―――もち救出大作戦?―――

瀬間「番号!」
黒田「1!」
戸矢羅「2!」
ノノ「3!」
大麦「5!」
栗本「・・」

瀬間「栗本くん、番号は?」
栗本「いや、もっと先につっこむとこがあるでしょう?」
瀬間「・・?ありましたっけ?」
黒田「ないよ。」
戸矢羅「瀬間ちゃんがないと思うならないよ。」
ノノ「見当たらないかな。」
大麦「もーまんたい。」
からかわれてるんだよなぁ。毎回俺をからかうのって、みんな打ち合わせしてやってんだろうか?

瀬間「もー、しっかりするように。今日がどういう日かわかっているのですか?」
栗本「わかってるよ・・もち救出大作戦・・を実行する日だろ。」
瀬間「この作戦は栗本くんのために行われるんですから。しっかりしてください。」
栗本「へいへい。」
事前の調査でもちが仕事をしてない日だとわかっている。

計画では、俺がもちを説得してもちから警察へ被害を訴えてもらう形らしいが・・。
数すら数えられないこのメンバーで大丈夫か?

瀬間「ではもう一度、番号!」
黒田「1!」
戸矢羅「2!」
ノノ「3!」
大麦「5!」
栗本「・・6、総勢6名です。」

瀬間「5人しかいないじゃないですか。私を入れてようやく6名になるんですよ?」
栗本「わかっててやってる?わかっててやってるよね?」
瀬間「当然。」
黒田「当り前だよね。」
戸矢羅「クズ。」
ノノ「えっと、お約束だって聞いてるんだけど・・。」
大麦「何かおかしなところあった?」
もういいです。男は俺だけだしこういう扱いになるのはわかってますよ。

今日はもち救出大作戦として、一旦戸矢羅さんの家に集まっている。
いつもは俺んちに集まるんだけど、見張られてるとまずいからってことで戸矢羅さんちになった。
メンバーは瀬間さんをリーダーとして、黒田さん、戸矢羅さん、ノノさん、あと大麦さん?って人と、あとは俺の総勢6名で行う。
大麦さんとは初顔合わせだけど、運が良ければ使えるらしい。
運が悪いと、大・暴・走・・らしいけど。

瀬間「では今日の作戦ですが、ノノちゃんと大麦ちゃんが未来を見張るので好きに動いて問題ないそうです。」
栗本「え?」
瀬間「なんですか?なにか不満でも?」
不満と言うか、それだと・・。

栗本「完全に安全じゃないそれ。未来がわかるなら失敗はないでしょう?」
瀬間「安全にことを構えることが出来る・・素晴らしいじゃないですか。問題ないでしょう。」
栗本「ほら、なんというかこう、さ、もち救出の中でピンチになって、愛の力で切り抜けるような展開がさ、欲しいじゃん。」
瀬間「はっ。」
鼻で笑われた・・。

瀬間「ピンチ?愛の力?そういうのはフィクションの世界でやってください。現実では安全に確実に、より成功率の高い選択肢で淡々と成功へ進む・・ピンチなんていらないんですよ。」
栗本「で、でもさ、多少ドラマチックな方がみんなの士気も高まるんじゃないかーってね。」
瀬間「・・みんなはどう思います?」

黒田「さっさと終わるならそれに越したことないと思うよ。わざわざ面倒起こすのって疲れない?」
戸矢羅「瀬間ちゃんの意見に反対することは許されない。」
ノノ「余計なことをすれば時間がかかるよ。時間が長引けばリスクが高まるから良いとは言えないけど・・。」
大麦「ダメ人間は遠回りがお好き。」
栗本「あれぇ?女の子は愛とかドラマチックとか好きじゃないの?」
みんなが変わってるの?俺が変わってるの?

黒田「栗本くん。別に自分が関わった他人の恋愛なんかに、愛(クスクス)とかドラマチック(プププ)とかいらないんだよ。とっとと終わらせたい。そ・れ・だ・け。」
なんか、すげえきついんですが。

瀬間「栗本くん、せっかくの休日を、こんなことで潰されるんです。みんなの気持ちも考えたらどうですか?」
栗本「えーっと、みんな嫌々手伝ってたの?」
瀬間「別にそういうわけじゃないですよね。」
黒田「うん。」
戸矢羅「うん。」
ノノ「うん。」
大麦「うん。」
なんか、気を遣われてる?

栗本「い、言いたいことがあったら正直に言ってよ。でないと俺、みんなに協力頼めないよ。」
瀬間「正直に・・ですか。ふむ、では裏プロジェクト”栗本くんに恩を売ってもちさん共々半奴隷化計画”についてお話しましょうか?」
栗本「あの、初めて聞いたプロジェクトなんですが。」
つーか、プロジェクト名が怖いんだけど。

栗本「えっと、なんか怖いことっぽいんですが?」
瀬間「そんな怖くないですよ。怖いのは最初だけ。」
うん、十分怖いです。

瀬間「簡単に説明すると、ノノちゃんが仲間を欲しがってるみたいなんですよ。私や黒田さん、奈氷見ちゃんはOKしまして、栗本くんにも協力してもらいたいなぁと。」
栗本「・・普通に頼んでよ。普通にOKするから。」
瀬間「イエ、結構危険ガあるらしいんデスヨ。ダカラ、生贄ガあった方がイザとなった時ニ便利かなァっテ。」
栗本「ふつーに、ふつーにお願いします。生贄マジ勘弁。」
セリフが途中途中カタコトでしたよ。

栗本「つーか、それマジなんですか?生贄って・・。」
瀬間「うんにゃ。ノノちゃんの件は、今朝聞いた話だし。」
栗本「じゃあ裏プロジェクトって何?」
瀬間「えへへ、今考えたの。」
・・なんじゃこのやりとりは。これこそ無駄な時間じゃないのか?


栗本「じゃーなんでみんな手伝ってくれるの?」
黒田「栗本くん、友達を助けるのに理由が必要なの?」
栗本「黒田さん・・。」

瀬間「・・・・・・・・・・一番いいセリフをとられた・・・・・・・・・・。」

瀬間さんはちょっとからかいすぎだと思います。
瀬間「あうぅ、まぁ新人の大麦ちゃんがリラックスしたところで・・」
栗本「殆ど会話に参加してないから。というかだれなの?」
ノノちゃんの知り合いらしいけど。

大麦「大麦は大麦です。大麦以外の表現方法は知りません。」
ノノ「ばかとかあるけど。」
大麦「そうでした、それがありました。すみません。」
ああ、気付かないなんて確かにそんな感じだ。

瀬間「ふふふ、なんと大麦ちゃんは異世界から来たんですよ。」
栗本「へー。」
瀬間「・・リアクション薄いですね。なんのためのつっこみ役ですか。」
栗本「つっこみちゃうわっ!あとリアクションってボケ役が派手にやるもんだろ。」
瀬間「的確なつっこみ・・さすが・・。」
何の話だよ。つーか俺がつっこむのはみんながボケるからじゃん。

瀬間「でーすーがー、もっと反応が欲しいです。」
栗本「えーと、じゃあ宇宙人未来人超能力者もいるの?」
瀬間「ノノちゃんが未来人です。やったね。」
栗本「じゃあそのうち宇宙人や超能力者も出そうだな。がんばって非日常ストーリーを過ごしてください。」
瀬間「だれが神様みたいな万能な力を持つか、そしてその人にだれが選ばれるかが鍵ですね。」
うん、まったく違う話になっちゃうけどな。

大麦「・・みなさんは、宇宙人と超能力者を御所望ですか?」
瀬間「望んでるってわけじゃないけど・・ほら、異世界人と未来人がいるなら・・こう、お約束みたいな。」
大麦「宇宙人はいます。この広い宇宙には”生物”にカテゴリ出来るものがいます。」
黒田「ちょっと興味あるね。地球侵略とかするの?」
大麦「いえ、単細胞生物ですから宇宙に出ることもありません。」
黒田「ちゅまんなーい。もっとこう、地球を揺るがす危機!みたいな話が欲しいなー。」
さすが黒田さん天文部だ。宇宙系への興味は一番だな。

ノノ「それなら、隕石や惑星衝突の方が地球の危機だけど?隕石で氷河期再び!みたいな方が宇宙人より早く来るよ。」
黒田「え?隕石?」
ノノ「約二億年生き続けてきた恐竜が滅びたのも、隕石により環境の変化だからね。恐竜よりひ弱な人間はもっと簡単に死滅するよ。」
人間の歴史は所詮数百万年だし、と付け加えた。

黒田「でもでも、人間は恐竜と違って科学の力があるよ。」
ノノ「科学(笑)」
笑われた・・。
栗本「あのー、未来人がそれ言うと怖いんだけど。」
ノノ「・・現実は都合よく出来てないの・・。」
未来で何があったんですかー?

ノノ「ボクたち人間はね、非常に危険なバランスの中で生きているの。ちょっとした環境の変化で死んでしまうよな・・どれだけ科学を極めようと小さな人の身体ではどうしようもないの。」
なんか、重い。
黒田「人間は滅びちゃうの?やばいの?」
ぽん。
大麦さんが黒田さんの肩に手を乗せる。
大麦「大丈夫。99%の人間が死のうとも、残った1%の人間がまた人間社会を形成する。」
うん、それは大丈夫ってカテゴリに入れていいか迷うね。

黒田「あう・・ノノさん、大麦さん、私たちはどう生きていけばいいのかな?」
ノノ「現実を忘れ、今を生きる。」
大麦「目をそらすことが安寧をもたらす。」
黒田「わーん、もう人間はだめなんだーーー。」
未来がわかるっていうのも一長一短だな・・。

ノノ「黒田さん、恐竜は約二億五千万年前に誕生し、約六千五百万年前に滅んだんです。約二億年生きたんですよ。まだ人間は誕生してから数百万年しか経っていません。まだまだ猶予は残ってますよ。」
黒田「まだ大丈夫なの?他の星へ移住したりできる?」
ノノ「出来ますよ。安心してください。」
黒田「うし、まだがんばる。」
よかった、ようやく収まったみたいだ。

ノノ「(ぼそっ)まあ、他の星へ移住出来るのは一部の人間だけですけどね。」
・・聞かなかったことにしよう、うん。

瀬間「はいはい、宇宙話の続きは後でしてください。早く超能力者の話へ移りましょう。」
栗本「いや、もちを救出しに行こうよ。超能力者話も余談レベルでしょう。」
瀬間「ノノちゃん、大麦ちゃん、超能力者っていますか?」
あーもう、時間ばかり過ぎてくよ。

ノノ「超能力者ね、科学を使えば可能だけど?トリックとも言うけど。」
大麦「異世界ではお手軽簡単だれでも超能力者になれる薬とかある。」
栗本「あ、それはちょっと興味あるんだけど、副作用とかない?」
大麦「ない。強いて言うなら得た超能力を失わせる薬がない。」
それはそれでまああれだけど、超能力・・こう、女の子の服を透視したり、スカートをめくらせたり出来るのかな・・わくわく。

戸矢羅「つまり、瀬間ちゃんの服を透視したり、瀬間ちゃんのスカートをめくらせたり・・はぁはぁ、いくら?」
あれ?もしかして俺、この変態と同類?

大麦「売ってない。お手軽過ぎて販売禁止商品。悪用者が続出。具体的には念動力で財布を盗んだり人の首の骨を折ったりとか。」
怖ええ。超能力超怖ええ。

戸矢羅「そんなことしないからぁ。私はただ瀬間ちゃんの淫らな姿が見たいだけ。あとクズ野郎を皆殺しにしたいだけだから。」
十分危険なことするつもりじゃん。
大麦「なら・・問題ないか。」
栗本「いやいやいや、すげえ問題ありそうなんだけど。」
大麦「・・難しいこと、わかんない。」
ノノさーん、ヘルプ。

ノノ「大麦、この手のものは、だれにも渡しちゃダメって教わらなかった?」
大麦「そう言えば・・妹がそんなこと言ってた。」
ノノ「じゃあだれにも渡さないように。」
大麦「ラジャー。もうだれにも渡しません。」
黒田「あれ?”もう”って?」
ノノ「手品師を目指す、熱い志を持つ若者の夢をお助け。」
・・つまり、もうだれかにやっちゃったってわけ?

栗本「取り返さないとまずいんじゃない?」
大麦「そんなことより、今はもちを食べる方が先。」
・・俺の幼馴染のもちと、食い物のもちを混同してやがる。

瀬間「一人の少女の人生と、好きなだけ他人の首の骨を折る力を持つ人・・後者の方が危険と見た!」
栗本「見ないでください。今日はもちを救出するために集まってくれたんでしょ?」
ノノ「その気になればもちさんはこっちで解決しとくけど?」
栗本「うわーい、すっごく助かると思いながら、未来人すごすぎて困る。」
瀬間「正直ノノちゃん一人でも解決できる案件なんですよね。じゃあもちさんはノノちゃんにお願いして、その超能力を手に入れた人の様子でも見に行く?」
黒田「さんせーい。」
戸矢羅「瀬間ちゃんの意見は絶対。」
大麦「???よくわかんないけど賛成。」
栗本「賛成しないでぇぇぇ。」
まあ、俺の意見が通らないのはいつものことなんですが。


・・
・・・・

大麦さんがよくわからない機械をテレビに接続したら、テレビに・・学校かな?校舎裏っぽい場所が映った。
そこには一組の男女がいた。むぅ、美男美女だ・・この人たちのどちらかが超能力を使えるのかな?

速人(はやと)「なあ、卒業したらどうする?」
美春(みはる)「私は・・働こうって思ってるの。」
速人「進学はしないのか?」
美春「私の家、下請けで車の部品作ってるの。だけど不況で仕事が無なっちゃって・・それでも借金返さないといけないから。」
速人「そっか・・じゃあ俺も働くわ。二人で働けば二倍以上のスピードで借金返せるぞ。」
美春「・・ううん、速人ちゃんは進学して。うちのことに巻き込めないよ。」
速人「で、でも・・さ、、、将来俺たち、さ、、その、一緒に・・今こうやって付き合ってるんだし・・。」
美春「・・」
会話が止まり、二人とも照れくさそうに・・って、なんじゃこりゃ。

速人と美春

・・
・・・・

栗本「どの辺が超能力使ってんの?まさか全部超能力で作った妄想劇でした。なんてことないよね?」
大麦「そんなわけない。」
栗本「ははは、だよね。」
大麦「対象を間違えただけ。」
だけって・・無駄な恋愛劇を見せられただけかよ。

栗本「じゃあちゃんとした対象にしてくれ。」
大麦「楽勝。」
なら初めからしろよ。

・・
・・・・

龍郎(たつろう)「ちくしょう、ちくしょう・・あいつめ、いつもボクたんの美春さんと一緒に居やがって・・。」
・・いかにもおたくですって感じの人が映し出されたんだけど・・大麦さんはこの人に超能力を使えるようにしたの?

龍郎「美春さんを幸せにするのはボクなんだ・・はっ、天の声が聞こえる。ボクに美春さんを救えって言ってる気がする。」
なんか危ないやつだな。聞こえるわけないじゃん。
実際聞こえたら病院だよな。げ・ん・ちょ・う。

龍郎「おい、貴様。美春さんから離れろ!」
速人「は?なんだこいつ。美春の知り合いか?」
美春「ううん、知らない人。」
あれ、さっき恋愛ドラマ?をしてた二人組がいる。関係してたの?

龍郎「あ、美春さん、おはようございますです。」
美春「う、うん。おはようございます。」
龍郎「ああん、美春たんから”おはようございます”って・・ああ、もうボクちん死んでもいいっ。」
速人「美春、早く学校行こうぜ。こいつ気持ち悪い。」
龍郎「ちょっとまったー。貴様、美春さんを賭けて勝負だーーー!!!美春さん、ボクが救ってあげます。」
なんかよくわからん展開だ。これで超能力を使いだすのか?

―――校舎裏
速人「よくわからんけど、ぶちのめされたら美春には近づくんじゃねえぞ。」
龍郎「くくく、貴様などひとひねりにしてくれよう。そして美春さんはボクの嫁。」
美春「・・」
美春さんって人はずっと困った顔をしてるな。まあいきなり変な男が絡んで来て勝負だもんな。戸惑うのは当然か。

速人「じゃー始めるぞー。」
かったるいのか、雑に言う。
龍郎「いつでも来い!・・美春さん、この戦いが終わった時、あなたはボクにベタ惚れでしょう。」
バキ!
おお、見事なパンチが入った!
ゲシッ!バキッ!ズンッ!
全ての攻撃がまるで吸い込まれるかのように決まっていく!これは・・決まったか?

速人「・・なんてやつだ・・。」
龍郎「み、美春さんのため・・ボクは・・負け・・な・・い・・・・」
速人さんの攻撃は全て龍郎って男に決まった。というか龍郎もう立てないじゃん。

速人「美春、もう行こうぜ。こんな勝負して遅刻したらばからしいもんな。」
美春「う、うん。」
龍郎「あ・・み、美春さぁぁん。」

美春「あの・・これバンソウコウ。あと保健室は行った方がいいよ。」
龍郎「美春さん優しい・・美春さーーーーーーーーーーーーーーんっ。」
美春「え?きゃあっ。」
絆創膏を渡した美春さんに、龍郎が起き上がって抱きついた。

速人「なっ、てめえ美春に何しやがる!!」
龍郎は、速人によって再度ボコボコにされた。
龍郎「み、、、美春、、さぁ、、、、、ん、がくっ。」
速人「親切に絆創膏渡した美春に抱きつくとは・・クズが!」
美春「ね、もう行こう。」
速人「ああ、そうだな。」
校舎裏には、龍郎だけが残されていた。

・・
・・・・

栗本「で、超能力はどこで使われた?」
大麦「ちょっと待ってて。この後登場。」
長い前フリだな。この後ってことは、これ現在じゃなくて過去の回想か。
前会った人も人間の意識をそらせるアイテムを持ってたし、まがりなりにも異世界人。技術力はすげえな・・。

・・
・・・・

龍郎「ちくしょう、ちくしょう。ちくしょう、ちくしょう。」
龍郎は、空き地にいた。
ロウソクを立て、両手をかざす。

大麦「・・何をしてる?」
龍郎「ボクの魔法でロウソクを消してるんだ!」
龍郎は大麦の方を向かずただただロウソクを見つめている。

大麦「魔法・・未来人?」
龍郎「人は過去を生き現在を生き、未来を生きるんだ。みんな未来人さ。」
大麦「・・よくわからない・・それで、ロウソクはいつ消えるの?」
龍郎「そう簡単に消えるならやる訓練する必要はない。消えないから訓練するのさ。」
大麦「・・よくわからない・・魔法じゃないの・・超能力?」
龍郎「超能力か・・ふっ、あればいいな。ボクなら素晴らしい扱いが出来る。」
大麦「なら、いいものがある。」
ん?おいおい、まさかこの流れって・・。

龍郎「いいもの?」
その時初めて龍郎は大麦の方を見た。
龍郎「か、かわいい。」
大麦「てれてれ。で、これ。」
龍郎「・・錠剤?」
大麦「これを飲むと超能力が見につく。」
龍郎「へぇ。はっ、まさかあなた様は女神さま!このボクめに力を与えてくれるんですね。ありがとうございます、女神さま!」
大麦に土下座する龍郎。

大麦「あ、あげちゃいけないものなんだけど・・。」
龍郎「ありがとうございます女神さま!」
大麦「まあいいか。はい女神です。精進するように。」
龍郎「ははー。」

・・
・・・・

栗本「おいっ。」
大麦「女神。素晴らしい。」
栗本「あげちゃいけないものを簡単に渡すな異世界人。あと女神じゃないだろ。」
大麦「女神・・だったら嬉しい。」
栗本「嬉しいからってあげちゃいけません。ちゃんと悪用されないか監視してるよね?フォローはばっちりだろうね?」
大麦「ふっ、この後の映像を見ればすごさがわかる。」

・・
・・・・

龍郎「ぐふふ、ぐふふ・・我、得たり!神の力!!」

龍郎「空き缶は浮かび上がった。塀の向こうを見ることもできた・・つまり!!!女の子のスカートをめくることも、女の子の服を透視することも可能!!!!!げへへへ。よだれがたまらん。」
俺・・こういうのと同じ発想してたんだな・・もうちょっと人生見つめなおした方が良さそうだ。
道徳について調べとこうかな・・。

龍郎「おおう、あれはボクのマドンナ、美春さんじゃないですか。へへへ、今日もお美しい。」

龍郎「はぅぅ!またあいつは・・あの速人とか言うクズが、ボクのマドンナ、美春さんと一緒に歩いているなんて・・ゆ・る・せ・ん!」
言うが早いか、龍郎は先回りして速人と美春の前を塞ぐ。

龍郎「えへへ、美春さぁん、こんにちはでございまーす。これから帰るところですか?」
美春「あ、あなたは・・。」
龍郎「えへへ、あなたの心の恋人、龍郎ちゃんでーす。」
美春「・・」
(当然だろうけど)美春さんは嫌そうな顔をする。

速人「待てよ。お前はこないだ俺に、”美春さんを賭けて勝負だーーー”とか言ってボコボコになった奴じゃねえのか?とっととどっか行けよ、お前は負けたんだからな。」
龍郎「ぐふふ、げぇっへっへっへ。ボクを今までのボクだと思うなよ!神の力を得たボクともう一度勝負だ!もちろんボクが勝ったら美春さんをいただく。」
速人「はぁ、面倒だな。」
美春「・・ね、危ないことはして欲しくないの・・。」
速人「大丈夫だって。今朝のこいつの弱さみたろ?」
美春「でも・・。」
龍郎「勝負を棄権するなら美春たんはボクがもらうぞ!」
速人「こいつには、きっちり美春がだれのものかわかってもらうしかないな。」

―――校舎裏
速人「お前が負けたら美春に二度と近づくんじゃねえぞ。」
龍郎「ふっ、ボク様が負けるわけないだろう?クズが!」
速人「言ったな?・・歯ぁくいしばれ!」
速人が龍郎へ殴りかかる!しかし・・。

速人「な・・身体が動かねえ。」
龍郎「ん〜、その程度ですか?じゃあボク様のターンだぁ!」
バキッ、ドコッ、ドンッ!

美春「そ、そんな・・。」
超能力を使い龍郎は勝利した。圧勝と言ってもいいだろう。
速人は地面に倒れ、動けないようだ。

龍郎「ふっ、この程度か・・ザコが!・・さ、美春さん、ボクたんといちゃいちゃしましょーね。」
美春「あ・・いやぁ・・。」
龍郎「美春たんがボクのものかぁ。げへへ、優しくするからね。」
美春「やだ、やだ、来ないで・・。」
龍郎「初めてだから不安なんだよね。後ずさっちゃって。それなら・・。」
美春「え?うそ・・動けない・・。」
速人にしたのと同じことを美春にたようだ。

龍郎「美春たーん。」
美春「きゃあああああっ。」
龍郎は、美春を押し倒した。

美春「お、お願い何もしないで・・どうして身体が動かないの?」
龍郎「うほ、美春たんの肌柔らかい。はぁ〜、はぁ〜、こ、この身体がボクのもの・・。」
美春「や、やめて・・。」

龍郎「この胸!」
美春「きゃあっ。」
龍郎「服の上からでもわかるくらい大きくて、なんとも柔らかく、ボクの手を受け入れてくれる・・。」

龍郎「この顔!」
美春「やだ・・。」
龍郎「かわいさと美しさが両立した魅力的なお顔。美の女神アフロディーテとはあなたのことだ。」
大麦さんが、私が女神じゃないの?と言ってたけど無視した。本気で思ってたのか?

龍郎「この足!」
美春「あ、そんなとこまで触っちゃいや・・。」
龍郎「スラリと伸びた足。でもってこの柔らかさ。ぷにぷにしてて、これこそ至高!」
美春「もう・・許してください・・。」

龍郎「ああ、あんまりじらしちゃ悪いよね。」
かちゃかちゃと、ベルトを外しズボンを脱ぎ始める龍郎。

美春「え・・?ひゃあっ。」
ドン、と龍郎のモノが勢いよく飛び出る。既にお腹へ届くくらいそそり立っている。

龍郎「はぁはぁ、我慢させちゃってごめんね。美春たんも脱ぎ脱ぎしようか。」
美春「や、やだぁっ、速人ちゃん助けてぇぇっ。」
龍郎「あいつもう気絶してるから。だ・か・ら、今は二人っきり・・お、これが美春たんのおまんこ・・う、美しい。ぺろぺろ。」
美春「うぅ・・舐めないでぇ・・だれか、助けてぇ・・。」

龍郎「はぁーはぁー、もう我慢できんっ。美春たんと一つにっ。」
美春「やだ、やだ、いやあああああああああああああああいたいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ。」
ろくな愛撫もないまま、強引に龍郎のモノは美春の中へ入っていく。

龍郎「こ、これが美春たんの中・・うっ。」
ドピュドピュドピュドピュ・・。
龍郎「ふぅ〜、出ちゃった。」
美春「そんな・・出さないと・・赤ちゃんできちゃう・・。」

美春

龍郎「もう手遅れだよ。それにしてもやっぱり美春たん処女だったんだね。ボクのためにとっててくれたんだぁ。うっれっしっいなー。」
美春「やだ・・速人ちゃん以外の赤ちゃんはいやぁぁぁっ。」
速人「・・んん・・はっ・・な、てめえ、美春になにしてやがる。」
目が覚めた速人の目に、龍郎と美春がセックスしてる姿が映し出される。

龍郎「んあ?起きたの?まあいいや。これからもう一回美春たんに種付けするところだから。まあ見てなよ、ボクらの愛を。」
速人「待ててめえ、美春にこれ以上なにかしやがったらただじゃおかねえからな!」
龍郎「あーやだやだ。まるで不良だこいつ。ボクみたいな知的な男になったら?」
美春「速人ちゃん、速人ちゃーーーん。」
速人「ちくしょう、身体が動かねえ。」

龍郎「あんなのは放っといてセックス続きしよー。あ、そうだ。」
美春「んんー?」
龍郎はセックスしながら美春に無理やりキスをする。

龍郎「ぷふぁあ。げへへ、キスっていいねえ。愛を感じるよ。」
美春「助けて・・神様・・。」
美春の気持ちを気にせず龍郎は腰を振りキスを繰り返す。

龍郎「神様はボクを選んだみたいだよ。だってねえ・・ほら、ボクたちつながってるだろ?神様はこうなるのが正しいっておっしゃってるんだよ。」
美春「そんなことないっ。私は、速人ちゃんに・・。」
龍郎「げへ、でもさあ・・お、、また出ちゃいそうだよ。お、お、イクぅっ。」
ドピュっドピュっドピュっドピュっ・・。

美春「あ・・そんなぁ・・。」
龍郎「美春たんの中に・・おおぅ、搾り取られるぅ。」
速人「このくそ野郎が。」
龍郎「結局美春たんに種付け出来たボクの勝利だなぁ。うらやましいか?ははは、まあ負け犬は地べたを這いずってろよ。」
龍郎は美春の中からチンコを取り出し、ティッシュでチンコにこびりついた精液と美春の破瓜の血を拭く。

龍郎「ふぅー、本当はもっとセックスしたかったんだけどさ、美春たん初めてだろ?無理させちゃ悪いかなって思ってね。あ、記念にエロエロ美春たんの写真撮らせてよ。」
パシャパシャ・・携帯で美春の凌辱写真を撮る龍郎。
もう美春は抵抗する気力は残ってなかった。虚ろな目で写真を撮られ続ける美春。

龍郎「いー写真が撮れたよ。これでオナニーもはかどる。って、これからは美春たんの身体でヌケばよかったんだ。ボクっておちゃめ。じゃあボク行くから。じゃーねー美春たーん。」
・・校舎裏にはボロボロになった速人と、裸にされ凌辱された美春が残される。
しばらくして速人が動けるようになったのか、美春のところへ行きティッシュで精液を拭きとる。

速人「くそ・・くそぉ・・。」
あそこを拭いてると、こぽぉっと音とともに新たな精液が垂れてきた。
速人「ちくしょう・・ちくしょお・・。」
持っているティッシュが無くなるまで拭いても、美春の身体から全ての精子を拭きとることはできなかった。

・・
・・・・

栗本「・・」
大麦「第一部、完。」
栗本「おい待て。これ、フィクションだよな?」
大麦「はいそうです。ただし、先頭にノンが付きますが。」
それは180度意味が変わる。

栗本「大問題になってんじゃん。早くなんとかしないと。」
大麦「急いてはことをし損じます。」
栗本「ちょっとは急げーーー。」
手遅れかもしれないけどさ、少しでも早めに対処出来れば傷は少なめで済むから。

瀬間「まったく、そんな慌ててないで奈氷見ちゃんのお母さんが持ってきてくれた蒸しパンでも食べませんか?」
栗本「いつの間に持ってきた?」
黒田「栗本くんはエッチシーンにくぎ付けだったんだね。」
栗本「そういうレベルじゃなくて。気配を感じなかったから。」
まあ、エッチシーンはくぎ付けだったけどさ。

ノノ「この映像は過去のものですし、最後まで見てから動く方がいいんじゃないかな?状況把握は大事だよ。」
んーまあそうだけど。なら最初から現在の映像を映してくれよ。

大麦「では第二部、心動いていく彼女―――始めまーす。」
瀬間「わーい。」
黒田「パチパチパチー。」
ちょっと待てみんな。題名までついたぞ。

・・
・・・・

―――学校、教室内
速人「じゃあ俺、日誌を先生のところに届けてくるからちょっと待ってて。」
美春「うん。」
速人が教室を出て、美春が一人になる。

美春「(もうすぐ3年生かぁ。卒業したらあまり会えなくなっちゃうのかなぁ。)」
進路希望調査用紙を見ながら美春はためいきをついた。
卒業後は働く―――美春の家に大学へ行く余裕はない。
本格的に両親の事業が行き詰まりを見せていた。このままでは卒業する前に夜逃げでもしそうなくらいである。
そんな状況で進学とは書けなかった。
バイトをして家にお金を入れてるが、増え続ける借金には到底追いつかない。

美春「(でも、本当は・・進学したかった。速人ちゃんと同じ大学へ行きたかった。)」

がらっ。
龍郎「うひょ、美春たんだぁ。ボクを待っててくれたの?」
美春「あ・・。」
いきなりの珍入者に進路希望調査用紙を後ろに隠す。

龍郎「ん?ん?なに隠したの?ボクとの婚姻届?」
美春「い、いえ・・なにも・・。」
龍郎「見せてよ。ボクたちに隠しごとは不要さ。きらーん、えいっ。」
美春「あ、か、返してください。」
龍郎「進路希望調査表?まだ提出してなかったんだ。げへへ、美春たんはボクと同じ大学名を書いとけばいいんだよ。」
美春「・・」
大学、と聞いて美春は顔を暗くする。

龍郎「なになに?大丈夫、美春たんボクより頭いいから。問題なし。」
美春「・・私ね、就職するつもりなの。」
龍郎「え?なんで?今どき大学行かないなんて底辺のクズくらいだって。」
美春「うちはその底辺なのかな。大学どころか、明日の生活も心配だから・・。」

龍郎「ふーん、金かぁ。じゃあこれ使ってよ。」
龍郎は自分のカバンから札束をどかどか取り出す。
美春「え・・?」
その額およそ500万。

龍郎「まぁ学校だしあんまり持ってきてないんだよね。とりあえずこれ使ってよ。」
美春のカバンに龍郎は500万を入れる。
美春「あの、ちょっと待って。私、そんなの受け取れない。」
龍郎「美春たんはボクのだから、これくらいもらってくれないと困る。というか、美春たんに拒否する選択肢ないから。」
龍郎は携帯を取り出した。そこには以前美春の処女を奪った時の画像が写っていた。

美春「で、でも・・それだと私が得するだけで・・。」
龍郎「美春たんが喜ぶ。それボクの喜び。ふっ、ボクが喜ぶんだから気にしないでよ。(テレキネシスで他人の持ち物を奪ってりゃあ金なんていくらでも手に入るさ。)」
美春「でも・・。」
龍郎「ああそうだ。いいホテルがあったんで予約しといたよ。はいこの封筒に日程と地図とタクシー代が入ってるから。」
美春「あ、あの・・。」

ガラッ。
速人「なっ。お前美春に何してる!」
龍郎「ちぇ、うるさいの来たよ。じゃあね、美春たん。」
美春「あ、はい・・さようなら。」
龍郎は教室から出て行った。

速人「大丈夫だったか?変なことされなかったか?」
美春「大丈夫、なにもされなかったから。」
速人「そうか・・よかった。日直の仕事はこれで終わりだから帰ろうか。」
美春「うん・・。」

・・
・・・・

栗本「・・」
大麦「第二部、完。」
エロが無かった。とは言わないでおこう。

瀬間「エロが足りませんね。ここは彼氏が来ても放っといてパンパンしちゃえばよかったのに。」
黒田「彼氏に見せつけてやればよかったのにね。金無い負け犬は黙ってろって。」
なんか、二人ともきつくないですか?

栗本「な、なあ、超能力の使い方まずくない?他人の持ち物奪って手に入れた金だろ?」
大麦「大抵の商売がクズ商品を売って金を手に入れるあくどい商売。」
いや、そんなことないと思うけど・・いい商品だってたくさんあるから。

大麦「ではご好評につき第三部始まり始まり〜。」
栗本「好評じゃねーし、まだ続きあんの?」

・・
・・・・

―――ホテルの部屋
美春「すごい・・。」
龍郎「いい部屋でしょ?でもね、この部屋の夜景はもっとすごいんだって。きっと美春たん喜んでくれるはずだよ。」
美春「夜・・。」
夜景を見るってことは、この男と一緒の夜を過ごすということ・・。
大金をもらった手前、断れなくて来てしまったが、美春にはこれ以上龍郎との関係を続けるつもりはなかった。

美春「あ、あの・・私・・」
龍郎「あーもう昼か。なんか食べ行こう。」
美春「うん・・。」

―――食堂
龍郎「美春たんはなにか食べたいものある?」
美春「こ、こういうところ初めてだから、なに頼んでいいかわからなくて・・。」
龍郎「食べられないものとかある?」
美春「ううん。好き嫌いはないよ。」
龍郎「なら・・」
龍郎はテーブルに設置されてる店員呼び出しボタンを押した。
すぐにウェイトレスがやってくる。

龍郎「あー昼ご飯食べたいんだけど、適当に見つくろってよ。いくらかかってもいいから。」
ウェイトレス「かしこまりました。」
ウェイトレスが厨房へ入っていく。

美春「ふぁあ、そういう注文もあるんだね。」
龍郎「ま、あんましメジャーじゃないけど。言うなれば、店長のお勧めみたいなもんさ。」
美春「ここ、よく来てるの?」
龍郎「うんにゃ、今日で二回目。」
美春「そうなんだ。」

龍郎「ああ、でね、今日は美春たんにおめでたい話をしたいんだけど、いい?」
美春「え?あ、うん。」
何の話だろう?と美春は首をかしげる。

龍郎「美春たんちの借金、全部ボクが買い取った。」
美春「え?」
龍郎「だから、美春たんは気にせずボクと同じ大学行っていいから。」
美春「え?あの、突然そんなこと言われても・・。」
龍郎「もちろん学費もボクが出すよ。親御さんに伝えたら泣いて喜んでくれたよ。いやぁ他人に喜ばれるのっていい気分だよね。」
美春「・・うちの親にあったの?」

龍郎「うん、借金引き受ける時にね。今後はボクが融資するからお金を気にせず安心して仕事をなさってくださいって言ったら土下座までされたよ。」
美春「・・」
龍郎「美春たんのためなら何億使っても惜しくなかったよ。むしろ光栄に感じるくらいだった。」
美春「お、億?」
龍郎「結構借金溜まってたね。潰れるのは時間の問題って感じだったけど、これで安心だ。げへげへ、ボクがんばったんだよー。」
美春「あ、ありがとう・・。」
何億も出してもらって・・今日はここから逃げれないかも・・。

・・
料理はどれもおいしく、また初めて食べるものがたくさんあった。
そして、再び部屋へ戻る。

龍郎「あー中々うまかったわー。」
美春「あんなにもおいしい料理、初めてかも。」
龍郎「美春たんが喜んでくれたのならボク満足。あーいや、まだ満足するにはしてないことがあったっけ。」
美春「え?」
龍郎「セックス。」
美春が身体を強張らせる。
きっと身体を要求されるとは思っていたけど・・。

美春「あの・・私・・。」
もう関係はこれっきりにして欲しい・・そう言いたいのだが、家の借金を肩代わりしてくれ、大学の費用まで出してくれるという男にはっきり言うことが出来なかった。
もし関係を切れば、借金をまた返して行かないといけない。大学へも行けない。
身体を許すだけ・・それだけで”安心”が手に入る。

龍郎「げへへ、ボク美春たんにフェラしてもらいたいなー。」
美春「え・・あの・・。」
龍郎「しにくい?じゃあ服くらいは脱いどくよ。」
そう言うと、龍郎はあっという間に全裸になり、ベッドに腰掛ける。

龍郎「ほら、準備万端。好きなだけペロペロしてね。」
私が犠牲になればお父さんお母さんが楽を出来る。
そう思った美春は龍郎のモノを咥え始めた。

龍郎「うひょ、お、ぅおーう感動。はぁはぁ美春たんがボクの、ボクのチンポを咥えるなんて・・あ、あ。」
美春「ん、ぺちゃ、んはぁ・・(おっきくて、たくましいな・・ここだけ男らしい・・。)」
龍郎「うわ、うわ、ボクもうMAXパワー(?)」
美春「あん、ぺろぺろ・・ん、くちゅ、くちゅ・・ん?んんん!?」
ドピュッドピュッドピュッドピュッドピュッ・・。

美春

龍郎「あ・・。」
美春「あぅぅ、べとべとしてるよぉ。」
龍郎「はぁ・・ボク、幸せ。」
美春「あの、これ拭いていいですか?」
龍郎「うんいいよ。んで拭き終わったら服脱いでベッドに来てね。はぁはぁ、次はもちろん美春たんに種付けするから。」
バンバンとベッドを叩いて来るように言う龍郎に、美春は覚悟を決める。

美春「(もう、引き返せない・・全部この人に委ねて、私は幸せになるんだ・・ごめんね、速人ちゃん・・)」

顔に付いた精液を拭きとり、服を全部脱ぐと、美春はベッドへ・・龍郎の横へ来た。
龍郎のチンコは既に復活していて、先端からはさっきの精液が顔を出している。

龍郎「げへげへ、今この瞬間、美春たんはボクの横に!ボクのチンポで孕ませる!!」
美春「ん・・。」
龍郎は美春にキスをすると、そのまま押し倒した。

龍郎「・・あ、あれ?美春たんのここ、あんまり濡れてないなぁ。」
美春「・・」
龍郎「まあいいや。いいものがあるんだよ。」
龍郎はベッドの脇に置いてあったビンを取り出した。中にはなにかの液体が入っているようだ。

美春「それはなに?」
龍郎「ローションだよ。これがあればぐちょぐちょマンコになるから。無理に入れたら痛いもんねー、ボク優しいんだよ。」
美春「・・」
龍郎はローションを美春のあそこへ垂らすと、手で愛撫を始めた。

龍郎「うほ、これならボクのチンポ入れても痛くないかな?」
残ったローションは美春の身体にかけ、チンコを入れる。

美春「ん・・。」
龍郎「お、お、美春たんの中お久しぶり〜。痛くないよね?大丈夫?」
美春「あ、はい。大丈夫です。」
龍郎「よしよし、動くよ。」
ズッズッズッズッズッズッズッズッ。

美春「(あ・・うそ、そんな嫌じゃない・・。)」
龍郎「美春たんの中が、ボクを、ボクのを受け入れて・・ボクのチンポ、大・喜び。」
美春「あ・・んっんっんっんっ・・。」
龍郎「あ、あ、あ、最高。美春たんも気持ちいいよね?」
美春「・・うん・・嫌じゃ・・ないかな。」
龍郎「うひょーーーーーー美春たーーーーーーーーーーーんっっっ。」
ドクッドクッドクッドクッドクッ・・。

美春「あん・・出てる・・。」
龍郎「進め精子たち!美春たんを妊娠させるんだーーー。」

美春

・・

龍郎「美春たんは将来の心配なんかしなくていいからね。でもその代わり、ボクのモノになるんだよ。いい?」
美春「・・はい・・龍郎さん。」
龍郎「うほ、うほ、”龍郎さん”だなんて。照れちゃうなーうほーい。」
美春「(これでいいの・・これで幸せになれる・・)」

・・
・・・・

大麦「第三部完。これが昨日の出来事です。」
栗本「なんかこう、無茶苦茶なんですが。」
大麦「ハッピーエンド。」
栗本「どこが?」
速人さんは彼女取られてバッドエンドだよ。

瀬間「違いますよ栗本くん。”だれにとっての”エンディングかによるんですよ。この美春と龍郎にとってはハッピーエンドなんです。」
栗本「・・そうかもしれないけどさ、これを第三者に見せてハッピーエンドですって言うのは無理ない?」
瀬間「編集によっては都合の悪いシーンをカットするという手も。」
栗本「ノンフィクションなのに都合でカットとか言っちゃだめでしょ。ここはありのままを伝えるシーンでしょ。」
娯楽で見てるわけじゃないでしょ。

大麦「女王アリ。」
栗本「ん、いきなりなに?」
大麦「アリのママ。」
栗本「まさかのダジャレ?というかとっとと超能力なんとかしてきなよ。」
大麦「大丈夫。もう解決。」
栗本「そうなの?」
なら・・まあ大丈夫か。
第四部が無いのはちょっと残念・・あーいやいや、、、あれ?

栗本「超能力って無くすこと出来ないって言ってなかった?」
大麦「人間ごと消せば解決。」
別の問題が発生したよ。

栗本「大麦さんが消したの?」
大麦「ううん。他の異世界人がやった。ついでに説教された。勝手なことするなって。」
そりゃ言われるだろ。

栗本「美春さんはどうなるの?」
大麦「・・未来の話になるから教えられない。情報統制。」
ノノちゃんに過去へ連れて行ってもらったりしたけど、あれはいいのか?未来人と異世界人でルール違うの?

瀬間「長い超能力話でしたね。」
黒田「うん、龍郎が早漏だってわかったよ。」
見てたのそこ?まあびっくりするくらい早いと思ったけどさ。

瀬間「いやぁ今日は楽しい集まりでしたね。そろそろお開きに・・」
栗本「解決してない!メインは?もちを助けるんでしょ?」
ちょっと困った顔をしたみんなが俺に隠れてこそこそ話を始める。

栗本「どうしたの?」
瀬間「ちょっと会議中です。待っててください。」
まあいいけどさ。こっちは手伝ってもらう側だし。このまま本当にお開きにしたらキレるけど。

瀬間「・・栗本くん、もちさんを助けた後はどうするつもりですか?」
栗本「どうするって、別に・・。」
瀬間「助けたから後は知りません、てことですか?」
栗本「そ、そんなわけないだろ。別にもちとはずっと幼馴染で来たんだし・・その、別に変わらんよ。」
またみんながひそひそ話を始める。
なんなんだよ一体。

瀬間「はっきり言いましょう。男のおもちゃにされ、エロDVDが出てるようなもちさんを助けた後、栗本くんは愛せますか?」
栗本「あ、愛せるかって、なんでそんな話になるんだよ。」
瀬間「近所に知られたら変な目で見られるでしょう。心の傷から今後の生活がつらいでしょう。そんなつらく苦しい生活をするくらいなら、今のまま男のおもちゃになってた方が幸せかもしれません。」
栗本「そんなわけないだろ。それに、それにそんなの・・お、俺がなんとかする!」
またまたみんながひそひそ話を始める。
なにがしたいんだ?

黒田「そろそろいいんじゃない?」
瀬間「んー、まあいいでしょう。ご本人様登場です。」
は?なに言ってんだ?
後ろのドアがぎぃーっと開き、そこからもちが現れた。

栗本「・・・・は?」
黒田「とりあえず落ち着いてね。いきなり暴れちゃだめだよ。」
まあ暴れないけど。とりあえず呆けてる。

栗本「えっと、もち?」
もち「・・うん。」
・・なに?なにがどうなってるの?

栗本「まさか全部ドッキリで、俺騙されてた?」
瀬間「いえいえ、そういうわけじゃないですよ。ただ、昨日もちさん救出のリハーサルしたらそのまま本当に助けちゃっただけです。」
俺、それに対してなんてコメントしていいかわからん。

瀬間「ほら、もちさんに気のきいた言葉でもかけてください。」
と、言われても・・。

栗本「えっと、その、お、お帰り。」
もち「うん、ただいま。」
話すのも久しぶりだな。なんか照れくさいや。

瀬間「うんうん、ハッピーエンドよかったですね。」
栗本「助けてくれたのは嬉しいんだけど、もうちょっと考えてほしいと思った。」
瀬間「解決したんだから文句言うなー。」
黒田「解決したんだから文句言うなー。」
戸矢羅「死ね。」
ノノ「解決したんだから文句いうなーです。」
大麦「何が解決したの?」
うん、もういいや。俺が何言ってもダメっぽいし。

瀬間「じゃあ栗本くんは、まったくエロシーンの無い救出劇の方がお好みですか?」
なんじゃそりゃ。まぁもちが助かったのなら・・とはいっても、

栗本「俺この後どうすりゃいいわけ?」
さすがに困った。
黒田「んー、とにかくもちさんもこっち来て、ね。ほらほら、栗本くんの隣に座って座って。」
もち「あ、はい。」
ちょこん、ともちが俺の隣に座る。
うわ、いい香りがする。
かわいいんだけど大人っぽくなったというか、しばらく見ないうちに”女”になったんだよな・・。
ごくっ。

黒田「栗本くんがもちさんをターゲッティングしたよ。」
瀬間「超早いですね。明日には二人付き合ってそうですよね。」
おいおい。

とはいえ、ちらっともちの方を見ると・・照れくさそうにもじもじしてる・・うん、かわいい。
みんながいなければ押し倒してるかもな。

黒田「なんか私たちがいなかったら栗本くんの筆下ろしが始まりそうだよね。」
栗本「筆下ろしゆーな。つーか人んちでんなことせんわ。」
黒田「へぇ〜、なら自分ちならするんだ。どうやら二人は家に帰りたいみたいだね。」
瀬間「おや、なら帰ってもらいましょう。ほらほら、早くしないと筆下ろしの時間が足りなくなりますよ。」
筆下ろしから離れろ。というか二人だけにされても困るから。

・・
本当に追い出された。
んー、どうするかな。

栗本「えと、とりあえず家、帰るか。」
もち「うん。」
こうして俺がまったく関わらないままもち救出作戦は終わりを告げた。
こう・・流れとか考えて欲しいもんだ。



・・結局まあ、筆下ろしは行われた。なんか付き合うことにもなったし・・。
月曜に学校行ったらたっぷり冷やかされたよ。
でもまあ、もちがこうして帰ってきてくれてよかった。うん、本当によかった。

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