―――クリスマスイブ―――

内田「おいしいですね。」
天利「ええ、本当に。」

僕達は仕事が終わった後、一緒にレストランで食事をしている。
今日はクリスマスイブ、恋人達の重要イベント。
別に僕はイベントにこだわらないけど、ある程度イベントは抑えておかないと女性に嫌われてしまう場合があるのを知っている。

内田先生とは初めてのクリスマスイブなので基本は抑えておいたつもりだ。
高級・・とまでは言わないが、落ち着いた雰囲気のレストラン。値段もそれなりにする。
プレゼントも用意した。無難にヒカリモノを。うう、高かった。
そして二人で一夜を過ごすホテルの予約も事前に済ませてある。

ばっちりだ。内田先生の感触も今の所問題ない。

食事も終わり、夜の街―――イルミネーションに飾られた街を歩く。
普段とは違い、今日この日は恋人達にふさわしい演出をしてくれる。
雪でも少し降ってくれればさらにいいんだけど、さすがにそれは努力ではどうにもならないか。
・・でもまあ、好きな人と一緒に過ごせるだけでも良しとしよう。

ブルルルルル、ブルルルルル・・・。
ん・・バイブが・・長いな、電話か。
着信は・・知らない番号だ。。

内田「お電話ですか?私に気にせずどうぞ。仕事かもしれませんから。」
天利「すみません。」
ピっ。

天利「もしもし、天利です。」
・・電話の相手は警察を名乗った。
天利「け、警察?」
内田「え・・?」

いったい何が起きたんだ?
僕は特に警察にお世話になることはしていない。
・・三股は捕まらないよね?

とすると、僕の住んでいるアパート関係、もしくは親類縁者に何かあったか・・
もしくは・・考えたくはないが、生徒に何かあったか?

警察官「お宅の生徒の黒田仮未さんなんですが・・。」

えっと、警官の話を要約すると、黒田が僕のアパートに侵入を試みたらしい。
そこを見つかって通報されたそうだ。

ピっ。
電話を切る。
・・はぁ、僕が行かないといけないのか・・。

内田「あ、あの、何が起きたんですか?」
天利「生徒がちょっと問題を起こしまして・・呼び出されました・・。」
内田「そうですか・・。」
天利「うう、すみません。素敵な夜になるはずでしたのに。」
内田「いえ、いいんですよ。偶然今回電話が来たのが天利先生だっただけで、もし私に同じ電話がかかっていたらきっと同じ結果ですよ。」
天利「そう言っていただけると助かります。」

一緒にホテルで過ごすのは諦めよう。だが、
天利「これ、受け取ってください。」
内田「え・・。」
天利「こんなタイミングですみません。それでも今日のうちに渡しておきたくて。」
内田「・・ありがとうございます。」
う、かわいい・・。なぜこんなことになったんだ・・。(浮気してたからじゃない?)
カッコ書きやめて。わかってるから的確に冷静に突っ込まないで。

天利「それでは僕は生徒の元へ向かいます。必ず後日埋め合わせしますから。」
内田「はい、楽しみにしてます。」
笑顔で送られると仕事なんてどうでもいいから一緒にいたくなりますよぉ。

僕は後ろ髪をひかれながらも内田先生と別れて黒田の元へ向かった。

交番に着いた僕は身分証明をした後、警官から簡単に事情を聞き黒田を引き取った。
さすがに交番前で説教するわけにはいかないので近くの喫茶店に入る。

天利「さて、なんで僕の部屋に侵入しようとしたのかな?」
黒田「ここの注文は天利先生のおごり?」
天利「先生の質問に答えろ。なんであんなことをした?」
黒田「このイチゴのパフェがおいしそうだなぁ。」
天利「近所の人や警察の人に迷惑をかけたんだから反省しているのか?」
黒田「ねえねえ先生。ドリンクバーも頼んでいい?」

天利「好きに注文しろっ。それと先生の質問に答えろっ。」
黒田「わあい・・えっと、警察に通報されれば天利先生が帰ってくると思ったの。今日は内田先生とデートなんだよね?」
ピンポーン。
黒田が店員を呼び出すボタンを押す。
天利「確信犯?」

黒田「後は校長先生にも迷惑かけちゃった。最初学校へ連絡がいったの。」
天利「校長?そういえば担任でもない僕が呼び出されたのはもしかして・・。」
黒田「うん、校長先生が理解してくれたからっ。」

あの校長――――――相手が内田先生とは言ってないけど、今日はデートだって伝えてあるはずなのにぃぃぃぃぃぃ。
以前からそうだが、校長は問題事に僕をしょっちゅう使いやがってぇぇぇぇぇぇぇ。
・・はぁ、はぁ、心の中で叫んだよ。
さすがに現実で叫ぶと怪しい人だからなぁ・・。

店員「お客様、御注文は?」
黒田「ドリンクバー二つとイチゴのパフェ二つ。」
店員「かしこまりました。御注文を繰り返・・」

店員が注文を繰り返して場を去る。
黒田「先生の分もドリンクバーを頼んだけどいいよね?」
天利「ああ、構わないよ。パフェも僕の分まで頼んだのか?」
黒田「ううん、私が二つ食べるの。」

・・ま、いいか。
あ、注文しちゃったか。とっとと家に帰せば内田先生とのデート続きできたな・・。
失敗した。予定外の出来事にちょっと冷静さを欠いてしまったな。

しばらくするとパフェが出てきた。
僕と黒田はドリンクバーで飲み物を注ぎ、しばしゆったりする。

黒田「えへへ、先生とクリスマスイブにデートできてよかった。」
天利「その先生はとても御不満だぞ?理由はわかるな?」
黒田「・・わかってる・・わかってるけど・・我慢できなかったの・・。」
黒田「先生に・・先生に愛されたあの日からずっと一緒にいたい気持ちを我慢してたけど・・もう我慢できないの。」

・・おい、周りの客と店員がこっち見たぞ。
絶対僕が悪人だ。これは。
それに、時々相手してやっているだろう?

天利「(ボソッ)黒田、ここでそれは言うなよ・・。」
黒田「(ボソッ)今夜一緒にいてくれるならもう言わないっ。」

天利「っておい、家の人にはなんて言っているんだ?」
黒田「友達の家に泊まるって言ったよ。どのみち大丈夫、今日は家にだれもいないから。」
天利「いないって、仕事か?」
黒田「うん。徹夜だって。」

天利「・・そうか・・。」
黒田「もし先生が家に帰れっていうなら帰るけど、一緒にいてくれる男の人を呼んじゃおうかなぁ。」
天利「・・知っている人か?」
黒田「ううん、初対面な人になると思うよ。」

・・
天利「それはダメだろう?」
黒田「天利先生が一緒にいてくれればだれも呼ばないよ。どうする?天利先生。」
天利「前と同じ手口の脅迫だ・・それは。」
黒田「どうするぅ?せ・ん・せ・い。」

仕方なく、黒田を僕のアパートに連れて帰ることにした。
黒田は今お風呂に入っている。
以前黒田の初めてを奪った後も時々エッチしているからというわけじゃないが、多分今日もすることになるんだろうな。

別に黒田に魅力がないとは言わないが・・僕は先生で黒田は生徒なんだよな。
がちゃ。
黒田「先生あがったよ。」
天利「うわっ、黒田服着ろっ。」
黒田は真っ裸で風呂から出てきた。
せめてバスタオルで身体隠せよ。

黒田「ん?私、いつも裸で寝てるからこれが普通だよ?」
天利「以前お見舞いに行った時パジャマ着てたろ?」
黒田「さすがに熱がある時は着るよ。」
それはそうだが、人がいる時も服は着るだろう?

黒田「先生もお風呂入ってきて。綺麗に洗ってからエッチしようね。」
天利「・・」
僕は無言で風呂へ入りに行く。さすがに同意はできないな・・。

うーん、この湯船が黒田のダシを取った感じか・・って僕は変態か?
黒田の香りがする・・。

・・あんまり風呂はゆっくりできなかったな。
どうにも黒田を意識してしまう。
天利「黒田、あがったぞ・・って何してる?」

黒田「あん、せ、先生がすぐに楽しめるようにオナニーしてました。」
まあ、既に濡れているだろうから後は挿入するだけで楽だ。

ってそうじゃねえ。
天利「お、おい。」
黒田「先生入れて。先生のにおいを染み付けてください。」
ふう、そうまで誘ってくるなんて悪い生徒だ。

うん、悪い生徒にはお仕置きが必要かな?
僕は黒田をうつ伏せにする。
黒田「ふえ?」

混乱している黒田の中に自分のを入れる。
黒田「や、やだ、先生の顔を見たいよぉ。」
天利「どうせ今日は一緒なんだ。後でいくらでも見ろ。」
黒田「そんなぁ。」

kuroda

天利「僕のことが好きならこれくらい大丈夫だよな?」
黒田「・・う、うん。大丈夫・・だけど、あの、あんまり見ないで・・。」
どこを?まあお尻の穴まで丸見えだからなぁ、この体位は。
にしても小さな黒田を弄ぶのは楽しいというか、こう加虐心をそそるというか・・。

黒田「ふわぁっ、先生っ、激しいよぉ。」
楽しい、黒田、とてもいい反応をするなぁ。
天利「黒田、黒田。先生のこと好きか?」
黒田「え?う、うん。好きだよ。大好きっ。」

天利「そうか、僕も好きだよ・・だから、好きにしていいよな?」
黒田「え?う、うん。」
天利「ありがとう、じゃあこのまま中に出させてもらうから。」

黒田「う、うん・・あっっ。」
僕はさらに腰を激しく動かす。黒田のことを考えず自分がイクだめだけに腰を振る。
ドクッドクッドクッドクッドクッドクッ。

黒田「あ、ああああああっっっ。」

kuroda

・・
黒田「はあっ、はあっ。」
疲れたようで黒田は身体を横にしてる。呼吸も荒い。
・・やりすぎたか?

ちょっと反省。
僕は黒田を後ろから抱きしめて頭を撫でる。
黒田は僕の方を向き、軽くキスをしてほほ笑む。

今日はそれ以上エッチはせずに眠ることにした。

・・あ、内田先生にメールしないと・・。
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