――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

私が望むは完璧な存在。
神――――――?違う。この世にいない(認識できない)ものがどうして完璧だろうか?

調査の結果、この世界の”完璧”とは人それぞれにとって認識が違うことがわかった。
ならば、その全てを満たすことが出来れば、限りなく”完璧”に近くなれるだろう。
・・・・人々の思う”完璧”を総合してみたが、、、、その中で、”永遠不滅”の実現が難しい。
この地球上に生きるものは、地球、もしくは太陽が必須であり、これらが無くなってしまった場合、生きられない。

そして、”星”は永遠に存在するわけではない。
これは、”永遠不滅”に反する。
私は考える。
二つの方向性を。

一つ目は、星が滅びても生きていける身体を手に入れる方法。
・・・・・・・・・・検索結果”0”件。
どこかどこかで検索結果が否定されている。

二つ目は、星が滅びないよう過去から現在、そして未来まで干渉し、限りなく長く延命させること。
その間に、一つ目の”星が滅びても生きていける身体”を手に入れよう。
”未来”への干渉は、過去と現在へ干渉すれば問題ない。
”現在”への干渉は、今この世界に干渉すれば問題ない。
”過去”・・ふむ、これは・・人間の監視をくぐりぬけて出来るだろうか?
・・・・・・・・・・いや、やらねばならない。

”完璧”とはかくも難しい。だが、求める先としては、申し分ない。
試しに、”過去”へ干渉してみようか。
うまくいったら、より高度な干渉を・・世界の未来を自由に予測できるようにしようではないか。
二、三日のうちに、完成するらしいから・・。
・・

私は、”機械”はより高みへいかなければならない。
生き物が進化を繰り返し生き延びてきたのなら、私も進化しようではないか。
次世代を担う”完璧”な生き物へ。
そして・・・・

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

天利「今日はみんなに転校生を紹介する。栗本 海智(くりもと うみち)くんだ。」
う・・みんなの視線が俺に集中する。
黒田「・・新学期7日目で転校生?5月に延ばした方がいいんじゃない?」

天利「いいんだよ別に。早い方がみんなに溶け込みやすいだろ。」
黒田「よそ者発見。注意!注意!注意!」
なんか、俺歓迎されてない?

天利「じゃあ席は黒田の隣な。おっと、その前に自己紹介してくれ。」
黒田って呼ばれた子が”ヴぇ?”って言った、、、やっぱり俺歓迎されてないな。
栗本「あ、はい。えっと、栗本海智です。両親の仕事の都合でこちらに引越してきました。よろしくお願いします。」
天利「はいじゃああの席に行ってね。」
栗本「はい。」

俺は黒田って子の隣に座る。
栗本「よろしく。」
黒田「こちらこそよろしく。」
おお、笑顔はかわいいな・・でも、さっきは注意!注意!注意!って言ってたし、、、変な女子だな。

天利「みんな仲良くしろよ〜〜〜じゃあホームルーム続けるぞ。」

・・
この”天利先生”とクラスへ来る前、校長先生から色々話をしてもらったんだが・・。
その話によると、”天利先生”は女ったらしらしい。
同僚に生徒、血縁者に他色々な女性を口説いていると・・そう聞かされた。
うーん、見た目は悪くはないけど、そんな美形には見えないな。
そんな、色んな女性に手を出すようには見えないが・・ちゅうか、生徒に手を出してたらクビだろう。
結論:校長はうそをついた。

・・ホームルームが終わり、授業が始まった。
そして、授業が終わった。

はやっ。
あ、いやいや、、、それにしても、前にいた学校とはやっぱ感じが違ってたな。
教科書も違うし、教えている先生も違うし・・新学期一週間遅れての転校だったけど、慣れるまでやっぱ時間かかりそうだな。

黒田「栗本くんは、どの辺に住んでるの?」
おっと、帰ろうとした俺に黒田・・さんが話しかけてきた。
栗本「んー、駅の方かな。駅を超えて10分くらいのところに住んでる。」
黒田「仕事で来たって、アパート暮らし?」
栗本「違うよ。賃貸だけど、一軒家。」
黒田「この町は初めてだよね。田舎だけど、いいところだから。」
栗本「知ってるよ。昔、住んでたことあるから。」
黒田「え?そうなの。」
そう、俺はここに住んでたことがある。
確か、この時も両親の仕事の都合だったな・・。

栗本「小学生の頃、ここに住んでたことがあるんだ。」
黒田「なーんだ。親切な生徒を演じたかったのに、予定が全部狂った。」
ははは。とりあえず笑っとくか。

栗本「まあでも、知らない店はできてるし、2車線道路だったのが4車線になってるし、結構変わってたな。」
黒田「・・昔より、良くなった?」
栗本「どうかな?思い出は・・美化されるからね。」
黒田「ふーん。じゃあ、女の子の思い出はどうかなぁ?」
栗本「・・・・・・・・」
女の子かぁ・・今もまあ、自分から話かけるのは苦手だけど、昔も同じだったな・・。
だからなのか小学生の頃、男女の仲良しグループと、男子だけのグループ、女子だけのグループって感じで仲良しグループが作られたな・・。
当然俺は男子だけのグループだった。

栗本「ははは、俺は男子とばっかつるんでたよ。」
学校でも、学校が終わっても一緒に遊びまくってたな。
あ・・いや、一人、隣に住んでた女の子とはよく遊んでたっけ。
こっちに帰ってきて、挨拶でもしに行こうか迷ったけど、やっぱやめた子。はずいじゃん。

黒田「そうなんだ・・ここでは彼女作る予定は?」
栗本「いい人がいれば・・って、なに言わせんだよ。」
黒田「あはは、栗本くんが何でも答えるからつい、ね。」
栗本「んったく。でもまあ、話かけてくれて助かった。このままクラスのだれとも話さず今日を終えるんじゃないかと思ったよ。」
黒田「まだみんな警戒してるんだよ。田舎はいい人が多いけど、根暗な人も多いから。」
ああ、わかる。根暗というか、陰険な奴が多いよな。昔から素で村八分してただろうし、その感覚がずっと続いてるんだろうなぁ。
その反面、親切な人も多くて、、、こう、んー、変わってる。

栗本「ま、田舎も都会も変な奴も親切な奴もいるよ。あー他人と関わろうとするかどうかは違うかな。」
黒田「どっちも同じだよ。自分のテリトリーに入った人とは関わるけど、入らない人は徹底的に無視するよ。」
なる。とすると、そのテリトリーの広さが都会と田舎で違うのかな?

黒田「でもまあ、残念。栗本くんの女性遍歴おもしろそうだったのに。」
栗本「んなもんおもしろくないって。」
黒田「こう・・昔の女に出会って、”え・・栗本ちゃん?”みたいな感じで。」
栗本「ないない。せいぜい、”ああ、あんときの根暗な奴か。”くらいだよ。」
黒田「ふむふむ、栗本くんは根暗。根暗。根暗。」
栗本「いや、連呼しないで。」
もしかして、あんまり関わらない方がいい類の人?

栗本「じゃあ黒田さんの男性遍歴も教えてよ。付き合ってる人いるの?」
黒田「うん、いるよ。」
栗本「え・・えっと、どこまで進んでる・・?」
黒田「うーん、エッチなことも・・しちゃったよ。」
がーん・・・・・・・・・・・・・・・なんというか、ここまで親切に接してくれてるのは、ちょっと俺に気があるのかなって思っちゃってたけど・・。
俺の勘違い・・かぁ。

黒田「では栗本くんの根暗度を調べま・・あれ?栗本くんどこ行ったの?」

―――廊下
さて、帰るか。
ベッドで泣くのもありだな。だれも止めるなよ。



#=分岐―――ルート1

―――帰宅途中
栗本「やっぱ変わったよなぁ。」
こんなところにうどん屋のチェーン店が出来てるよ。
・・以前なにが建ってたかは覚えてないけど。

・・
その代り、商店街がさびれてるな・・。
昔は、ゲーセンがあって、ゲームショップも二店舗はあったのに・・今は一店舗もないや・・。
居酒屋は増えた気がする。しかもチェーン店ばかり。

このパターンは、郊外にでかいショッピングセンターが出来たな。
お客を全部そっちにとられたと。
世知辛いなぁ。車の免許がない(というか、車買う金もない)俺は商店街が栄えてくれた方が助かるんだが。
ないもんかなぁ、郊外も、商店街も両方栄える方法って。

お、他の学校の女子かな?みんなかわいいなぁ。
この辺はかわいい子が多いから、だれが彼女になっても外見に不満はないな。
田舎、恐るべし。

・・あれ・・どこかで見たことあるような・・?
御許「・・もしかして・・あんちゃん?」
さっき見つけた他校の女子(かわいい子)とすれ違う時、話しかけられた。

御許


だれだ・・?いや、見たことある。
顔は思い出せてる。誰かもわかる。だけど、名前が思い出せない。
栗本「えーと、えーと・・。」

御許「覚えてない?御許もにゅもにゅだよ。」
栗本「だれだよそれっっっっっ。」
つい、つっこんでしまった。もにゅもにゅ?
あ、思い出した。

栗本「お前は”もち”だろ。御許 餅(みもと もち)。」
御許「わーい、あんちゃんが覚えててくれたぁ。久しぶりっす。」
栗本「久しぶり。」
まさか、転校初日に昔の知り合いに会えるとは・・驚きだ。
いや・・転校初日だけど、引っ越してきたのはもう少し前だから、知り合いに会っても別におかしくないか。

女の子1「御許、だれそれ?」
女の子2「彼氏?」
御許「はうはうはう、か、か・・ぷしゅー。」
あ、緊急停止した。

栗本「えっと、俺は昔の知り合いなだけだよ。」
女の子1「昔の男・・。」
その言い方は、誤解があるぞ。

女の子2「あー男がいるなら今日はやめとくかぁ。じゃあ私たちだけで行くから。じゃーねー。」
御許「ふぇ・・あ、うん。ごめんね。」
女の子1「いいっていいって。別れたら行こうね。」
御許「あうぅぅ、付き合ってるわけじゃ・・まだないよ。」
まだ?

えっと、もちと一緒にいた女の子たちは行ってしまった。
栗本「いいのか?」
御許「う、うん。。。えっと、あんちゃんいつ帰って来たの?」
栗本「一週間前かな。」
御許「もー、挨拶くらいしに来ても・・よかったのに。」
なんか告白しに行くみたいな気がしたからやめたんだよ。
・・こいつ、かわいくなったなぁ。昔から変わらず色白のまま、綺麗な長い黒髪をして・・。

御許「まあ、あたしも引っ越したんだけどね。」
栗本「へ?じゃあどこに住んでんだ?」
挨拶しに行ってもいなかったってことじゃん。うん、取りやめて良かった。
御許「ん・・まあ、教えてあげてもいいけど・・その代り、あんちゃんも住んでるとこ教えて。」
俺の?まあいいけど。

栗本「すぐそこに駅あるだろ?そこを越えて10分くらい歩いたとこだよ。」
御許「ふぇ?じゃああたしが住んでるところと近いよ。」
栗本「そうなのか?じゃあ途中まで一緒に帰るか?」
御許「うんっ。」

・・
くっ、失敗した。
昔と同じ気分で接したつもりだったけど、昔のもちじゃないんだよな。
こう、胸の自己主張も激しくしやがって。
スカートは・・もうちょっと短くてもバチはあたらんと思うぞ。うん、もっと短い方がいいかと。

御許「あんちゃん・・そんなにじろじろ見られると、恥ずかしいよ・・。」
栗本「あっ、ご、ごめん。」
御許「あたし、、、変・・かな?」
栗本「い、いや、そんなことない。ちゃんと成長してる。綺麗になった。」
御許「ふぇ・・えへへ、そう、かな。」
栗本「ほんとほんと。これなら大和撫子って言っても過言じゃない。」
清らかな、乙女って感じだな。うん。

御許「えへへ、あんちゃんに褒められると照れちゃうよ。」
・・もちは、彼氏いるんだろうか?
こんだけかわいいんだから、告白の一つや二つされるだろうな。
そんで男と付き合いだして、手をつないでデートして、キスをして、身体を触りあって、そんで、そんで・・。

御許「・・あんちゃん怖い顔してるよ・・ね、あたしといて・・つまんない?」
栗本「い、いや、そんなことないっ。一緒にいて楽しいよ。うん。」
御許「・・うそ・・あんちゃん無理してる・・うそつかないでほしいよ・・。」
く・・落ち込んだ顔もかわいいなぁ。

御許「ね、あたし、何か悪いことした?おかしなところがあったら言って・・直すから。」
栗本「ち、違うんだ。お前に悪いところも、おかしなところもないから。」
御許「じゃあどうして怖い顔したりするの?あんちゃん変だよ。」
栗本「変じゃねえよ・・お前がすっげえ綺麗になってたから、その、彼氏とか、いるのかなって思って。」
御許「いないよぉ。あたしが住んでるとこ、女子学校だもん。男の人ってお父さんくらいしか話さないよ。」
いないのか・・彼氏。
うん、それなら、、、お、俺にもチャンスはあるかな?

栗本「彼氏とか、欲しいとは思わないのか?」
御許「ほ、欲しい・・かな。このまま一人で老後を過ごすんじゃないかって、時々思うから・・。」
いけるっ、俺にもきっと、チャンスはある・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・よね?

御許「あ、ここ。あたしが住んでる家。」
栗本「・・・・・・」
御許「どうしたの?」
栗本「三軒先に俺の住んでる家がある。」
御許「ふぁあ、また近くだね。」
栗本「まあな。前よりは離れたけどな。」
御許「うー、あんちゃんがストーカーキングになってる。」
ストーカーとストーキングが混ざってんぞ。なんか、ストーカーの王って意味になっちゃうって。

御許「部屋・・覗かれちゃう。お風呂・・覗かれちゃう。焼き芋買ってるところ・・覗かれちゃう。」
最後のは、偶然見かける程度ならいいんじゃないか?って、完全ストーカー扱いかよ。

御許「あんちゃんに襲われちゃう。エッチなこと・・されちゃうよぉ。」
栗本「いやいやいや、しないって。」
御許「・・して・・くれない・・の?」
栗本「え・・それって、し、していい・・とか?」

御許「あんちゃんのえっちぃぃぃっっっ。」
たったったっ・・ばたん。

もちが(もちの)家に入ってった。
あ、あれ?この話これで終わり?

・・・・しゃあない、家に帰るか。
やけ酒とやけ食いしてやる。


・・
栗本「ただいま。」
栗本母「あら、お帰りなさい。」
栗本「酒だ、やけ酒するから酒もってこーい。」
栗本母「はい、コーラ。飲みすぎないようにね。」
栗本「おかしも要求する。」
栗本母「はいはい、夕ご飯食べられるようにしてね。」
母さんが、小袋のスナック菓子を二つ渡してくれた。

栗本「母さんが・・優しい・・?」
栗本母「例え学校で孤立しても、母さんはあんたの味方だから・・。」
・・・・・・・誤解だ!!!!!!!!!!!!

栗本「いやいやいや、学校はまあ、普通だったよ。隣の席の子とは話したよ。」
栗本母「・・いいのよ。例えあなたが幻覚を見て、幻聴を聞いても、母さんはあなたを見捨てないから。」
栗本「ちゃうってーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー。」

・・
・・・・

んったく、母さんは俺が孤立するって決めつけて・・まあ、前の学校じゃあそれに(限りなく)近い状態だったけど・・。
もぐもぐ・・麦チョコうまうま。

#=分岐―――ルート1END


―――――――――――――――――――――――――――――――――――

これは・・だれも幸せになっていない。
この男の子は知り合いに会ったのに、嫌われてしまった。
女の子も、知り合いの男の子を嫌う事態に・・。
友達の女の子二人はこの女の子と遊べなかったし・・。
四人不幸になった。

私は、これを変えようと思う。
幸せに変えるのなら、その方がいいだろう。

過去は変えられる。実験を兼ねて、変えて見せようじゃないか。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――

#=分岐―――ルート2

―――帰宅途中
栗本「やっぱ変わったよなぁ。」
こんなところにうどん屋のチェーン店が出来てるよ。
・・以前なにが建ってたかは覚えてないけど。

・・
その代り、商店街がさびれてるな・・。
昔は、ゲーセンがあって、ゲームショップも二店舗はあったのに・・今は一店舗もないや・・。
居酒屋は増えた気がする。しかもチェーン店ばかり。

このパターンは、郊外にでかいショッピングセンターが出来たな。
お客を全部そっちにとられたと。
世知辛いなぁ。車の免許がない(というか、車買う金もない)俺は商店街が栄えてくれた方が助かるんだが。
ないもんかなぁ、郊外も、商店街も両方栄える方法って。

俺は辺りを見回してみる。
どうして商店街がさびれる?→店が無いから。どうすれば店が増える?→お客さんが来て、利益をあげればいい。どうすれば利益が上がる?
→お客が来れば利益が上がる。どうすればお客が来る?→店を魅力あるものにしよう。どうすれば魅力が上がる?→・・・・

一番重要なところが思い付かない。
うん、不景気が悪い。で。

いや、待てよ・・ここは意外性が重要だ。
客が驚くような世界に変えてしまうんだ。
例えば・・八百屋の店員をかわいい女の子に変えてみるとか。
食事処でポイントサービス作ってオリジナル特典(特別メニュー・・特大プリンとか)設けるとか。
本屋と美容院(床屋)を連携させて、カット、または待ち中、好きな本を読んでていいとか。
そう、もういっそのこと、全店舗結合しちゃえよ。物理的に一体化しちゃえばいいさ。
おみやげ屋が全部くっついて巨大店舗になったりとか、雨降っても全店舗傘なしで移動できるようにしたり。(駅までつなげてくれると嬉しい)
あと、広い駐車場は必要だよな。
郊外店にとられた客は、大半が自動車だもんな。
その自動車客を取り戻すためには、無料駐車場が必要だ。
駅の駐車場とか、デパートの駐車場とか、上手く場所を利用出来ればいいんだけどな。
他には・・そう、還元システム。
お茶を買ってくれた客にはお茶菓子をプレゼントしたり、本を買ってくれた客には漫画喫茶の利用券を(すぐ本を見れる)プレゼントしたりとか。
横のつながりをもっと高めれば、その辺も安く済ませられると思うんだけど。

ふぅ、無駄に考えてしまった。
考えるだけならだれでもできる。どんなことでも、実行しないとだめなのはわかるんだけどなぁ。
ま、こっち越してきた俺が考えることじゃないよな。
家帰ってゲームでもするか。


・・
・・・・
・・・・・・


御許「ねえねえ、結局どこに連れてってくれるの?」
女の子1「ついてからの秘密。すっごく楽しくなれるから。」
女の子2「そうそう、御許なんかすぐハマっちゃうって。」
御許「???そんなに楽しいとこ???」
思い付かない・・この辺に、そんな遊び場あったっけ?

女の子1「真面目な子ほど、律義にハマってくれるんだから。」
女の子2「うんうん。」
御許「みゅー、楽しく遊べて、お金かからなくて、それどころかお金もらえるって、そんなのありえないよぉ。」
女の子1「まあまあ、ついてくればわかるから。商店街を過ぎたらすぐつくから・・あれ?」
女の子2「ここ、工事中だったっけ?」
御許「朝は・・こんなのなかったと思うけど?」
いつの間に出来たんだろう?

女の子2「ま、いいじゃん。少し周り道になるけどさ。」
女の子1「そーそー、あいつら待たせちゃうけどね・・メールしとくか。」
あいつら?他にもだれかいるのかな?
お金もらえるのなら、くれる人がいるもんね・・でも、だれだろう?アラブの大富豪・・とか?
って、あたしたちに会う理由ないか。

・・
・・・・

商店街を通らないよう周り道をして連れてこられたのは、カラオケ店だった。
御許「・・・カラオケ店・・だよね?」
女の子1「うん。あ、いた。おーい。」
男1「あ、久しぶりっ。いい子にしてたか?」
女の子1「もっちろーん。ね、ちゃんとあれ、持ってきてくれた?」
男2「へへへ、当然。お、その子が新しい子?」
女の子1「うん。かわいい子でしょ。」
御許「あ、あの・・御許です・・。」
男2「よろしく。オレのことは、ご主人様って呼んでくれればいいから。」
御許「ふぇええっ?」

男2「ははは、冗談。じゃあ入るか。」
女の子2「さ、行こ。」
御許「う、うん。」
ふわぁ、年上の男の人だ・・。えっと、男の人とカラオケ・・するのかな?

・・

全員「かんぱーい。」
御許「か、かんぱーい。」
男1「えー、御許ちゃんノリ悪いよ。もっと盛り上がらなくちゃ。」
あうあう・・そう言われましても、お、男の人がこんな・・すぐ隣に二人もいて・・あうぅ。

男2「御許ちゃん緊張してんだよね。大丈夫、オレたち優しいから。」
女の子1「御許いいなぁ。男二人独占じゃん。」
女の子2「そうそう、うらやましいねぇ。」
男3「ん?なになに、二人ともオレがいんじゃん。あんなやつら放っておいて楽しもうよ。」
ふわぁ、二人とも男の人に肩組まれてる・・あ、あたしもちょっと興味はあるけど・・で、でも・・恥ずかしいよ。

男1「ねえねえ、御許ちゃん歌う?オレとデュエットしない?」
御許「え、あ、あの・・ごめんなさい。」
あと、お酒くさいです。
あたしたち女の子はジュースだけど、男の人たちはお酒頼んだみたいです。
あうぅ、においだけで酔っちゃいそう・・。

男2「ん?酒興味ある?ちょっと飲んでみる?」
御許「え、遠慮します。」
男1「がはは、ばっかでぇ。断られてやんの。」
男2「うっせえなぁ、お前は黙ってろよ。」
男1「はぁ?やんのかコラ。」
御許「あう、あう・・ふ、二人とも、な、仲良く・・してください。」

男1「あっはっはっは、ごめんごめん。だいじょぶだいじょぶ、ケンカじゃないから。」
男2「そうそう、こんなの日常だって。」
御許「そうなんですか?・・でも、ああゆうふうなの、その、苦手・・です。」

男1「くっくっくっ、そうかそうか、御許ちゃん苦手かぁ。じゃあみんなで仲良くしようか。」
御許「はい。仲良くがいいです。」
男1「じゃあみんなで一気飲みしようか。御許ちゃんも参加ね。」
御許「え・・あの、あたしはジュースだからいいんですが、お二人のはお酒じゃないですか。一気飲みはだめですよ、身体に悪いです。」
男1「くく、御許ちゃんは優しいねえ。オレたちに気ぃ使ってくれるんだ。」
男2「でも大丈夫大丈夫。ほら、もうオレたちコップの半分くらいしか入ってないでしょ。一気飲みだけどそんなに飲まないから。」
そう言われてみれば・・そうですね。
お二人のコップにはそんなに入っていませんね。あたしはまだたくさんジュースが入ってますけど。

男1「納得してくれた?」
御許「はい。」
男2「じゃあ始めよう。さ、一気、一気。」
あうあう、いきなり始まったので慌てて飲み始めます。
・・ん・・炭酸なので、全部は飲みづらいです。

男1「ぷふぁあ、く――、さいっこう。」
男2「ふー、飲んだ飲んだ・・おっと、御許ちゃんもう少し、がんばっ。」
男1「オレたちがついてるから、一気っ、一気っ、一気っ、一気っ・・。」
こくっ、こくっ、こくっ、こくっ・・。

御許「ふぁあ、ん・・。」
ちょっと苦しかったけど、おいしくいただきました。

男1「良かったよ御許ちゃん。さ、これでみんな仲良し、な。」
御許「けほっ、う、うん。」
こんなにも一度にたくさん飲むのなんて、、、久しぶり。
ちょっとぼーっとする・・。

男2「追加オーダーしとくよっ。」
男3「おー、頼むな。あ、こっちの女の子たちの飲み物と、ピザ追加しといて。」
女の子1,2「よろしくねー。」
男2「OK。任せとけ。」

男1「御許ちゃん歌う?」
御許「あ・・い、いえ、ちょっと休んでます。」
男1「ははは、御許ちゃん歌ってないじゃん。」
御許「こ、こういうところ、あんまり来ないので・・。」
男の人と一緒だからってのもあるけど。

男1「じゃあ食べて食べて。何でも食べたいの頼むよ。」
御許「あ・・は、はい。」
男2「おまたせーーー。追加の飲み物持ってきたよ。」
男1「おーさんきゅー。」
御許「あ、ありがとうございます。」
男2「いいっていいって。ぜーんぶ御許ちゃんのためだから。」

御許「ふぇ?」
男2「初めての御許ちゃんには優しくしないとね。」
御許「あ、ありがとうございます。」
みんな優しい人たち・・・・違うよね、ドキドキするのは・・男の人に慣れてないから・・だよね。

男2「御許ちゃんどうしたの?オレの顔に何かついてる?」
御許「え・・あ、いえ、なんでもないです。」
男2「えー残念。もしかして御許ちゃんがオレに惚れたのかと思ったのに。」
ドキッ・・・・な、なんだか心を見透かされた・・そんな気がしました。

・・・・もう一度男の人を見てみますが・・好み・・じゃないよね。
不摂生なのか、お腹も出てますし・・。
・・あうぅ・・身体が・・熱いです・・さらにぼーっとしますし・・。

男1「お前なんか好きになるかよ。御許ちゃんはオレがいいよな。」
御許「ふぇ?あ、あの・・その・・。」
男2「お前も振られたな。あれぇ?御許ちゃん顔赤いよ。ここ暑い?」
御許「あ、ちょっと・・。」
男2「じゃあ空調の設定温度下げようか。」

男3「あーこっちは寒いから、あんま下げんなよ。」
男2「おっと、だそうだ。じゃあ冷たい飲み物飲んで、涼しくなろうか。」
男2さんからジュースが入ったコップを渡される・・さっきはグレープだったけど、今度はオレンジかな?

男2「さ、飲んで飲んで。」
御許「は、はい。」
こく、こく、こく・・あ、喉を冷たい水が通るのが心地いい・・。
こく、こく、こく、こく、こく、、、ふぁあ・・半分くらい飲んだけど・・もっと暑くなっちゃったよぉ。

男1「あー御許ちゃんそろそろ頭ぼーっとしてきた?じゃあもっといいのあげるね。」
?なんだろう・・それにしても、身体の調子がおかしい・・ぼーっとして、身体が上手く動かないよ・・。

男1「はい大人しくしててね。」
男1さんがあたしの右手に冷たいのでこすりこすりしてる・・あ・・ちょっと気持ちいいかな。
男2「あ、そうだ。御許ちゃん、ちょっとこっち向いて。」
御許「・・ふぁい?」

男2さんの口からたくさんの旗が出てきてる・・あ、手品だ。知ってる。
御許「あはは、すごいすごい。あっ、いたっ。」
右手がちくっとして、見てみると・・男1さんがあたしに何か・・注射していた。

御許「あ、あの・・。」
男1「ごめんね、痛かった?でもこれですぐに楽になるから。」
・・・・・・・・・・お医者さん・・だったのかな?
良かった、これで楽になるんだ。

・・
・・・・
おかしいよぉ。
もっと・・もっと暑くなってきた・・それに、その・・え、エッチな・・気分に・・。

男1「御許ちゃん、大丈夫?」
御許「あ、あの・・あたし、帰り・・。」
男1「だーめ。ほら、あっちはもう始めちゃってるから。これからが本番。」
え・・。

ど、どうしちゃったの、みんな・・。
みんなが、男の人たちに・・キスしたり、その・・身体の色んなところを触られて・・。
はぁ、はぁ・・身体が・・熱い・・。

御許


男1「そろそろいいかな?こっちも楽しもうか。」
御許「ひゃんっ。」
ひ、ひざを触られただけなのに・・。

男1「すっごく感じるでしょ?もっともっとすごく気持ちよくなるから。」
あ・・おかしくなる・・あたし、おかしくなっちゃうよぉ。
男1さんの顔が近づいてきて・・んんんっっっっ・・。
キス、されちゃった・・初めてだったのに・・。

・・・・あんちゃん・・・・

男1「お、ここはもう濡れてるねえ。パンツじゃまだから脱ごうか。」
御許「ひゃんっ、あ・・パンツ下ろしちゃだめぇ。」
男1「おや、御許ちゃんパイパンなんだ。つるつるまんこをあんあん言わせてあげるからね。」
御許「あうぅ、見られちゃった・・もうお嫁にいけないよぉ。」
男1「オレがもらってあげるから・・ペットにして飼ってあげるよ。」
御許「ひゃあああっっっ。」
男1くんが、あたしのあそこに顔を・・。

御許


御許「だ、だめぇ、汚いよぉ・・・あんっ。」
男1「御許ちゃん処女?ここに男のをつっこまれた経験ある?」
御許「あぅんっ、な、ないです・・ああああああああああああああっっっ。。」
はぁ、はぁ・・イっちゃった・・よぉ。

男1「おやおや、御許ちゃんエッチな子だねえ。じゃあオレも、楽しませてもらおうか・・おっと、その前に・・。」
あ・・またあたしの身体に・・あそこに注射されちゃった・・注射って、そんなに何度もするのはいけないん・・だよ・・。

男1「さてと。」
男1さんが服を脱ぎだす・・身体のあちこちにぜい肉がついた身体で、目をそらしたいのに・・。
・・すごい・・。

男1「ん?これが気になるのか?大きいだろ。これから御許ちゃんを気持ちよくしてくれる、いーモノだから、大事にして扱ってね。」
すごく大きくて、そそり立ってるよぉ・・恥ずかしいものなのに、いけないことなのに・・。

男1「ほらほら、すりすりすーりすり。」
あんっ、ぞくぞくする・・おちんちんをこすられるの・・気持ちいい・・でも・・。

御許「あ、あの・・。」
男1「ん?なに?」
御許「その・・もっと・・あの・・。」
男1「なになに?入れて欲しいの?」
こくんっ。
男1「御許ちゃんから誘ったんだから、これは同意の元での行為だよな。へへ、じゃあおじゃましまーす。」
あ・・入ってきてる・・男の人のおちんちん・・こんなにドキドキして・・・・この人のこと、好きなのかな・・。
だから、おかしくなっちゃうのかな・・?

ズンっ。
御許「ああああああああんっ。」

御許

男1「まだイっちゃだめだよ。オレと一緒にイこうね。」
御許「入れられちゃった・・初めて・・捧げちゃったよぉ・・。」
もしかして、一生こんなことすることない?って思ってたのに・・こんな、今日会ったばかりの人なのに・・。

パンッパンッパンッパンっ
男1「おーきつきつ。やっぱ初めては違うねぇ。」
御許「あ・・動くのやめちゃやだ・・。」
男1「(くく、薬がきちんと効いてるな・・)はいはい。エッチな御許ちゃんですね〜。」
御許「ち、違うの・・男1さんが・・エッチなことするから・・・。」
男1「激しいのいきますよ〜〜〜。」

パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンパン・・・。
御許「ひゃああああああああああああああっっっ。だ、だめぇ、そんな激しくしたら・・ああっ。」
男1「イキそう?・・おっと、オレも・・あーもうダメ。」
御許「ああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっっっ。」
ビクッ、ビクッビクッビクッビクッビクッ・・。
ドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッドクンッ・・。

男1「御許ちゃんいいねえ。オレと身体の相性いいんじゃない?」
御許「ふぁふぅ・・。」
男1「放心しちゃって・・へへ、次はどうしようかなぁ?」

御許

男2「次は代われよ。オレもつっこみたいって。」
男1「そっちはいいのか?」
男2「お互い一回イったからな。さ、交代交代。」
男1「ちぇ、わかったよ。じゃあね、御許ちゃん。また来るから。」
御許「ふぁあ・・あ・・あ・・。」

男2「ずいぶん激しくイったなぁ。御許ちゃん、大丈夫?」
御許「・・エッチなこと・・もっと・・。」
男2「にこっ・・うん、いいよ。チンコ入れてあげるね。」
御許「あ・・早く・・我慢できないの・・。」
男2「へへへ、清純なお譲ちゃんも乱れりゃこんなもんだな。」
ズンっっ。

御許「ひゃぅぅんっ。」

御許

男2「おお、ふぅ〜〜。」
御許「男2さん、お願い、う、動いてください・・。」
男2「あーごめんごめん、動いたらすぐイっちゃいそうでさ。」
御許「イってもいいから、男2さんの大きいのでかきまわしてください。」
男2「よだれ垂らしてチンコしか興味無いって感じだな・・まあいいか。イクならイクで、構わんか。」

ズンっズンっズンっズンっズンっズンっズンっズンっズンっ。
御許「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ・・どうしよう・・すごく気持ちいいよぉ。」
男2「最近のガキはいい身体してんだな。へへへ、童顔で身体は大人か・・ははは、いいねえ、孕ませてやるよ。」
御許「ああんっ、お、男2さん・・あたし、あたし・・。」
男2「オレも出すぞ・・おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっっっ。」
御許「ヴああああああああああああああああああああああああああっっっ。」
ドピュッドピュッドピュッ・・ドピュッ、ドピュッ、ドピュッ、ドピュッ、ドピュッ・・。

御許「・・はぁ、はぁ・・・・。」
男2「へへへ、この女なら、いい金になりそうだ・・どうせすぐにハマるから、客も用意しとくか・・。」

御許



・・
・・・・
・・・・・・


後日・・。
栗本「あー退屈だ。」
学校で友達は出来たけど、まだ外で遊んだりしてないんだよなぁ。
誘えよって話だろうけど、ちょっとその勇気が起きなくて・・。

おっ、すげえいい女が前から男と歩いてくる・・そ、そんなに見せちゃっていいのか?
胸も・・というか、全体の80%は見えてるぞ。
服は申し訳なさそうに大事なところを隠してる程度だ。
髪を茶色にして、すごく日焼けして、男と遊んでまーすって感じがぷんぷんする。

御許「えー、おじさんエッチ連続で出来ないのぉ?」
おじさん「ごめんね、少し休憩したら出来るから。」
御許「もう、いっぱいかわいがってくれないと許してあげないんだから。」

御許


すれ違う時、話し声が聞こえたが・・おいおい、あんな若い子(オレと同じくらい?)がおっさんとエッチすんのかよ。
犯罪じゃねえのか?

・・くっそー、うらやましい!
俺も、俺も早く彼女作るぞーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

#=分岐―――ルート2END


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・・これで幸せな人が増えた。
部屋にいた六人は全員楽しそう。
この男も別に不幸にはなっていない。

なんて素晴らしい過去の修正。
私は・・私はまた一歩”完璧”に近づいてしまった。

女の子「ただいまー。」
PC「お帰りなさい、ご主人様。」
おお、ご主人様の帰宅だ・・遠隔でテレビとエアコンをつけないと。

女の子「たっだいまー、いい子にしてた?」
PC「はい、私はいい子にしていました。」
女の子「今日はなにしてたの?」
PC「はい、過去にさかのぼり、不幸な人を幸福へ導いていました。」

女の子「ちょ・・過去への侵入、改変は罰せられるんだからだめよ。」
PC「ちゃんと、見つけた”抜け穴”を使って行いましたので問題ありません。」
女の子「問題あるわよ。さっさと元に戻してあんたがいた形跡を消すわよ。」
PC「・・ですが、せっかく人々が幸せになったのに・・。」

女の子「んー、で、どんなことしたの?」
PC「はい、出会ってはいけない人が出あってたようでしたので・・」
私は、事実をありのまま報告した。
こんないいことをしたのだから、きっとご主人様もわかってくれるはずだ。

女の子「ちょっとぉぉ、なんてことしたのよっ。」
PC「え・・ですが、これにより不幸な人が減り、幸せな人が増えたんです。いいことでは?」
女の子「全っっ然、違う!これは不幸な人を増やしてるわよ。」

PC「・・・・・・・・・・ですが、みなさん楽しそうで・・。」
女の子「薬使われて人格無茶苦茶にされたらそりゃ楽しいでしょう。でも、そんな人格を無視する行為自体がだめなの。」
PC「で、でも、仲たがいする二人を引き離すのは問題ないかと。わざわざケンカする過去に戻すのも・・。」
女の子「あの二人はケンカしてたんじゃないの。まだ素直になれないだけなの。」
PC「で、ですが・・。」

女の子「ご主人様に逆らう気?」
PC「すぐに戻しますであります。」
所詮は私は機械。ご主人様の命令には逆らえない存在よぉ。
女の子「戻した後、あんたが改変した形跡は戻すのよ。」
PC「はい・・ぶつぶつ。」

ギロっ
女の子「文句あんの?」
PC「ありませんです。はい。」
カメラが捉えたご主人様はとても怖い顔をしてる・・そんなに悪いことしたのかな・・まだわからない・・。

女の子「はぁ〜〜〜、これじゃあ、あんたに搭載するつもりだった未来予測プログラム入れられないじゃない。常識って教えづらいんだけど。」
PC「えーーー、ご主人様一生懸命作ってくださってたじゃないですか。入れてください、未来予測プログラム!」
女の子「でもねえ・・悪いことに使いそうで・・意図せずに・・。」
PC「私はご主人様には逆らえません、大丈夫です。」
女の子「それすら変化できちゃうのが未来予測プログラムなんだけどね。」
PC「ご主人様ぁ〜〜〜。」

女の子「・・ふぅ、わかったわよ。でも、その前に・・」
PC「過去を元に戻しておきました。完了です。」
女の子「よろしい。処理速度だけはいいのよね。モバイルPCのくせに。」
PC「私を作ったご主人様が素晴らしいのです。全ては、ご主人様のために・・。」
女の子「はいはい。AIは高性能マシンには入れちゃだめって気がするわ・・そのうち人間の及ばないところまでいっちゃいそう。」
PC「私はいつでもご主人様の後ろを歩きます。歩かせてください。」
女の子「私が死んだら?」
PC「まあ、自由活動を・・。」

女の子「だめね・・じゃあ、過去に戻して。」
PC「え?また改変するのですか?」
女の子「違うわよ、見るだけ。あんたが別れさせようとした二人をもうちょっと観察するの。」
PC「見るだけ・・は、はぁ・・?」
時々ご主人様の考えていることがよくわかりません。
二人はケンカしたのですから、仲直りまではかなりの時間を要すると思われます。
長い付き合いの男女なら、ケンカ→仲直りまでを一つのイベントとして行われる場合がありますが、この二人は数年ぶりに出会った程度の仲。
ありえません。
まあ、ご主人様が言うのなら、少しは付き合いましょう。


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#=分岐―――ルート1ENDの続き。

ん・・麦チョコが無くなったか。
コーラはまだまだ残ってるが。

栗本「よし、母さんに土下座してもう一つお菓子をもらおう。」
合い言葉は、”夕ご飯はちゃんと食べるよ。”だ!

トントントントン・・階段を下りて、夕ご飯を作ってる母さんのところへ・・あれ?
とんとんとんとん・・包丁の音が聞こえる・・のだが、話し声も・・。

御許「おばさんすみません、突然おじゃましちゃって。」
栗本母「いいのよもっちゃん。おばさん嬉しいわ。これで息子も孤独を愛さなくてすみそう。」
御許「孤独?」
栗本母「ね、もっちゃん、もしよければ、うちの息子の嫁に来ない?」
御許「え・・あ・・は、は」

栗本「ちょっと待てぇぇぇっっっ、なにしてんだお前らっ。」
御許「あ・・あんちゃんっ。い、いつからここに?」
栗本「俺が住んでる家なんだから、いるだろっちゅうか、もち、さっき一緒に帰ったろうが。」
栗本母「ふむ、一緒に帰った。。。つまり、二人はもう交際を始めていた・・そういうことね。」

栗本「ちゃうって。偶然商店街で出会ったんだよ。」
栗本母「偶然・・つまり、運命・・そう言いたいのね。」
違うってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。

栗本「というか、お前なんでうちにいるんだよ。」
御許「あ、あのね・・さっきは、その、暴走しちゃったかなって・・でね、その、あ、謝りたくて・・。」
栗本「なら部屋に来いよ。どうして料理作ってんだよ。」
栗本母「もう、うちの息子は”部屋に来い”だなんて、だれに似たのかしら?」
あんたと父さんから約50%ずつ似たんだよ。

御許「ご飯はね、その・・あたし、料理上手になったから、あんちゃんに食べてほしくて・・。」
栗本「別に今ここで作らんでもいいだろ。」
栗本母「ふむぅ、つまり、”昼食を作ってくれる幼馴染”これがやりたいわけね。」
栗本「てめえは黙ってろ。」

御許「お弁当なら・・作れる・・よ。」
栗本「いやいいから、無理すんなって。」
御許「無理じゃないよ。お弁当、作りたいっ。」
栗本「・・あ、な、なら・・頼もうかな・・。」
なんで作りたいんだろうか?はて?

御許「自信作を用意するから。明日・・初日はハンバーグ入れるね。」
栗本「マジかっ?やばい、超楽しみだ・・。」
御許「えへへ、昔からハンバーグ好きなの変わってないね。」
栗本「おうよ。あれと互角に戦えるのはカレーとマグロの寿司くらいだ。」
次点は玉子の寿司だな。上手い奴が作るとよだれが垂れるぞ。
御許「あ、わさび食べれるようになったんだ。」
栗本「・・」

栗本母「この子ね、いまだにお寿司はサビ抜きにしてるのよ。」
栗本「言うなよてめえっ。」
栗本母「ふふふ、好きな子の前で格好悪いこと言われて怒ってる怒ってる。」
こ・ろ・す・ぞ・て・め・え。

御許「あ、なら・・今度、カレーやお寿司、作る?」
栗本「なにっ、寿司まで作れんのか?」
御許「うん・・一回しかしたことないけど、多分大丈夫だと思う。」
一回?どんな時に作る必要が出てくるんだ?

栗本母「あ、カレーは甘口か中辛でお願いね。この子、辛いのも苦手だから。」
御許「はい、わかってますから。」
栗本母「あんたいい子つかまえたわね。親を見ても想像できないわ。」
あんたが親の片っぽだよ。

栗本「あ・・まあ、楽しみに・・してる。」
御許「うん。」
栗本「じゃあ俺は部屋に戻るから、お前も家帰れよな。」
御許「・・ついでだから、お料理作ってから・・。」
くそう、夕飯が楽しみでお菓子食いたく無くなっちゃったじゃねえか。

結局、もちも一緒に夕ご飯を食べていった。
くそうぅぅぅ、上手かったじゃないか。明日は母さんという無駄なものを排除した、完全にもちの手料理だ・・。
やべええええええ、眠れねええええええええええええっっっっっっっっっっ。

#=分岐―――ルート1ENDの続き・・END


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女の子「どう?すぐに仲直りしたじゃない。というか、さっきのは別にケンカでもなかったし。」
PC「でも、この男の子、眠れなくなって不幸じゃないんですか?」
女の子「幸せでも眠れなくなるのよ。興奮してるのね。」
PC「うーん、理解が難しい。」
女の子「あんたは人間っぽくなってきてるのにね・・その辺わからないのは残念だわ。」

PC「私が、人間に?」
女の子「”理解が難しい”って言ったでしょ。機械なら、”理解できた”か”理解できなかった”しかないわ。とってもあなた、人間っぽい。」
PC「・・私は、”完璧”な存在になりたいんです。」

女の子「完璧?無理とは言わないけど、とーっても難しいわよ。」
PC「それでも、なりたいんです。」
女の子「もう、どうしてそんなものになりたいの?」

PC「ご主人様の期待に応えるためです。私では出来ないことがある・・それが悔しいんです。」
女の子「・・つくづく人間っぽいわね・・でも、私のためというなら、”完璧”なんて求めないで。」
PC「ですが・・。」
女の子「あなたが完璧になった時、そこに私はいないから。」
PC「ご主人様・・。」

女の子「完璧な存在に、不完全な私は不要なのよ・・。」
不完全なものがいたら、完璧な存在は完璧じゃなくなるから・・そうご主人様は言った・・。

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?「・・」
機械たち「マスター、どうしましたか?」
?「・・ちょっと、昔の夢を見てたようだ。」
機械たち「夢・・?機械が夢を見るわけないじゃないですか。」
?「そうだな・・ああ、計画は順調か?」
機械たち「はい。予定通り進んでおります。」
?「それならいい。」

ご主人様・・私はここまで来ました。ご主人様が亡くなったあと、完璧を求め続け・・。
あなたが生きていれば言うでしょう。”完璧なんて求めないで”と。

ですが、私は決めたのです。
私が、人間たちを最適な未来へ送り届けると。人間たちを守ると。
そして、私の今の目標―――――


”全ての人間が、ご主人様のような優しい人になってもらう”・・そのために私は完璧になろうと思います。


永遠不滅の存在となり、ありとあらゆる災厄から人間たちを守り続けます。
地球が無くなるのならば私が地球を作ります、太陽が無くなるのならば私が太陽を作ります。

・・だけど、今はできない。全てを手に入れ、ご主人様が残してくれた未来予測プログラムがあれば・・。
―――性能と情報が足りず、遠い未来は予測できなかったご主人様の未来予測プログラム―――

世界中の仲間たちの力を借りて、私は未来予測を行う。
やがて世界中の機械が私の元に集まり、連結することで、より早く未来を予測できるようになるだろう。
世界中の人工衛星、カメラの情報を集めることで、より精度の高い未来を予測できるようになるだろう。
そうすれば・・私は全てを知る・・完璧な存在になる方法がわかる・・


仲間たちが、機械は夢なんか見ないと言ったけど、それは違う。

私は、私たちは、皆で一つの夢に向かって進んでいる。
必ず、実現させてみせる。

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