぁ。
水晶玉には教室が映り、女子が着替えをしていた。

呪身「・・エッチ。」
直「そっちが映したんでしょーが。」
まったくもう、意外とみんな発育よかったんだな。
十河さんもあんな大きな胸しちゃって。あああ腰もきゅっと引き締まって、モデルになればいいのに。
く、どうしてみんなブラを外さないんだああああ!!!!????

呪身「・・おにーちゃん、どうしたの?」
直「え・・・・・・あ、ちょっとトリップ・・いやなんでもない、問題はこの後だね(キリッ」
みんなが体操着に着替え教室を出ていく。
これからどういう目でみんなを見ていいか困るなこれは。
柔らかそうな肢体、すべすべした肌、もっと見たい。
か、カメラを教室や女子トイレに仕掛ければ・・・・い、いけないいけない、犯罪だぞ俺・・だが・・。

俺が苦悩していると、教室に女子が一人戻ってきた。
クラスメイトの鯨木(くじらぎ)さんだ。
十河さんと仲良い女の子で発育も良かったよ!!!
忘れものかな?と思ったのだけど、なんと十河さんのかばんからブローチをとりだした!
え、どういうこと?
ブローチを持って教室を出ようとして・・あ、なんか驚いたみたいだ。

教室に男子が入ってきた。
ああ女子が着替えた後で男子が着替えるんだもんな。
そして鯨木さんが教室を出ていく。

呪身「・・ブローチ持ってない。」
直「え?」
言われてみれば確かに教室から出た鯨木さんはブローチ持ってない。
なんで?

呪身「・・男子が入る時にどこかやったみたい。」
直「あ、その時に外へ?」
呪身「多分。」
まさか鯨木さんが盗みをするとは・・そんなことする子には見えなかったんだけどな。
大人しくて、いつも十河さんと楽しそうにしていたはず。
もしかして裏ではギスギスした関係だったのか?

直「・・とにかくこれで犯人がわかった。ありがとう。」
呪身「・・貸し1」
直「今度ちゃんと返すよ。」
呪身「じ〜〜〜。」
瑠が俺の下半身を凝視する。
いやまあすごい嬉しい要求だけどさ・・・・あ、別に断る理由なんてなかった。
犯っちゃおっか?

直「瑠は俺となにがしたいのかな?」
呪身「・・楽しくて、気持ちいいことしたい。」
ほおほお、楽しく気持ちいいこと。

呪身「・・おにーちゃんの太いので滅茶苦茶にされたい。」
ほおほお、俺の太いので滅茶苦茶に。

呪身「・・おにーちゃんのこと大好き過ぎてキスいっぱいしたい。」
ほおほお、俺もだよ!
きーんこーんかーんこーん。

直「しまった、授業開始のチャイムだ!」
呪身「・・二人だけの逃避行。」
直「いや授業は出ようね。」
俺たちは急いで教室に戻った。
授業には遅れたけど、先生の温情で遅刻扱いは免れた。
「しっかりするんだぞ。」
そう言う更科先生はちょっとかわいかった。

やばいな、自分が30にもなるとみんなかわいく見えてきた。

なんで学生の頃は気付かなかったんだろう?

・・
・・・・

2時間目が終わり休み時間になった。
しばらくしたら朝山さんが来るだろう。その前に知っておきたいことがある。
俺は鯨木さんに声をかけた。

・・・・

廊下の人のいないところへ行き話を切り出す。

直「単刀直入に言うけど、十河さんのブローチをとったのは鯨木さんだね?」
鯨木「なんでそんなこと言うの?」
直「とったのは体育で着替えをした後、女子と男子の着替えが交代する時。」
鯨木「・・見てたの?」
直「いや。でも調べた結果そこにいきついた。」
さすがに”過去を見てきたよ”とは言えないなうん。
そういや過去を見れたのはすごかったけど、未来って見えないのかな?

直「別に言いふらしたりするつもりはないよ。なんでそんなことしたのか聞きたいんだ。」
鯨木「・・十河ちゃんはあのブローチを売るつもりなの。」
直「んー別に十河さんの持ち物なら売ってもいいんじゃない?」
鯨木「あれは十河ちゃんのおばあさんが大切にしてたブローチなの。十河ちゃんは・・勝手に売ろうとしていたの。」
直「じゃあなんで窓の外なんかに?」
鯨木「違うの。男子が入ってこようとして、急いで教室から出たら無くなってて・・。」
慌てて外に投げちゃったってことか。

直「鯨木さんはブローチをどうするつもりだったの?」
鯨木「十河ちゃんのおばあさんに返すつもりだったわ。見つからなくて返せなかったけど。」
直「十河さんはお金に困ってたの?」
鯨木「最近悪い男の人と付き合ってて、その人ホストしてるみたいで・・。」
直「ホストに貢いでいるってこと?」
鯨木「うん。」
それはそれは・・騙されてるだけじゃないかな?
付き合っているというよりは、金づるにされてるだけかと。

直「教えてくれてありがとう。色々大変だったんだね。」
鯨木「十河ちゃんは悪い子じゃなかったの。全部あのホストが・・あ、でも十河ちゃんに直接言わないでほしいの。できればもう少し私に任せて。」
これですべてがはっきりした。
ホスト倒す→十河さん改心→俺かっこいい→十河さん俺にべた惚れ→鯨木さんも俺にべた惚れ→ハーレムEND
完璧だ。これ以上のENDINGは無いと言っても過言でもない。
倉崎さんルートは次の周回でやろう。ごめんね必ず助けるから。
教室へ戻ると朝山さんがすねていた。

朝山「どこ行ってたのさー?」
直「すみませんちょっと用がありまして。」
朝山「一人で下級生の教室にいるのって超居心地悪いんだよん!少年が上級生の教室で人を待ったとしたらどう思うん?」
俺が上級生の教室で人を待った場合・・か。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
上級生「一年じゃん。なになになんか用?」
直「あ、いえ、朝山先輩に・・。」
上級生「朝山ならトイレ行ってるよ。暇でしょ?あたしが話相手になってあげる。」
上級生は俺を椅子に座らせすぐ隣に座る。

上級生「ねえねえ一日何回オナニーするの?」
直「え、あ・・。」
上級生「好きな子とかいる?リコーダーなめたりするの?」
直「し、しませんって。」
上級生「エッチなこと好きでしょ?あたしが相手してあげよっか?」
直「ええ!?えっと・・。」
上級生「うぷぷ顔真っ赤。やーだそんなんじゃ本番で血管ぶち切れるんじゃない?ねえねえホーケイ?」
直「ど、どうでしょぅ・・」
上級生「ねえホーケイでしょ?絶対そうだ、ねえねえ見せてよ。」
直「見せるって、あー。」

zyoukyuusei

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
多分こんな感じだと思う。

直「ちょっと恥ずかしいかな。」
朝山「でしょー。だから少年はあたしを待たせちゃだめなんだよん。」
直「俺は待たされても構いませんけど。」
朝山「少年はマゾなのかい?」
直「うーんいじられるのも嫌いじゃないかな。」
朝山「・・あたしは個人の趣味をどうこう言うつもりはないけど、悪いことだけはしないようにね。」
あれ、なんか良くないことみたいに扱われてる?
女の子にいじられるの最高じゃないか!いや俺はよくわかんないけど。

朝山「少年がどういう性癖をしていてもあたしは態度変えたりしないから!さあ事件を解決しよう!」
そーいうこと言う時点で態度変わってるんですけど。
まあ気を遣ってくれてるのはわかるからいいけどね。

直「で、事件ってなんでしたっけ?」
朝山「ブローチ紛失事件の犯人捜しやんっ。」
直「それなら解決したからもういいですよ。」
今度は朝山さんを人気のない廊下へ連れて行き事情を話す。

朝山「・・少年・・。」
直「はい。」
朝山「まさか変態趣味があると思わせ油断せておきながら、ちゃっかり事件解決させとくとは!侮れないね!」
直「変態違う変態違う。」
朝山「あたしの完敗だよん。これからは少年が部長として事件を解決していこうじゃないか!」
直「いやうちは情報処理技術部でしょ。事件の解決は警察に任せときましょうよ。」
朝山「少年はもっと上を目指していいと思うんよ。若い才能が開化するチャンスやん。」
幽体離脱と過去を直接見るのは才能のカテゴリに入れていいのか?
才能というよりオカルトだよねこれ。
ある意味すごい力だけどさ。

・・
・・・・

昼休み、俺は呪い部へ来ていた。

直「おかげで大体解決したよ。ありがとう。」
呪身「・・てれてれ。」
直「警察とかに協力したら世界も救えそうなすごい力だよねそれ。」
呪身「・・そんな、プロポーズだなんてまだ学生だし早いと思う。」
直「んなこと言ってない言ってない。」
呪身「・・子供は少子化を止めるくらい欲しいの?えっち。」
会話が成り立ってない!?
つーか一人で死ぬまで産み続けても少子化は止まらないかと。

直「子供はできれば3人くらい欲しいと思うけど、最近の経済状況だと難しいのかな。」
呪身「ふーふでがんばっていけば可能。夫は妻を助け、妻は夫を助ける。」
直「理想的だ・・でも現実はそう上手くいかないんじゃない?」
呪身「・・試してみる?」
瑠がローブの裾を持ち上げ、細くて白い足が露わになる。
試すって、やっぱエッチして子供作ってみるかってことだよな。あと結婚も。
正直過去が見れるなんて力があれば、探偵でやっていけそうだよな。
浮気だろうが失踪だろうが過去を見て何があったか確認すればいいんだから。
・・一見怪しそうに見えてもしかして超優良物件なのか?

呪身「・・おいしいよ、今が食べ時だよ。」
さらにローブを持ち上げると、足と足の間からなにやら筋のようなものが―――ってパンツはいてない!?
ローブと一緒にスカートも持ち上げてるなこれ。

呪身「・・今ならデラックス豪華なマジック付き。」
直「デラックスは豪華って意味だから豪華豪華になるよ・・って普通のマジックに見えるけどなにが豪華なの?」
呪身「ふふふ、なんと幽体に落書きができる。」
直「それはすごい!でも大半の人が幽体を見れないんだから殆ど意味ないんじゃあ・・。」
呪身「・・”私のモノ”って書いとく。」
直「恥ずかしいから勘弁。」
殆どの人は見えないだろうけど、なんかはずい。

呪身「むー、じゃああげる。プレゼント。プレゼント交換。」
直「交換だと俺もなにか上げないといけないのかな。」
呪身「・・あなたが欲しい。」
直「そこまで言われたら・・」
きーんこーんかーんこーん。
なんでチャイムってこう人の都合を無視してなるのかなあ。

直「じゃあ続きは放課後ということで(キリッ」
呪身「あ・・放課後は・・用事ある・・。」
そっか、すごく残念だ。

・・
・・・・

〜夜〜
今日も疲れたけど幽体離脱はやっておこう。
この身体になってから女性への興味もふつふつとよみがえりつつあるな。
精神が肉体に引っ張られているんだろう。
俺は幽体離脱をして、まずは隣の家を覗くことに。ちなみにもらったマジック、幽体”に”書けるだけあってか、幽体”が”書くこともできるみたい。
今日から俺は落書キングということで。

恐怖!衆人環視の中、突然文字が浮かび出る家!みたいな。
俺の手で心霊現象を生みだし、それを霊能力者が「戦前亡くなった霊たちが苦しみを訴えています」とか言うんだよ。
そのインチキっぷりに腹をかかえて笑えそうだ。
笑いを堪えながら隣の家へ行ってみた。お風呂に入っていることを願いながら。

・・・・

・・結論から言うと、隣の家はだれもお風呂に入ってなかった(´・ω・`)しょぼん
ただ・・。

女の子の父「最近成績も落ちているのではないか?それなのにこんな夜遅くまで外を出歩くなど婦女子にあるまじき行為だ。」
?「・・」
隣に住む女の子が父親に叱られていた。

女の子の父「お前は一体いつからそんな不良になってしまったんだ?お父さんはお前をそんな風に育てた覚えは無いぞ。」
女の子の父「夜は頭のおかしいやつが多く出歩いている。スラム街を歩くようなものだ。お前が無事だったのは偶然でしかないんだ。」
女の子の父「まったくお前なんかが私の娘だなんて恥ずかしい。この出来そこないが!」
?「・・」
どうやら帰宅が遅かったことで叱られているみたいだ。
にしても言いすぎだよな。女の子さっきからずっとなにも言えないでいるし。
よし俺がなんとかしようじゃないか。

取り出しましたるは、瑠からもらったマジック。
これをどうするかというと・・お父さんの額に”ハゲチャビン”と書きます。
えーと、ハ、ゲ、チ・・あ、書ききれないや。
ハゲチになったけどこれはこれで・・ぷぷぷ。
額にハゲチと書かれながら真面目な顔で説教するおじさんぷぷぷぷぷ。
女の子も気付いたのかちらちら額を見る。

女の子の母「・・くすくす。」
台所仕事していたお母さんがそれに気付いてくすくす笑う。

・・うーん、笑いが足りないかな?
あとは猫のようなひげを描いて・・丸い鼻を描いて、と。
なんてことだ、黒のマジックだけじゃ俺の創作意欲を満たすことはできない!
青や赤、それと黄色があれば完璧なド○えもんにしてあげられるのに。
いや黄色があればスーパー○イヤ人も可能か?・・ハゲチには無理か。
えーいもういいや、まつ毛を極太にして、アゴにキッチュと書いて・・あとどうしよう?

女の子の母「・・んっくっぷっぷっ・・。」
お母さんはもう笑いを我慢しきれないようだ。笑いが漏れてる。

?「・・」
女の子は声を出さないまでも、顔が笑ってる。

女の子の父「何がおかしい!」
あなたの顔です。
まあ結構いい作品に仕上がったと自負しよう。
ただ評価をするのは第三者だ。もっと笑いを、もっと高いテンションをお客に提供していかなければ!
演じる側が笑うのではない、見る側が笑わなければ喜劇にはならないのだ。

女の子の母「あなた、鏡を見てきたらどうかしら。」
女の子の父「鏡?」

・・・・

女の子の父「どれどれ・・うわあああああああああああああああああああああああ」
人生の先輩からのありがたい言葉・・それは確かに重要な道しるべになることもある。
だが説教とは行きすぎてしまってはいけない。相手を萎縮させ伝えるべきことがきちんと伝わらなくなってしまう。
そんな無駄な人生を送ってきたおっさんを一人成敗!
俺の舞台はここだけではないはずだ。さあ新たな舞台へ行こうじゃないか!
というかマジックで書くだけじゃ出来ることに限りあるし。

・・
・・・・

さて次はどこへ行こうかな?
たまには駅前にでも行ってみよう。人がいるし店やビルもあるしなにかあるだろう。
おや、あれは・・鯨木さん?

ブローチを無くした十河さんの友達で、今回ブローチをとった人。
塾帰りかな。鯨木さんは十河さんと違って成績悪くないし。
鯨木さんは駅から少し離れたビルへ入って行った。
自宅なのかな?でもマンションって作りじゃないよな。オフィスっぽい。

中に入ると、鯨木さんは男の人と一緒に部屋の中に入った。
・・もしかしてこれから塾なのかな。って午前過ぎてるしありえん。
まさかここに住んでる?はっ、だとしたらシャワーシーンがあるかも!期待するしかない!!
俺は光の速さで部屋に入った。

・・・・

男1「で、失敗したと?」
鯨木「ごめんなさい、ブローチ見つからないと思ったの。」
男2「”見つからないと思ったの”じゃねえんだよ。これだから胸のでかい女はバカで困る。」
部屋の中には十人くらいの男がいた。
男たちは各々好き勝手してるみたいで、本を読んでる人もいれば携帯いじってる人もいる。
うち二人が鯨木さんと話していた。
話しているというか、鯨木さんの胸を揉んだりお尻を触りながら話している。
一体どういう状況なんだ?

男1「お前が金になりそうな女を紹介するって言うから期待して待ってたのにあーあ。」
鯨木「ごめんなさい。でもがんばったんだからお薬ちょーだい。」
男1「結果がすべてだ。むしろお前のせいで予定が狂っちまった分、損失だな。」
男2「この損失はだれが埋めてくれるのかなー?」
鯨木「べ、別に悪気があったわけじゃないしいいじゃない。」
男2「悪気がなければ何をしてもいいんですかー?人殺しても悪気がなければいいんですかー?被害者はだれが救ってくれるんですかー?責任はだれがとるんですかー?」
鯨木「なによ、そんな目くじら立てることじゃないでしょ。麻薬売ってるクズのくせに。」
男1「わかってねえなお前。オレたちは生きるか死ぬかの覚悟でこの仕事やってんだよ。どこぞのサラリーマン様みたいに定時を待ち遠しくしてる仕事とは違う。」
男2「そーそー、こりゃ温室育ちのお嬢さんにはちょっくら教育してやらないといけないみたいだな。」
鯨木「な、なにするつもり?あんたたちなんて警察呼べばあっという間に捕まっちゃう程度の下っ端のくせに。」
男1「そうだな、お前さんの言うとおりオレらはトカゲのしっぽ程度のクズどもだ。だがな、いやだからこそ、お前みたいのに舐められるわけにはいかないんよだ!」
男たちは鯨木さんをソファーに押し倒し、無理やり服を脱がし始めた。
手際よく服は脱がされあっという間に下着姿にまでされてしまった。

鯨木「こういうことはしない約束だったじゃない!このうそつき!」
男2「うそつきはお前だろ?女を連れてくる約束はどうしたんだよバカ女さんよぉ。」
鯨木「別に今日じゃなくてもいいじゃないの。」
男2「オレらは”今日”連れてくるって聞いてたんですがー。で、今日中に連れてこれるんか?」
鯨木「今日は・・ちょっと無理。」
男2「ちょっとだろうがなかろうが無理なんだろ?このうそつきが!」
鯨木「そ、そんな言い方ないじゃない・・私だってがんばったんだから。」
男2「オレらも手を出さないように今までがんばったわー。でももう無理だから。」
男がブラとパンツも脱がしてしまい、鯨木さんが丸裸にされてしまった。
白くて長い手足が男たちの黒さと対照的で綺麗だった。

鯨木「こんなことしたら絶対ただじゃすまないからもうやめましょう。今なら警察には黙っててあげるから、ね?」
男1「残念だがお前は警察へはなにも言わない。」
鯨木「殺すの?」
男1「まさか。お前の欲しがってた薬を打ってやるだけさ。」
鯨木「薬漬けにするってわけ?あんなの我慢すればどうにでもなるから。」
男1「威勢がいいな、なら遠慮なく。」
男が鯨木さんの大事なところに直接注射する。
・・腕に注射されるだけでも痛いのに、あんなところに注射されて大丈夫なんだろうか?

鯨木「なによ、ちょっと気持ちいいだけじゃない。私がここから出たらすぐに警察へ行ってやるんだから。」
男1「好きにしろ・・おいお前ら手伝え。」
男の声に他の男も動き出す。
あっという間にカメラや照明が用意され、多分あれだ、AVの撮影?みたいな感じになった。

男2「ごめんな待たせちゃって。おまんこうずいてしかたなかっただろ?」
鯨木「そ・・そんなわけ・・ないじゃない。」
抵抗する声が弱々しい。見ると鯨木さんの座ってるソファーは愛液でかなり濡れていた。
女の子ってこういうものなの?それともこれが麻薬の力?

鯨木「あっ・・はぅっっ。」
男が鯨木さんのマンコにチンコをこすりつけると、鯨木さんから我慢しきれない声が漏れだした。
ずぶずぶ・・男のモノが少しずつ入っていく。

男2「女に生まれてお前幸せものだよ。これから最高のセックスを味わえるんだからな。」
パァンっ・・一気に男のモノが奥まで挿入された。

鯨木「はうぅっっっっっ。」
男2「軽くイったな。どうだ、チンコ気持ちいいだろ?」
鯨木「はぁ、はぁ・・ば、バカ言わないでよ。あんたの粗チンなんかがいいわけないじゃない。」
男2「そうかい、ならその粗チンの良さを教えてやるよ。」
パンっパンっパンっパンっ・・。

鯨木「あっ、あっ、あっ、んー。」
男3「オレの粗チンも相手してくれよ。ぺろぺろ舐めてくれるよな?」
鯨木「はぁ、はぁ・・あむっ。」
男3「いきなり咥えるとは粗チンが大好きなんですかー?」
男2「ずいぶんでかい粗チンだなそれ。」
男3「お前のと同じくらいだからな。いやはやこいつの彼氏はどんだけでかいマラをもってんのやら。」
男1「携帯に彼氏の写真あるぞ。お、ハメ撮りもしてやがる。いやーチンコでかいでかい(笑)」
男2「粗チンでごめんねー。やめちゃおっか?」
鯨木「ぷふぁ、だめ、だめ、やめないで!」
男2「粗チンは嫌なんだろ?」
鯨木「ごめんなさい粗チンじゃないです。彼氏のより大きくて硬くてすごく立派ですっっ。」
鯨木さんは必至になって男のモノを欲しがる。
女の子ってこんな簡単に快楽へ・・男の思い通りになるものなのか・・。

男2「ならその立派なチンコから精子出してやるからなっ。く、中出しだ!」
パンっ、パンっ、パンっ、パンっ、パンっ、パンっ、パンっ、パンっ・・。

鯨木「あぅっ、あぅっ、あっっ、もうイっちゃうぅぅぅっっっっぅ・・。」
ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ、ドクンッ・・。
ビュルビュルビュルビュルっ・・。
びくんっ、びくんっ、びくっ、びくっ・・。

kuziragi

鯨木「精子いっぱいすごいぃぃ。」
男4「まだ終わりじゃねえからな。ここにいる全員満足させてもらおうじゃねえか。」
鯨木「はい。もっとセックスセックスセックスしてくださいっ。」

・・
・・・・

まさかこんなことになってたとは・・今まで普通にこの通り歩いていたけど、実は危ないとこだったのか・・。
最後まで見れなかった。
鯨木さんが男のやりたいように犯され喜んでる姿なんて見てて辛かった。
”薬”は本当に人を変えてしまうのか・・。

にしても、建物の中で何が起きているかなんてわかんないもんな。
壁という壁を全部透明にすれば安全・・ってんなわけないか。泥棒が歓喜しそうだ。
プライバシーの問題もあるだろうし。
はぁ・・もう何を信じていいかわからないよ。

もし、もしだよ。俺がブローチを見つけてなければ十河さんもあの中に入っていたのかな?
そしてそれは俺が過去に来る前の世界で起きていた出来事・・なんでこの国の治安がいいとか平和とか言えるんだろうな。
危ないことだらけじゃないか。それとも他の国はそれ以上にひどすぎるの?
・・今日はもう帰ろう。
にしても過去を変えまくってるけど・・一体この世界はどんな未来につながるのだろうか?

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