―――夏休み―――

八月―――。
教師はさすがに生徒と同じ休み期間をもらえないが、最低でも一週間は夏休みがある。
許可をもらえれば休み期間は自由に選んでいいそうなので、僕はお盆を含めた一週間を休みとした。
そして僕は、実家に帰省することにした。
・・今住んでいる所はつらいことしかない・・。
内田先生も黒田も瀬間も・・今頃どうしているだろう?
もしかして今もエッチなことをされているのだろうか?
はぁ・・楽しかった日々が懐かしい。(あったっけ?)
実家に着いた。
ぴんぽーん。
鍵は持っていたのだが、チェーンロックがかかっていたのでチャイムを鳴らす。
・・だれも出ない。
鍵が空いてもチェーンはどうしようもないからなぁ。
買い物かな?
ま、その間はおじさん家へ行こうかな。
おじさん・・うちのお母さんの弟。僕の叔父さんにあたる。
おじさんの家は近くにあり、神社をやっている。
・・この石段さえなければいい所なんだけどな。
田舎の神社ってたまにこう高い所にあったりするんだよなぁ。
あれ?昔はそんなに登るのは大変じゃなかったと思ったんだけど・・
体力が落ちた?
きっと違うだろう、これは階段が成長したんだ。
・・わかってますよ。年を取ったんですよ。運動もしない生活だったし。
はあ、はあ・・きつかったが、ようやく、階段が、お、わった。

濡髪「あれ?どなたですか?」
天利「天利糸利です・・あれ?おばさんじゃないよな?若すぎるし。」
濡髪「糸利ちゃんですか?私です、濡髪です。」
天利「濡髪?」
彼女は西見 濡髪(にしみ ぬかみ)。叔父さんの子供。僕の従姉妹だ。
濡髪「こうして会うのは本当に久しぶりですね。会えて嬉しいです。」

nukami

天利「僕も嬉しいよ。四年ぶりだっけ?」
濡髪「はい・・糸利ちゃん大学行ってから全然帰らないんですもの。」
天利「はは、ごめんね。大学が忙しくて・・。」
まあ、あの頃は勉強にバイトに女の子にと朝から次の朝まで活動してたからな。
一日四時間くらいしか寝なかったし。三時間くらいの時もあったなぁ。
濡髪「・・ずっと、ずっと寂しかったんですよ・・。本当に、本当に・・。」
天利「ご、ごめん。本当にごめん。」
濡髪「あの、それで突然どうしたんですか?確か教職に就いたとお聞きしましたが・・。」
天利「うん、そうだよ。」
濡髪「はっ、まさか・・ごめんなさい。聞いてはいけないことでしたか・・。」
天利「え?」
濡髪「ごめんなさい。私、失礼なこと聞いてしまって・・つらいのは糸利ちゃんですよね。」
天利「・・言っとくけど、僕はクビになってないよ。」
濡髪「え・・?やだ、私ったら。てっきり生徒に手を出してしまったのかと・・。」
天利「理由それ?」
濡髪「違いました?糸利ちゃん、昔から女の子にもててたから・・。」
天利「そんな記憶ないよ?」
まあ、大学の時に彼女がいても付き合わない?って言ってきた人はいたけど。
でもそれくらいしか記憶ない。
濡髪「(ぼそっ)私がおばさんと一緒に排除してたから・・。」
天利「え?何て言ったの?」
濡髪「ううん、何も。」
にこっと濡髪は笑顔を見せる。
濡髪「あれ?それなら何で帰って来たんですか?」
天利「会社の夏休み。一週間あるから実家に帰省しようと思ってね。」
濡髪「・・え?何で?」
天利「何でって、実家に帰っちゃダメなの?」
濡髪「いえ・・おじさんとおばさん、旅行に出かけていますよ?」
天利「は?」
濡髪「あの、おじさんとおばさん、うちの両親と一緒に旅行中です。」
いまいち頭が付いていかない・・。
天利「???」
濡髪「連絡しないで帰省したのですか?」
天利「いや、先週電話した・・。」
濡髪「おかしいですね・・はっ!まさかっ!」
天利「何か心当たりでも?」
濡髪「え、い、いえ、何でもないです。」
濡髪「(ぼそっ)おばさんったら。糸利ちゃんと二人っきりにするためにこんなことを・・。」
天利「うーん、ならアパートへ戻るか。」
濡髪「え?」
天利「あー、家にだれもいないからここに来たんだけど、叔父さんいないならいたらまずいだろ?だから仕事先に戻ろうかと。」
濡髪「・・仕事先が戻る場所なのですか?」
天利「えっっっと・・」
濡髪「ここが糸利ちゃんの帰る場所じゃないのですか?」
天利「あ、まあ・・。」
濡髪「今日はうちに泊まってください。従姉妹同士、久しぶりに親睦を深めましょう。」
天利「うーん、でも女の子一人の家に行くのは悪い気が・・。」
濡髪「・・従姉妹同士ですから、大丈夫です。」
天利「そう?ならお邪魔しようかな。」
濡髪「はいっ。ようこそっ、西見家へ。」
神社は四年前からあまり変わっていないようだった。
鳥居も、境内も、賽銭があんまり入っていないのも同じ。
濡髪「賽銭箱をチェックしないでください。」
天利「お約束と思ってな。」
濡髪「お金に困っているなら少しなら渡しますから。」
天利「あ、それは大丈夫だから。」
濡髪「お仕事クビになったらいつでもうちに来ていいですから。」
天利「・・そんなに僕をクビにしたい?」
濡髪「・・はい・・。」
天利「・・」
濡髪「もう、冗談です。家はこっちですから、荷物置いてからにしてください。」
天利「はーい。」
濡髪の家は平屋だけど結構広い。部屋もたくさんある。
濡髪「・・糸利ちゃんの部屋、私と同じでいい?」
天利「ダメでしょ?」
濡髪「糸利ちゃんがいいなら、一緒のお布団でもいいよ。」
天利「ダメ。」
さすがに従姉妹といっても年頃の女の子だし、一緒の布団で理性が保てる自信はない。
濡髪「昔は一緒のお布団で寝てたじゃない。」
天利「小学生の頃か?」
濡髪「私はあの頃と変わってないよ。」
いやいや、身長も伸びたし、胸も大きくなったし、ウェストもすらっとして、お尻も触り心地よさそう・・。
濡髪「糸利ちゃん?」
天利「あ、とにかく一緒に寝るのはダメね。部屋も別で。」
濡髪「夜通し一緒のお布団でお話しようよぉ。ね。」
天利「う・・。」
かわいい。本当に成長したなぁ。少しくらいなら・・。
いやいや、ダメだ。僕は教師なんだ。濡髪は僕の生徒と同じくらいの年だったはず。
手を出してはいけない。
天利「話はたくさんしよう。でも布団以外でだ。」
濡髪「・・うん、わかった・・残念です・・。」
なんだろう?僕は正しいことを言ったのに、悪いことをした気分だ。
濡髪「あ、この後どうします?そろそろ暗くなるから出かけるのは明日にして、ご飯かお風呂にしませんか?」
天利「そうだな、じゃあお風呂沸いてる?」
濡髪「はい。大丈夫です。これから入りますか?」
天利「ああ、そうさせてもらうよ。」
ひとっぷろ浴びてくるか。
・・
脱衣所に行く。
なんかすごく懐かしいな。小さい頃に入ったっきりだから、十年以上前だな。
服を脱ぎ、風呂場に入ると木のにおいがした。
懐かしいなぁ。昔は木のお風呂が大好きでよく入りに来たっけ。
久しぶりに従姉妹に会えたし、ゆっくり出来そうだ。癒されるなぁ。
濡髪「あ、失礼します。」
天利「・・」
ざばぁ。濡髪が頭からお湯をかける。
濡髪「うわぁ、気持ちいい。」
天利「・・」
濡髪「糸利ちゃん、先に湯船入るね。」
天利「・・」
濡髪「お湯が熱くて気持ちいいよ。糸利ちゃんも入りなよ。」
天利「な・・」
濡髪「な?」
天利「何で入って来てんの?」
濡髪「え?昔は一緒に入ったじゃない?同じだよ。」
違います、違います。タオル持って身体を隠していても、チラチラ乳首もあそこも見えるんですが。
天利「その、僕達もう子供じゃないし、こういうのはちょっと・・。」
濡髪「・・知っています。覚悟して来ました・・。」
天利「え・・?」
濡髪「糸利ちゃんが襲いかかって来ても、構いませんから・・。」
天利「えっと・・。」
濡髪「私も子供じゃないよ・・。」
天利「濡髪・・。」
濡髪「糸利ちゃんも湯船入って。」
天利「う、うん。」
濡髪と並んで湯船に入る。う、湯船は狭くないんだが、どうにも意識してしまう・・。
濡髪「糸利ちゃん、驚いた?ごめんね、突然こんなこと言って。」
天利「いや、別に・・。」
無茶苦茶驚きました。
こてっ。
濡髪が僕の肩に顔を預ける。いつの間にかお互いの脇がくっついてる。
濡髪「糸利ちゃん・・。」
天利「濡髪・・。」
濡髪「熱い・・、のぼせちゃった・・。」
天利「は?」
ぶくぶくぶく。濡髪が湯に沈んでいく。
天利「濡髪―――。」
・・
急いで濡髪を風呂から出して横にする。
身体を拭いたが・・全部見てしまった。
柔らかい肌だ・・成長したなぁ。やっぱり夜は一緒の布団で寝ようか?
濡髪「・・糸利ちゃん・・。」
天利「濡髪、起きたか。大丈夫か?ほら、麦茶を飲むんだ。」
濡髪「うん、ありがとう。」
天利「風呂は一人ずつ入ろうな。」
濡髪「・・やだぁ。」
天利「濡髪。」
僕は真剣な目で濡髪を見る。
濡髪「・・わかりました。」
天利「うん、いい子だ。」
濡髪の頭を撫でる。
濡髪「いい子にはご褒美のキスですよね?」
・・ちゅっ。
濡髪が変なこと言うからつい、キスしてしまった。
濡髪「ほわぁん・・あ、あの、もう一回お願いします。」
天利「ご、ご褒美は終わり。いいからもう少し休め。」
濡髪「あん、キス・・。」
天利「ダメだから。」
濡髪「やだぁ、キスして欲しいです。こんなにもキスがドキドキして素敵だなんて知りませんでした。」
天利「大げさだな。キスくらいしてるだろう?」
濡髪「初めてだよ。糸利ちゃん以外の人には断ってたから。」
天利「彼氏はいないのか?」
濡髪「いないよ。告白されても全部断ってきたもん。」
天利「えっと・・。」
濡髪「全部、初めてを糸利ちゃんに残してたんだよ。」
天利「・・」
濡髪「キスも、一緒にお風呂に入るのも、一緒のお布団で眠るのも、その・・エッチも・・全部・・。」
濡髪がうるんだ目で僕を見る。
やばい、どうにかなってしまいそうだ。
思わず濡髪を優しく抱きしめ、頭を撫で始めた。
濡髪「あ・・。」
濡髪は目を閉じ力を抜き、僕のされるままになる。
濡髪「糸利ちゃん・・。」
濡髪も僕を抱き締めてくる。お互い抱きあう格好になる。
濡髪「ん・・。」
濡髪が顔を押し付けてくる。
濡髪「くぅぅん。」
甘えた声を上げ、顔を上げ僕を見つめる。
天利「ん・・。」
濡髪の方からキスしてきた。中々口を離してくれない。
舌は入れてこないが、微妙に口を動かしてる。
濡髪「ん、あぅぅ・・。」
濡髪の目がトロンとなる。
濡髪「糸利ちゃん・・。」
長いキスが終わった。
濡髪「あの、無茶苦茶にして下さい。」
天利「えっと?」
濡髪「私、もうダメ。糸利ちゃんが好きで好きでおかしくなりそう。」
これは、本気でやばい。
濡髪「糸利ちゃんになら、全部あげる。私を糸利ちゃんのモノにして。」
従姉妹同士なんだけど・・。
濡髪「抱いて・・。」
うーん、濡髪はかわいいからここで気を抜いたら襲いかかってしまいそうだ。
濡髪「糸利ちゃん・・。」
濡髪が僕の服を脱がし始める。
濡髪「糸利ちゃんの胸、素敵。」
ダメだ、エッチしてしまいそうだ。
濡髪は裸のままだし、僕の理性も飛びそうだ。
天利「濡髪、僕達は従姉妹同士なんだし、こういうのはいけないと思うよ。」
濡髪「これが糸利ちゃんのなんだ・・。おっきくなってるね。」
既に僕のモノは準備万端な状態になっていた。
濡髪「入れるね。糸利ちゃん。」
天利「だから、こういうのは、ダメだって・・。」
濡髪「あうぅ・・糸利ちゃん、糸利ちゃん。」

nukami

天利「すごく締めつけてる・・。いきなり入れたら痛いだろう、抜いたらどうだ?」
濡髪「いいの。糸利ちゃんと、ようやく一つになれたから・・。」
かわいくなったなぁ。ここまで来たらもういいか。最後までしよう。
濡髪「あん、あん、あ・・おっきいよぉ。糸利ちゃん、私、壊れちゃうよぉ。あんっ。」
天利「ごめんな。すぐに終わらせるからな。」
濡髪「・・やだ、終わりたくないよぉ。」
天利「濡髪はこんなにかわいく成長したんだなぁ。ちょっと我慢しててな、もうすぐイクから。」
ドクッドクッドクッドクッドクッ。
濡髪「ふわぁぁぁぁぁっっっ。熱いよぉ、燃えるように熱いよぉ。」

nukami

ドクッドクッ。
天利「ん、、。」
久しぶりのエッチだと結構出るなぁ。
濡髪「あ、ああ・・。」
僕がイクと、濡髪は僕に身体を預けてきた。
天利「よくがんばったね。いい子だ。」
濡髪「糸利ちゃん、糸利ちゃんとこれで一つになれたんだね・・。」
天利「ああ、そうだよ。」
濡髪「えへへ、嬉しいなぁ。」
うーん、気がついたらやっちゃったけど、この後どうするかな?
結婚?叔父さんおばさんに何て言えばいいんだろうか?
うちの両親にも事情を説明しないといけなくなるのだろうなぁ。
天利「なあ、濡髪。」
濡髪「スゥ―、スゥ―、スゥ―。」
寝てる・・まあいいか。起きるまでどうするか考えるか。
まずは毛布をかけよう。考えるのはそれからだな。

毛布をかけ、寝息を立てる濡髪を見る。
かわいい僕の従姉妹。今日いきなり好きになってエッチを求めてくるなんてありえないだろうし、
最後に会った四年以上前から想っててくれてたんだろうな。
長い間放っておいた責任を取らないといけないのか・・。

このまま結婚しちゃおうかなぁ。
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