―――お食事―――

今日は夏休み二日前。生徒は殆ど登校してこない。登校しているのは部活動関係の生徒くらいだ。
僕は実家から仕事先のアパートに戻ってきていた。
従姉妹の濡髪からはずっと実家にいて欲しいと言われたが、さすがにそういうわけにはいかない。
こっちはこっちで問題山積みだし、ほうっておくわけにはいかない。

はあ、いつの間にか全ての問題が解決しててくれないかな・・。

もちろんそんなことはあり得ないし、虫が良すぎるだろう。
そんなことを考えながら今日の仕事は終了。帰宅するか。
荷物をカバンにしまっていると、内田先生が職員室に入ってきた。
天利「内田先生は部活の顧問ですか?」
内田「はい。」
天利「美術部でしたよね。毎日たくさんの生徒が来ていますね。」
内田「ええ、みんな一生懸命で、うれしいです。」
天利「内田先生ががんばっているからですよ。去年はほぼ活動休止だったって話を聞いていますよ。」
内田「そんなことありませんよ。たまたま絵の好きな子がたくさん入っただけですって。」
天利「そんな謙遜しなくていいですよ。校長も内田先生のことを褒めていましたから。」
内田「そ、そうですか。なんだか、恥ずかしいですね。」
笑顔で顔を赤らめる内田先生はかわいいな。
以前信頼された・・はずだし、ここは二人の距離を縮めるチャンスだ。きっと。多分。
・・一緒に夕ご飯でもって思ったけど、勇気が出ない。
せっかく夏休みで食堂も売店もお休みなんだから今しかないっ。
う、断られるのが怖い・・。
内田「天利先生は今日のお仕事終わりですか?」
天利「え、あ、はい。内田先生もですか?」
内田「はい・・あの、もしこの後お時間あるのなら一緒にお食事でもどうですか?」

ビッグチャンスきたっっっっっ。

これは食事→ホテルという流れが出来るチャンスだ。
女性からの食事の誘い。これはもうあなたが好きですという意味でいいはずだ。(違います。)
カッコ書きは邪魔だ。もう少し僕の気持ちも考えろ。
・・まあ、好きというのはいきすぎか。でも、好意は持っているはずだ。

内田「以前、助けていただいたのにまだお礼出来ていませんでしたから。今日はおごりますよ。」
天利「ああ、そうでしたか。それならお言葉に甘えさせていただきます。」
うーん、お礼か。でもまあ、この食事で内田先生のハートを掴むんだ。勇気を、僕に勇気を。

と、いうわけで内田先生と一緒に夕ご飯を取ることになった。
行き先は内田先生に任せてほしいと言われた。
一応こういうことも想定して何軒かケータイに候補をリスト化してたんだけどね。
それはまた今度にしよう。内田先生のおごりだし。
連れて行ってくれたお店は中々小洒落たパスタ屋だった。
入ってまず思ったのは、雰囲気がいい。
ゆったりとした感じ。落ち着いた音楽、夜景が綺麗、店内の色調も茶が基調でシックな感じだ。観葉植物の緑も周りの雰囲気に合っている。
何より、店内にいるお客のカップル率百パーセント。
これはもうカップルが来るお店と考えていいですよね。
天利「オシャレなお店ですね。」
内田「はい。お気に入りのお店なんですよ。」
天利「それじゃあ結構来るんですか?」
内田「二週間に一回くらい食べに来ます。」
・・内田先生、普段はだれと来ているんだろう?
内田「えっと、普段は女友達と一緒に来ますよ・・男の人と来るのは・・初めてですね。」
あ、声に出てた。
だが、これはいいことを聞いた。僕が初めての男だぁぁぁ。(ちょっと意味が違いませんか?)
カッコ書きは出てこないで。いい感じなんだから。
天利「どんな料理か楽しみです。」
内田「天利先生の気にいる味だといいですが・・。」
大丈夫ですよ。内田先生と一緒ならどんな食事もおいしくなりますよ。
内田「え・・あ、ありがとうございます。そ、そうですか・・。」
あれ?また声に出てた。
でも、内田先生顔赤くして恥ずかしそう。うん、この感じがいいんだよね。
楽しいなぁって思いながらメニューを開くと、そこには違う世界だった。

・・いいお値段だ。

まず最初にそう思った。
そう言えばここって結構本格的な感じがする。
コース料理が基本か・・一応そういう店は行ったことあるけど、デートの時とその前の下見の時に。
一番安いコースで二千円か。まあこの手のお店にしたらこれが普通なんだよな。
ファストフードによく通っている自分にはちょっと高めな感じがする。
ラーメン屋やファミレスでもせいぜい千円前後しか使わないからなぁ。
さて、どうしようか?
内田「今日は私のおごりですから好きなのを食べてくださいね。」
やばい、内田先生すごくいい笑顔だ。
う・・何を選べばいいかわからない・・。
内田「天利先生、もしかしてこういうお店は初めてですか?」
天利「え?えっと、一応昔入ったことはありますが、すごい久しぶりですね。」
内田「・・昔はだれときてたんですか?」
あれ?内田先生笑顔はどうしたんですか?無表情になっていますよ。
内田「・・」
なんだか怖い・・。
天利「りょ、両親を連れて行ったことがあるんです。母の誕生日の時にプレゼントとして。」
内田「そうなんですか。天利先生親孝行なんですね。」
内田先生に笑顔が戻る。
うそじゃないよ。本当に両親を連れていったこともあるよ。一回だけだけど。
内田「もし、決められないなら私のおすすめにしませんか?」
天利「そうですね。お願いします。」
よしっ、これなら内田先生に無理ない金額になるはずだ。
内田先生のお心遣い、感謝します。
注文したのは三千五百円の金額と普通クラスのものだった。
まあ、僕としてはすっげえ高いと思うけど。
内田先生も同じくらいの金額のを注文していた。

ファストフードと違って注文してから料理が出るまで時間がかかるので、その間は世間話で時間をつぶした。
内田先生は、責任感が強くて、一生懸命なことが良くわかった。
でも、無理しているって思ってしまう。色々問題ある職場だし・・。
料理はとてもおいしい。さすが内田先生のおすすめだ。
でも、内田先生の手料理の方が食べてみたいですよ。
内田「え・・あ、あの、私それほどお料理上手じゃないですが・・それでも良いのでしたら・・。」
また声に出てた。心の声のはずなんだけどな。
でもまあ、
天利「はい。内田先生の手料理食べてみたいです。」
乗ってみることにした。
内田「・・わかりました。今度作ってきますね。でも、お世辞はやめてくださいね。」
天利「お世辞はダメですか?」
内田「私、お料理ヘタなんです・・。でも、昔おいしいって言ってくれた人がいて・・。」
天利「いいじゃないですか。その人の舌に合ったんですね。」
むしろ、だれが言ったのかが気になります。
内田「そうじゃなかったんです。その人、私に気があったらしくて、ほんとはおいしくなかったのにウソついてたんです。」
天利「・・」
内田「ウソをつかれると、いやな気持になるんです。信じてたのに・・。」
内田先生・・。
ぽろっ。
内田先生の目から涙がこぼれる。
内田「あ、ごめんなさい。楽しいお食事にしたいと思っていたのに、本当に、本当にごめんなさい。」
言いながら内田先生の目からはどんどん涙がこぼれる。
天利「はい。」
僕はハンカチを渡す。こういう時を考えていつもハンカチは二枚持っている。一つは自分用。もう一つはこういう時のために・・。
内田「あ、ありがとうございます。」
天利「泣きたい時は泣いていいですよ。僕でよければいつでも話聞きますから。」
内田「ありがとうございます。本当にごめんなさい。」
その後は内田先生が化粧を直し、食事を続けた。
そしてお店を出た。

内田「今日はごめんなさい。その・・」
天利「いえ、嬉しかったです。内田先生の話が聞けて。」
内田「天利先生・・。」
天利「以前、僕が言ったこと覚えていますか?内田先生のためだからがんばれるって言ったこと。」
内田「ええ、覚えています。私を助けてくれた時ですね。」
天利「あの時言ったことは本当の気持ちです。今も変わりません。内田先生のために僕は何でも出来ます。」
天利「だから、僕には何でも話して下さい。僕に出来ることは何でもします。」
内田「・・天利先生・・。」
・・
少しの間、お互い沈黙する。
内田「信じていいですか?たくさんご迷惑をおかけしますよ。」
天利「いくらでも迷惑かけてください。僕を信じてください。」
僕は一歩内田先生に近づく。すごく近い距離だ。目の前に内田先生がいる・・。
すっと内田先生が動いた。
両手で僕に抱きつき、キスしてきた・・。
少し・・五秒くらいキスをして、
内田「たくさん甘えます。たくさんご迷惑かけます。私は、天利先生が思っているような人じゃありません・・でも、もう信じちゃいましたから。取り消しは無しですよ。」
かわいい。決定。内田先生は僕のお嫁さん。こっちも取り消しできません。
天利「内田先生っっ。」
内田「あっ・・。」
僕達は、長いキスをした。内田先生の舌は熱くて、気持ちよかったです。
内田「・・天利先生、場所を変えてもいいですか?」
天利「はい。」
ホテルですね。もしくは内田先生の部屋ですか?僕の部屋でもいいですよ。
内田先生は僕を近くの公園に連れていった。
・・青姦か。久しぶりだな。
内田「天利先生に言っておかないといけないことがあります。」
天利「何ですか?」
内田「もし、話を聞いて私のことが嫌いになったならそう言って下さい。軽蔑して下さっても構いません。」
天利「え・・?」
内田先生は何を言うつもりなんだ・・?
内田「私は、二人の男性のいいなりになっています。」
天利「えっと・・。」
内田「エッチなことをされています。その二人の男のされるまま身体を弄ばれています。」
天利「・・」
んーと、火気士先生と士巻先生のことだよな?
内田「その相手は天利先生も知っている人です。」
うん、確定。火気士先生と士巻先生だ。
内田「ほんとの話です。突然すみません。でも、天利先生にはほんとのことを知っていて欲しかったんです。」
こちらこそごめんなさい。とっくに知っています。まあ、こっそり見てましたとは言えないけど。
内田「天利先生、私がいやなら・・捨ててください。」
天利「えっと・・。」
内田「その、私は二人の男の人に弄ばれる生活に最近慣れてきました。」
天利「・・」
内田「もし、天利先生が私を捨ててくれれば、私はその生活に落ちていけると思います。」
天利「・・」
内田「慣れてきたとはいえ、つらいです。でも、落ちてしまえば楽になれると・・楽になりたいんです。」
天利「内田先生・・。」
内田「捨てるなら捨ててください。でも、もしこんな私なんかのために今でも何でも出来ると思うなら、助けてください。」
・・そうだよな。内田先生も・・いや、内田先生の方がもっとつらかったんだな。
天利「もちろん僕は内田先生を助けます。僕に全部話して下さい。」
内田「・・い、いいんですか?こんな、私なんか・・。」
天利「僕は内田先生を見ていました。もちろん学校での内田先生ですが。」
天利「一生懸命授業している姿も、授業の準備している姿も、職員室の金魚の水槽の水を取り替えている姿も、校舎裏の花に水を上げている姿も。」
天利「人はそんなに完璧じゃありません。いい部分悪い部分もちろんあります。でも、生きていく中で変えていくことが出来ます。」
天利「もし、内田先生が己自身に変えたい所があるなら変えましょう。僕にそのお手伝いをさせてください。」
内田「・・はい。」
内田先生が僕に抱きついてくる。
内田「ほんとに取り消しできませんよ。私、天利先生をもう離しませんから。」
天利「ええ、ずっと一緒にいてください。」
もう一度内田先生にキスをする。内田先生は僕を受け入れてくれる。
内田「天利先生。今日は一緒にいてくれませんか?」
天利「えっと、それって・・。」
内田「最近、不安であまり眠れないんです。天利先生がそばにいてくれたらぐっすり眠れると思いますから。」
天利「ま、まあそれくらいなら。」
内田「そ、その時、私眠っていますから、天利先生が何かしても気付かないと思います。」
天利「・・」
内田「一緒にいてくれるなら、天利先生が何かしてもお礼かなって思います・・。」
天利「・・」
内田「お礼はしないといけませんよね?」
はい。お礼はいただきます。内田先生の部屋で布団の上で寝ているフリをしている内田先生をおいしくいただこうと思います。
今日は楽しい夜になりそうです。

本当に内田先生の部屋に来た。
シャワーを浴びて、内田先生と一緒の布団に入る。
内田「あの、私はこれから眠りますから天利先生は好きにしててください。」
そう言うと、内田先生は目を閉じる。
これは好きにしていいということだよね。いいよね。
僕は内田先生が着ているパジャマを脱がしていく。
内田先生が僕の自由になっているんだ。
パジャマの上と下を脱がしたら胸をいじりたくなった。
内田「ん、、。」
声を出さないようにしているのだろう。一応寝ている設定を守ろうとしているらしい。
楽しいので下着も脱がし、身体中を舐めまわし始めた。
ビクッ。
首を舐めたところで内田先生がいい反応をした。ああ、この反応が楽しい。
調子に乗って身体中舐めまわしてたら、いざあそこを愛撫する時には既に濡れていた。
・・ちょっとやりすぎたかな?
何となく、内田先生が涙目だ。
既に準備万端らしいので、軽く愛撫した後、自分のモノをあてがった。
内田「あっ。」
これからどうなるかわかったのだろう。つい声が出てしまったようだ。
内田先生、愛しています。
僕のが内田先生の中に入っていく。ああ、気持ちいいです。
内田「ん、あっ・・あんっ・・。」


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声が我慢出来ていませんよ。
寝ているフリをしている以上、体位は変えられなさそうだな。
内田先生の身体を舐めている時からそうだが、内田先生は何度かイってしまっているようだった。
僕もイキたいと思ったので少し激しく腰を打ちつけた。
内田「あっ、あっ、あああっっっっっ。」
・・またイった?いつの間にか内田先生エッチな身体になっていたんですね。
これからは僕がいっぱい愛しますから。僕のを受け止めてくださいね。
天利「だ、出します。」
ドクッドクッドクッ。


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内田「ふぁあっ・・。」
あ、気持ちいい。やっと内田先生と一つになれたんだ。
天利「内田先生、愛しています。」
内田「私も・・。」

後は火気士先生と士巻先生を何とかすればハッピーエンドかな。
内田先生が付き合っていた男子生徒はもういないみたいだし。
そしたら結婚して子供は三人くらい欲しいな。

明るい未来を想いながら、眠りについた。
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