同僚「こっちにいい店があるんだって。」
直「俺あんまそういう店は行かないんだけどなぁ・・。」
学校を卒業した俺は、社員100人くらいの中小企業に就職していた。
なんでこの会社にしたかって言われても、とりあえず就職活動したらとりあえず受かったとしかいいようがない。
別にやりたいことがあるわけでもないし。
今年で既に30。結婚もしていなければ女性と付き合ったこともない。
風俗も今まで行ったことない。
女性に興味が無いわけじゃない。エロビデオ見ながら自分で週に1,2回はヌイている。
ただ・・なんだろうな、積極的に付き合おうとしないんだ。
多分俺みたいなのが草食系男子って言うのかもしれない。

同僚「お、ここここ。綺麗なねーちゃんがキスしてフェラしてくれるんだぜ。んで30分6000円、安いだろ?」
直「俺は相場なんて知らないし。」
同僚「キス無しなら別の店で5000円ってとこがあったんだけど、そっちが良かったか?」
直「元々あんま気乗りしてないしどっちでも。」
同僚「行ってみれば気に入るって。デブとかブスはいなかったから。胸大きい子も結構いるし。」
そーですか。
俺はこういうことにはなんか覚めてるんだよな。
男として良くないんだろうけど、盛り上がる気分になれない。
がちゃ。

店員「いらっしゃいませ・・あ、いつもありがとうございます。」
同僚「おーっす。オレはいつもので。こいつは初めてなんでいい子あてがってやって。」
店員「かしこまりました。」
先に同僚が店員に案内され、そのあと俺も個室(と言うか部屋を低い壁で区切った感じな狭いところ)に案内された。
・・で、どうすりゃいいんだ?
案内されている途中、他の個室が丸見えだったけど、女の子がフェラしていたな。
待ってれば女の子が来るのか?それとも30分放置?そりゃ斬新だ。

ミー「こんばんはー初めましてー。ミーって言いまーす。」

mee


直「あ、どうも初めまして。」
やってきた女の人は、金髪の綺麗なお姉さんだ。
猫のコスプレしてるみたいだけど、胸とか股の・・大事なところが丸見えになってる。
胸大きいし超綺麗・・なんでこういう人がこんな・・って言ったら失礼かもしれないけど、身体を売るような仕事しているんだろう。
あーもちろん綺麗な人の方が向いてる仕事だろうけどさ。

ミー「ふふふ、そんなかしこまらなくていいですよ。こういう店なれてない?」
直「は、初めてです。」
ミー「そうなんだー。じゃあミーちゃんが色々気持ちいいこと教えてあげるね。」
と、言われましても、既に下半身が気持ちよくなっているんだけど。
話しているだけでビンビンになるなんて、これは確かにハマる人がいてもおかしくないな。
ミーさんはほほ笑むと、俺にキスしてきた。
ああ、キスもしてくれるんだったっけ。ここ。
10秒?15秒くらいかわからないけど、それくらいの間、舌を絡ませて唾液の交換をした。

ミー「どう、気持ちいい?」
直「き、気持ちいいです。」
ミー「あまりキスも慣れてないね。もしかしてファーストキスもらっちゃった?」
直「あ、いえ。2回目、です。」
そういや学生時代、倉崎さんにしてもらったのが最初だったな。

ミー「そうなんだ〜、彼女さんと?あ、ちょっと腰浮かせてもらえるかな。」
ミーさんは話しながら俺のスラックスとパンツを脱がせようとする。

直「あ、えーと、彼女じゃなくて、部活のマネージャーさんに。」
ミー「えーどういう関係だったのー?」
パクっとミーさんの口が俺のを包み込んだ。
うわ、これは・・新感覚。なんかこう、生き物に包まれているようなーってそのままだ。

直「いや、その、関係と言いますか、ちょっとボヤ騒ぎが学校であって、その関係でちょっと・・。」
我ながら意味不明な説明だ。これでわかるやつがいたら500円玉を投げて”ぜになげ!”って叫んでやるよ。
あーでも女の子の口って気持ちいいんだな。ハマる気持ちがわかるわー。

ミー「・・」
直「あれ、なにか?」
ミーさんが俺のを加えるのやめて俺の顔を覗き込んだ。

ミー「もしかして、志賀くん?」
直「え、そうですが、え?」
ミー「覚えてないかな?倉崎美歩だよ。野球部のマネージャーだった。」
直「え!?あの倉崎さん!?」
俺が大声あげたからか、ボーイの格好をした人がこちらをのぞきに来た。
ミーさん・・いや、倉崎さんが”ごめんねーなんでもないからー”って追い返した。

倉崎「先に一回イっとこうか。」
倉崎さんがウィンクすると再び俺のモノを咥えて・・さっきより激しくしごいてきた。
んっ、ぅっ・・と倉崎さんの声が漏れ、俺のモノを刺激していく。
あ、イキそうっっ。
どくんっどくんっどくんっ・・どくっ、どくっ・・。

倉崎「んんっっ!」
俺は倉崎さんの口の中へ精子を出した。
いきなり出しちゃったけど大丈夫かな?まあ気持ちよすぎて告げる暇なかったけど。

kurasaki


倉崎「あはっ、たくさん出したね。気持ちよかった?」
直「うん・・すごく良かった。」
倉崎「にしてもあの志賀くんに会えるなんて驚き〜。」
直「俺も驚いたよ。倉崎さんいきなり転校しちゃうからさ、どうしたのかと思ってた。」
倉崎「ごめんね、色々・・あったんだ。」
直「やっぱりあの用務員関係で?」
倉崎「うん。エッチしてたのが親にばれちゃって。」
直「それで引っ越しを?」
倉崎「というか、学校へ苦情入れたらね、うちとかパパの仕事先とかへ嫌がらせされるようになって・・」
倉崎「あと・・ママが知らない男たちに襲われたり・・それで・・。」
驚いた。あの頃そんなことが起こっていたなんて。

倉崎「引っ越した後で妊娠してたことがわかったりとか大変だったなー。毎日クソ用務員のおもちゃにされてたからしょーがないんだけど。」
直「・・」
俺は、引っ越した理由はそれなんじゃないかって思ってた。
そっか、引っ越した後でわかったのか。今さら知ったところでどうというわけでもないんだけど。

倉崎「そっからもう人生無茶苦茶だよー。ずっとこういうお仕事してる。」
直「聞きたいんだけどさ、あのころ退学になるのすごく嫌がってたけど、用務員になにかされる前に転校とか出来なかったの?」
倉崎「・・うちの親、夫婦仲悪くて・・わたしが入学する前からちょっとなんかあったらだけで大喧嘩。で、私が卒業したら離婚するとか言ってたの。」
倉崎「学校やめたらパパとママ離婚するんじゃないかって思っちゃって・・だからどうしてもやめたくなかったの。」
直「そうだったんだ・・。」
用務員が現れる前までは楽しくやっているように見えたけど、悩んでいたんだな。
だれにも相談できず、だからといって自分でどうにかできるはずもなく。

倉崎「あーあ、あの頃に戻れたら良かったなー。」
直「もし戻れたらさ、どうしたい?」
倉崎「んーそうだねー、引っ越しの時にタンスの裏から昔隠したお年玉が見つかったの。戻れたらそのお金で新しい服を買いたい。」
直「え、せっかく戻れてそれ?」
倉崎「・・戻れるわけないじゃん。みんな未来の方を向いて生きていくしか出来ないんだから。」
直「・・」
そうだよな・・変に期待持たせちゃっても辛いだけか。
過去に戻ることなんてできっこない。だからみんなその時その時を一生懸命に生きている。

直「倉崎さん、今は幸せ?」
倉崎「ぜーんぜん。嫌なことばっか。」
直「な、なら・・その、お、俺と一緒の人生を歩んでみない?」
倉崎「・・」
倉崎さんがぽかーんって顔をしてる。
いきなり、こ、告白しちゃったけどまずいかな。倉崎さん仕事中だし。
・・時は戻らないけどまたあの頃の気持ちでやり直せるんじゃないかなって・・倉崎さんと一緒ならそれができるんじゃないかって、そう思うんだ。

倉崎「んーごめんね、実はわたし・・結婚しちゃってるんだ。」
直「あ・・そうなんだ。ごめんいきなり変なこと言って。」
玉砕した。
同い年だから倉崎さんも30だよな。それでこれだけ綺麗ならそりゃ男が放っておかないか。

倉崎「ううんいいよ。お客さんから告白されるのって珍しくないから。」
直「そうなんだ。」
倉崎「まーもてる子ともてない子の格差はあるけどね。」
ちょ、ちょっとそのへん興味あるかも。

倉崎「あーあ。志賀くんが旦那さんだったらよかったのになー。」
直「でも俺稼ぎ少ないけど。中小企業勤めだし。」
倉崎「会社の99%が中小零細なんだから別に普通でしょ。それともうちの旦那みたいに借金作ったりしてるの?」
直「借金?してないよ。クレジットカードも使ったことないし。」
倉崎「それってすごいことなんだよ。もー借金の利息ってバカ高くて超怖いんだから!」
直「複利計算だもんね。雪だるま式に増えるって聞いたことあるよ。」
倉崎「そーなの。旦那が借金してわたしがフーゾクで働いて返す。もーその繰り返し。」
直「さ、さすがにそういう旦那とは別れたら?」
倉崎「・・まーねぇ。でも結婚して愛を誓っちゃったんだもん。ダメ男だからって簡単に捨てるわけにはいかないの。」
直「お・・俺なら倉崎さんをもっと幸せにしてあげられるから!」
倉崎「んー、じゃあまた来てわたしを指名してね。はいこれわたしのカード。」
渡されたカードには”ミーちゃん”の名前で簡単な自己紹介や出勤日について書かれてあった。

倉崎「ごめんね、もう30分だから今日は終わり、ね。」
・・あっという間な30分だったな。
俺が店から出ると同僚が待っててくれた。

同僚「どうだった?」
直「驚きの連続だった。」
同僚「そうだろそうだろ。やっぱキスしてくれるのはいいよなぁ。今日の子は当たりだったし、なんと18の子にしゃぶってもらったんだぜ!」
直「そっか、それはなにより。」
同僚「ユミちゃんって言うんだけどな、ユミちゃんお父さんの借金を返すために働いているそうだ。く〜オレは健気なユミちゃんに惚れた!また通ってあげるつもりだ。」
・・そういうのって、客を同情させてリピーターにする風俗嬢のテクニックだって以前テレビで見たことある。
確かそのあと客が300万くらい騙し取られてたような。

同僚「いつかユミちゃんを風俗なんていう牢獄から助け出してみせる。そしてお礼に・・ふははやっぱ風俗は最高だなぁ!」
盛り上がっている同僚を横目に、俺は倉崎さんのことを考えていた。
あれからずっと苦労してきたんだな・・。
俺に出来ることってなんだろうな・・通うことくらい?
過去に戻れるわけじゃないし、旦那が借金作るのをやめさせることなんて当然無理。
昔は幽体離脱で舞い上がってた頃もあったな。なんでもできるみたいな気持ちになって・・。

同僚「・・おい黙ってんなよ。お前だってやりたいだろ?」
直「え、なに?幽体離脱?」
同僚「は?違うって、やりたいと言ったらもちろん風俗嬢とセックスだろ。」
直「あーまあなぁ。」
同僚「生返事しやがったなこの。で、幽体離脱がどうかしたのか?」
直「いやさ、過去を取り戻したいって思ってな。」
同僚「ああそういや幽体離脱で過去に戻れるなんて話があったっけ。」
直「そんなのあるのか?」
同僚「ネットで。どう考えてもガセだろうがな。」
ネット(笑)かぁ。そりゃあガセネタだな。
まあダメ元でやってみるか。

・・
・・・・

家(アパート)に帰った俺は早速パソコンを開いて検索してみた。
もし本当に過去に戻れるなら願ったり叶ったりだ。
で、調べてみたんだけど・・。

感想:意味不明な妄想話しかなかった。

参考になりそうなものは無かったな。
なにせだれも過去に戻ったことを証明できなかったんだから。
あーあ、無駄な時間を過ごした。風呂入って寝よう。

・・・・

・・風呂入って布団に入ったんだが、俺の中で一つの理論が編み出された。
確か光の速さを超えれば過去に戻れると聞いたことがある。
そして幽体離脱中は結構早く移動できる。
もしかして幽体離脱して超光速移動をすれば過去へ行ける・・かも。
信号機で止まらなくていいし、一方通行を逆走してもぶつからない。
行けるか?

俺は十年以上ぶりの幽体離脱を試みてみた・・が、そのまま眠ってしまった。

・・
・・・・

目が覚めると俺が住んでいるアパートでなく、昔住んでいた家にいた。
まさか・・え、幽体離脱していないのに過去に戻れた?
ご都合主義にしか思えないけど渡りに船だ。この状況を最大限利用して倉崎さんを助ける!
俺は制服に袖を通し、かばんに授業で使う教科書やノートを入れ、気合いを入れる。

世の中には数えきれないくらいの不幸がある。
俺がすべての不幸をなんとか出来るとは言わない。だけど、せめて俺の周りにいる人の不幸は取り除いて見せる。
これまたご都合的に記憶は残ってる。
今の・・大人の俺ならできる。さあ行くぞ!リアル身体は子供、頭脳は大人なパワー全開だ!

・・
・・・・

更科先生「はーいみんなおはよう。入学して二日目だけど学校は慣れたかな?」
ん?
ホームルームの時間なんだけど・・え、入学して二日目?
あれ、もしかして・・戻りすぎた!?
・・えっと、どう始末つければいいんだこれ?
ボヤ事件は来年の話なんだけど・・え?え?

現実って、だれにとっても都合よくできていないよな。
だから作り話(小説)が無くならないんだなきっと。

・・・・

はぁ〜どうしたもんか。
昼休みになったんだけど、問題が2つあることがわかった。

1つは俺の目的でもある倉崎さん救出、それが来年に起きるってことだ。
ぶっちゃけ空き教室で倉崎さんと話したのを用務員に聞かれたのがまずかったんだし、そこだけ回避すれば解決するんだよな。
あとは倉崎さんといちゃいちゃすればいいだけだし。

2つ目は学校の授業がむずいことだ。
やべーもうだいぶ忘れたよ。特に数学!
こっちの方がむしろ深刻かも・・だれか助けて下さい。

もし俺が主人公だとしたらここでかわいい女の子が助けてくれるはずだ。
昔読んだライトノベルだと(なぜか)女の子が助けてくれるのが定番なはず!

先輩「ふははは、新入生の諸君おはよう!」
見るからに上級生風な人が教室に入ってきた。

先輩「うむみんないい顔をしている!我が応援団ではキミたちのような若者の参加を切に願っている!練習はきついが充実しているぞ!」
あーそうだった。俺はこれを聞いて”楽な部活に入ろう”って決めたんだ。
まあ入った陸上部は全然楽じゃなかったけど。

先輩「今なら豪華特典付きだ!入団したい者は担任の先生にそう告げてくれ!応援団はいつでも男女問わず募集してる!!」
そう言って先輩は去っていった。
他のクラスも回るのか。大変だな。
でもまあ部活は必ずどこかに参加しないといけないんだよなこの学校・・どーすっか。
ぶっちゃけ陸上部だけは勘弁してほしい。
楽じゃなかったもーん。

クラスメイト「なあお前応援団入る?」
直「きついとこには入りたくないよ。」
クラスメイト「だよなぁ。やっぱかわいい子の多いとこがいいよな。」
かわいい子!
同意。やっぱ水泳部とかチア部とか新体操部とか理想かなー。
まあチアは女子限定だけど。
余談だが、チアボーイというのが存在するらしい。
需要あるのか知らないけど・・ちなみにうちは応援団が男、チアが女って感じで区切られてる。
まあ応援団は女子も入れるけど(もちろん入団する女子は極めて稀である)

直「お前はどこ入るつもり?」
クラスメイト「オレ?オレは茶道部かなー。大和撫子って感じのおしとやかな女子がたくさんいる気がするだろ?」
俺にもそう思っていた時代がありました。
実際は女子の喋り場みたいな感じで、おしとやかとは無縁な世界だと思い知らされたよ。
とはいえ・・夢を壊すのも悪いよな。

直「ああ、俺もおしとやかな女子がたくさんいると思うよ。」
クラスメイト「だろー。告白されたらどうしようか迷うぜ。」
ははは、1年の頃は愉快なクラスメイトがいたんだな。
とりあえずまあ、おっさんくさいとか言われないようにしないとな。
10年以上のブランク・・埋められるか?

・・
・・・・

とりあえず入る部活を探して文化部部室棟へやってきた。
合唱部は音楽室、料理部は調理室など特別教室を部室にしている部もあるが、大抵の部はこのあたりの教室を使っている。
えーと、ゲーム部に鉄道研究会、段ボール研究会に宗教研究会。
研究会ばっかだな。というか宗教研究会なんてあったんだ・・なにするんだ?

まあいいか、他には職業研究会、第二ゲーム部、第三ゲーム部、第四ゲーム部・・ゲーム部多すぎ!
漫画部、七不思議研究会、呪い部、幽体離脱研究会。
幽体離脱研究会か。なんか俺にぴったりな部活だな。
ちょっと覗いてみるか。
ギィィ。

その時、隣の呪い部の戸が開いた・・呪い部?
危なすぎだろそれ。ま、まあ呪いなんて存在しないけどさ。
呪い部から出てきたのはローブを着た女の子だった。

zyumi


?「・・悪魔・・。」
バタン。
そしてまた呪い部に戻っていった。
俺のこと悪魔って言った?
それとも勧誘してるつもりとか?
どちらにしてもだ、関わらない方がよさそうだな。
そんなことより幽体離脱研究会だ!

?「そこな少年!もしかして新入生かい!?」
今度は後ろから話しかけられた。

直「はいそうですが。どちら様ですか?」
振り向くと髪の長い女子生徒がいた。
女の子というには少し大人な感じだ。

asayama


?「あたしは情報処理技術部の部員さ。少年が入ろうとしたとこは変なのが多いからお勧めしないよん。」
直「ご丁寧にどうも。じゃあ隣の呪い部なんてどうですか?」
?「そこはかわいい子がいるからある意味お勧めよん。呪い返しには気をつけなよ少年!」
はぁ。
基準が微妙な気がする。どこまで信じていいのやら。

?「おやー、気に入らなかったかい?若い青少年はかわいい子を求めていると思ったんだがねー。」
直「30くらいまでなら許容範囲です。」
?「ぶはっ、年上好きだったかー。こりゃまいったねー。」
直「下は10くらいまでならOKです。」
?「そりゃまずいって。11歳以下に手を出すのはペドフィリアと言って犯罪&軽蔑の対象だよん。」
”○○よん”って言うのは口癖かな。
現実でこんな変な口癖使う人いるとは・・この人が一番おかしいんじゃ・・?

?「女の子に手を出すなら12歳からにしときなよんっ。」
直「わかりました気をつけます。」
実際のところ、18歳未満の男女とはエッチなことしちゃいけないんだけどな。
条例で決められちゃったからなぁ。

?「うんうん若い子は素直なのが一番!そんな少年にスペシャルアドバイスだ!」
直「はぁ。」
?「情報処理技術部はまだ少年を受け入れる余地がある!今なら超お得な特典付きで入部可能だよん!」
直「あ、すみません5時間目の授業がありますので。」
?「ちょ、ちょ、ここは素直に入部するとこじゃないかね?」
直「なにする部活なのかもわからないのに?パソコンのブラインドタッチでも練習する部活ですか?」
?「ふっふっふっ、パソも使うが我が部の目的は学校の秘密を収集し必要とするところへ提供することさ!」
直「盗聴盗撮部ですね。そろそろ失礼します。」
?「ちょっと待ってなー。今ならスペシャルなTOKUTEN付きで入部できてお得だよん。」
直「はぁ、どうお得なんですか?」
怪しい部活に入ったら俺の学園生活壊れるって。

?「・・うちの部に入ってくれたらね・・超気持ちいいこと教えてあげるよん。」
超気持ちいいこと?
ごく・・それってつまり・・エッチなこと!
この先輩が犯らせてくれるとか?もしくは口で・・。
いやいや学生だし健全にキスしてくれるだけかも。まあそれでも嬉しいよなうん。

直「是非入部させてください。」
?「そうそう少年は素直が一番。はいじゃあ入部届書いて。」
親切にボールペンも貸してくれた。

直「はい書きました。で、超気持ちいいことを教えてくれるということですが・・。」
わくわく、わくわく。

?「うん。実はね・・蚊とかに刺されたりするとかゆかったりするっしょ?」
直「え、あ、はい。」
?「最近だと爪でペケをつけるといいなんて言うけど、我慢せずに思いっきり掻くと超気持ちいいよん。」
直「・・・・で?」
?「人によっては首とか背中とか、お風呂入って濡れた腕とか掻いてるともうやめられなかったりするよん。」
直「ああ、入部は無かったということで。」
?「ちょっ、それはあんまりじゃないかい!?」
詐欺の方がひどいです。
純真な少年を騙すなんて死刑モノですよ。まあ俺の中身は30のおっさんだけど。

直「じゃあそういうことで。」
?「ちょ、ちょ、ちょっと待つよん。少年はスパイに向いてるっ。ね、ね、そう思うでしょ!?」
あー秘密の収集ってまあスパイ活動か。
・・待てよ。幽体離脱できる俺はスパイに向いてると思えないか?
むしろ適職と言っても過言じゃないかも。

?「少年、スパイはこの情報化社会でもっとも重要な職業の一つと言っても過言ではないよん。」
?「映画のような危険があるとは限らないんだ。合法的に情報を収集するスパイもいる。」
直「じゃあ入ります。」
?「よーく考えて・・入る!?」
直「もしかしたら向いているかもしれませんからね。やめるにしても試してみてからでも悪くないかと思いました。」
?「あーっはっは、やったー初部員ゲットー。おい午後ティー買ってこーい。」
直「なんか辞退したくなりました。」
?「じょ、冗談やん。あたしが午後ティー買ってきましょうか?」
直「自分で買いますって。じゃあ入部手続きはそっちにお任せします。そろそろ昼休みも終わるし教室戻ります。」
?「おけおけ任しといて!早速今日の放課後キミのクラスに行くね!」
直「部室とかは?」
?「あははー、実はまだないのん。部員が10人になったら部室くれるってさ。」
直「今何人なんですか?」
?「ふったりー!」
つまり・・俺たちしかいないわけですか。そういや初部員ゲットとか言ってたなぁ。
やっぱ早まった?

・・
・・・・

情報処理技術部(面倒だからスパイ部って呼ぶことにする)の先輩は朝山(あさやま)さんと言うそうだ。
放課後来たら活動実績とか過去のスパイ情報とか聞いてみることにするか。

朝山「やっほほーん。少年待ったかい?」
直「いえ別に。俺は活動に合流って形になるんですよね。今はどのような秘密を探しているんですか?」
朝山「特には。」
直「ん?」
朝山「いやーだって秘密なんてそうそうないしー。むしろどうすればいいか教えてほしいくらいだよん。」
こ、この部活大丈夫か?いやむしろスパイ活動が行われていないのは平和だからか?
秘密・・ねえ。

直「校長先生や教頭先生の秘密を探るってのはどうです?学校操れますよ。」
確か用務員が校長先生と教頭先生の秘密知ってるみたいだったからな。
存在しないものを調べるのは難しいけど、あるってわかっているなら目星つけれるし。

朝山「しょ、少年は意外と恐ろしいことを平気で言うさね。人の秘密探るなんていけないことだよん。」
直「・・なに部だよここ。」
慈善事業でも始めた方が性に合ってるんじゃないか?

朝山「だってー、スパイってかっこいいじゃん。」
直「もしかして、かっこいいからスパイやってるの?」
朝山「違うよ。あたしは正義のスパイになりたいの。悪人の秘密を暴き白日の下に晒す、そんなスパイに!」
直「新聞部へGO。」
朝山「スパイがいーの。それに新聞って○国や○国の広報誌だし。」
・・なんというか、ネットの話を鵜呑みにした人っぽいな。

直「あー朝山さん。それ俗説だから。」
朝山「でもでも、どこの新聞社だよって突っ込みたくなるような記事しょっちゅう書くじゃん。」
直「あれは商売。スポンサーが書けって言えば書くだけ。別にスポンサーが○メリカなら○メリカ礼賛するし、○ティモールがスポンサーなら○ティモール礼賛記事が増えるだけ。」
朝山「スポンサーって金だす人やん。金さえ払えば記事をゆがめたりするの?」
直「もちろん。まさか慈善事業で新聞業やってると思ったの?」
朝山「それじゃあなにを信じたらいいかわかんないよん・・。」
直「自分を信じなよ。若いうちは挑戦的になり、年をとったら保守的になるのが多くの人間だ、今はやりたいことをただ進めばいい。」
朝山「・・しょ、少年は大人っぽいこと言うんだね。」
あはは、まあ30年は生きてきたからね。

朝山「やりたいこと・・うんあたしは正義を貫く!悪人を探そう!」
悪人ったって、大抵は捕まっちゃうからね。パチンコ屋でも調べる?
っと、そういやいたなぁ悪人・・あの用務員が。

朝山「少年の周りで悪人に悩まされている人はいないかい?」
あの用務員は危険すぎる。さすがに朝山さんの耳には入れられないな。
他に悪って言ったってなぁ・・倉崎さんの両親離婚問題・・これも悪とは違うか。

?「あのー、だれか私のブローチ知らない?」
ブローチ?
クラスメイトの十河(そごう)さんだ。

朝山「事件!?詳しく聞かせて。」
十河「うん。5時間目の体育の時、ポーチを机の上に出しっぱなしにしちゃったの。戻ってきて財布が無事だったから大丈夫かなって思ってたら・・」
朝山「放課後になってブローチが入ってないことに気付いたわけね。」
十河「そうなの。財布も中のお金もとられてなかったのに・・」
朝山「高いブローチなのん?」
十河「ううん。1500円くらい。」
朝山「なるほど・・少年、今ならまだ罪は軽いよん。」
直「勝手に犯人にすんな!」
朝山「冗談冗談。ここはあたしたちの出番だとは思わないかい?」
直「思いません。警察か探偵の仕事ですよこれ。」
スパイの仕事とは思えない。
そういや入学当初こんなこともあったっけ。
クラス中を探しても見つからなくて、結局見つからないままだったな。

朝山「ちっちっちっ、それは違うよ少年。だれか盗んだ奴がいる。つまりそこにいるのは悪人!ほらあたしたちの仕事やん!」
全然違うと思うけど、これは止められそうにもないな。
ま、用務員よりは安全か・・ん、そういやあの用務員、空き教室で盗んだ笛に何かしようとしてたっけ。
まさかこれを盗んだのも・・だったら超やばい。

朝山「ようし、早速調査開始やん!」
直「あのー朝山さん提案なんですが。」
朝山「何かね少年。」
直「まずは手分けして探しませんか?二人で同じ場所探すよりも効果的でしょう?」
朝山「ん、まあそうだけど・・まずはこの教室を調べるんじゃないかい?」
あ、そういやそうだよな。
以前の時、十分というくらい探したから必要ないって思ってしまった。
無駄だとわかっていてもここは調べておいた方がいいな。

・・
・・・・

教室を調べた結果、当然見つからなかったので(盗まれたと仮定して)犯人探しをすることに。
ちなみに十河さんは帰った。
俺は朝山さんと分かれてすぐトイレに直行。
幽体離脱をすれば安全に用務員室へ忍び込めるだろう。
十数年やってなかったから上手くできるか心配だったけど、超久々に幽体離脱成功!

さあ用務員室へ突撃ーーーーーーーーぃ?
用務員室が無い!
いや具体的に言うと、ただの空き教室になってる。
あれ、つまりどういうことだ?
えーと・・まさか、まだあの用務員来てない?

ほんとーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーに過去へ戻りすぎたな。

となると手がかりなしということに・・うーん困った。
○ナンくんならどうするかな・・。
とりあえずその辺をさまようことに。
廊下を漂い調理室を漂い体育館を漂い女子更衣室を・・いやいや行ってない行ってない。
で、部室棟へ。
こんなところにブローチ盗む奴なんていないだろうな。
財布をとらずにブローチだけ盗るなんてそんなことしても意味な・・・・あ。
呪いに使うなら財布よりもブローチとるよな。
呪い部・・うーん関わりたくない。あとにしよー。

ん?
なんか男子生徒がこそこそ部室の中に入っていく。
怪しい!もしかしたら女子の持ち物をオークションしているのかも!
いや写真かもしれない。
もしそうなら俺も買おうっと。
・・って、応援団の部室だ。
普段グラウンドや体育館使って練習してたけど、部室もあるんだな。
男の巣窟だし怪しさ十二分、さあ突撃だ!

・・
・・・・

男子団員「やめろ、やめてくれぇ!」
女子生徒「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっっ」
部屋の中では二人の学生が組み敷かれていた。
一人は男子生徒。三人の生徒に身体を抑えつけられ身動きできなくされていた。

そしてもう一人は女子生徒。先ほど悲鳴を上げた女生徒だ。
身体を抑えつけられ服を脱がされている。

団長「貴様は団で禁止されていた男女交際を行った。今から罰を受けてもらう!」
団員1「このおっぱいを独り占めしてたのか。くそっ、なんて柔らかさだ!」
団員2「信じられない裏切りだ。早くスカートも脱がそうぜ!」
団員3「まったく仲間が変態だとは思わなかった。マンコ見せろよマンコ。」
女子生徒「いやぁ・・お願いします許して下さい・・。」
男子団員「やめろよ!彼女は関係ないだろ!」
団長「いいや、貴様が団を裏切ったのはその女狐に誘惑されたからだ!よって女狐に罰を与える。異論はないな!」
団員1「ありませんっ。」
団員2「ありませんっ。」
団員3「マンコっ、マンコっ!」
団長「判決を下す!我々が女狐に性教育を施し、我ら団員への誘惑を防ごうではないか!」
団員1〜2「うおおおおおおおおおおおおおおおおおお」団員3「マンコ!マンコ!!」
な・・なんなんだここは?応援団の部室・・だよな?
一応外に出て確認してみるが、確かに応援団の部室だった。

団長「さあ新入団員たちよ、その女狐に罰を与えるのだ!」
団員1「オス!一番手行きます!ウオオオオオオオオオオオオ!!!」
新入団員の一人が顔を真っ赤にしながら自分の制服を引きちぎった。

団長「思いのたけをぶつけてこい!」
団員1「オス!」
新入団員が女子生徒の中へギンギンになったモノをねじ込んだ。

女子生徒「いやーーーーーーーーーーーっっ」
団員2「うわグロっ。」
団員3「ま、マンコから血が・・。」
結合部からは血が垂れていた。
これは・・処女だった?

男子団員「うわああああああああああああああああああああああああっっっ。」
団員1「もしかしてオレ処女もらっちゃった?え、あれいいの?」
団長「迷うな!男から迷わず進め!」
団員1「お、オス!」
ズンっ、ズンっ、ズンっ、ズンっ、ズンっ、ズンっ、ズンっ、ズンっ!

女子生徒「んあっ!?痛い痛い!」
団員1「すげえっ、オナニーと全然違う!」
団員2「早く変われよ!次オレ犯るから!」
団員1「すぐイクからちょっと待って・・もうイキそ・・んんっっ!」
ビュルビュルビュルっ・・ビュッ、ビュッ、ビュッ、ビュッ・・。

shirayuki


団員1「んん・・すげえチンコが包まれて・・最高。」
女子生徒「あ・・あ・・ひどい・・。」
団長「よくやった!見事”男”になったな。」
団員1「団長、オレ、オレ応援団に入れて感激です!」
団長「うむ!さあ他の者も続け!みんな”男”になるがよい!」
団員2「オス!」
団員3「マンコ!」
く・・狂ってる・・。
この部屋に来たのは間違いだった。
そういえば応援団の人がうちの教室に来た時、入団すれば豪華特典が付くとか言ってたっけ。
それってもしかしてこれか?
・・応援団・・入っとけばよかったかな・・もしかしたら俺がこの子の処女をもらえたかもしれないし。

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