―――休み時間―――

キーンコーンカーンコーン。
天利「よし、じゃあ今日はここまで。今日やった所は復習しとくように。」
瀬間「まあがんばるよ。」

sema

いつも通りだな・・。こいつは瀬間 素理瑠(せま そりる)
何か嫌われているみたいなんだよな。時々言うことを聞かないし。
本人いわく、”ソフト反抗期”らしい。
まあがんばってくれ。僕は内田先生の様子を見に職員室へ戻りたいんだ。

・・あの保健の士巻先生に犯された内田先生は最近元気がない。
話しかけると笑顔で答えてくれるがすぐに落ち込んだ顔に戻ってしまう。
黒田「・・い。」
時々ローターを入れられているのも相変わらずらしい。
体育教師の火気士も保健の士巻も内田先生で楽しんでいるんだろうなぁ。
黒田「・・生。」
う、うらやましい。
僕も内田先生にエッチなことをしてやりたい。そう思うだけでもうあそこがびんびんになってしまう。
黒田「先生!!」
天利「うわっ、何だ、黒田か。驚かすな。」
黒田「もう、天利先生が悪いんだよ。何度も声かけたんだから。」
天利「そうか、それは悪いことをしたな。で、何の用だ?」
黒田「先生GWの天文部の泊まり込みに参加するんでしょ?」
天利「やっぱり決定か・・。」
黒田「え?」
天利「いや、まあ参加することになっている。」
黒田「私天文部員なんだ。よろしくね。」
天利「そうだったのか。あ、こちらこそよろしく。」
そうだったんだ。星よりもおしゃれの方が好きってイメージだったんだが、ロマンチックなんだな。
黒田「えへ、それだけ。呼びとめてごめんなさい。」
・・うん、かわいい。
内田先生のような綺麗な女性も好きだが、こういうかわいい年下の女の子もいいな。
「エッチなことわからないから天利先生の好きにしていいよ・・。」
「ああ、黒田は何も気にしなくていい。先生に任せておけ。」
「天利先生・・好き。」
「僕もさ。黒田・・お前の全てを僕にさらしておくれ。」
「あ・・怖いよ・・でも、天利先生になら見せても・・いいよ。」
瀬間「何トリップしているんですか?」
天利「うわっ、瀬間、何しているんだ。」
妄想の世界に入り込んでいると、瀬間がドアップに迫っていた。
瀬間「先生の様子がおかしいから調べていただけです。」
天利「べ、別におかしくない。じゃあ先生は職員室に戻るから。」
瀬間「・・だれを想ってたんだろう・・先生のばか・・。」

・・
職員室到着。ふう、生徒で妄想はやばいな。
何かあったらクビだろうな。
あ、内田先生がいる。
そうだ・・。
・・
天利「内田先生、お茶をどうぞ。」
内田「え、あ、天利先生・・お、お茶ですか、ありがとうございます。」
天利「どうしました?最近悩んでいるみたいですよ。」
内田「そう見えますか?」
天利「ええ。僕でよければ話してくれませんか?力になります。」
内田「・・ありがとうございます。ですが、これは私の問題です。私が解決します。」
天利「内田先生・・。」
内田「・・ごめんなさい。天利先生は私を気遣ってくれているんですよね。お気持ちはすごく嬉しいです。」
内田「本当に気持ちは嬉しいです。でも、この件は私に解決させてください。」
天利「わかりました。僕の力が必要な時はいつでも言ってください。いつでも力になります。」
内田「・・天利先生みたいな人ばかりならよかったのに・・。」
天利「内田先生?」
内田「あ、いえ。お茶、いただきます。」
・・こまめに話しかけているおかげか少しずつ心を開いてくれているような気もする。
いざとなったらこの件を全部おおやけにしてしまえば解決しますよ。
もし職を失っても僕が養いますよ。
だから、僕に任せてもらいたい。
内田先生はあんな男達の魔の手から解放され、僕は内田先生を奥さんにできる。
最高のストーリーだ。
・・って僕にだけ都合いいだけじゃないか。
内田先生には好きな男子生徒がいるんだし・・。
あの男達の魔の手から解放し、愛する男子生徒と付き合えれば内田先生のハッピーエンドなんだろうな。
はあ、僕の入る隙間はないのだろうか・・。

・・
お昼休み、屋上前の階段で一人昼食を取る。
屋上は鍵がかかっているので屋上前の階段は普段人が来ない。
今日は内田先生、生徒達にお昼御飯を誘われてたから職員室にいない。
内田先生のいない職員室で食べるご飯はおいしくないからなぁ。
まあ内田先生以外にも女性はいるけど・・既婚者だからなぁ。
ふう、味気ないお昼だ・・。
黒田「あれ?天利先生?」
天利「ん?黒田か。どうした?こんな寂しい所へ来て。」
黒田「その寂しい所に先生はいるんだ。」
天利「別にいいだろ。先生がどこでお昼御飯を食べても。」
黒田「悩み事?」
天利「なっ。」
確かに内田先生のことで悩んではいるが・・。こいつ、エスパーか?
天利「ぼ、僕の考えを読まないでくれっ。そんなにいい人間じゃないんだっ。」
僕が内田先生や黒田で妄想していたなんてばれたらおしまいだ。
黒田「あはは、天利先生おっかしい。考えなんて読めないよ。だれだって悩んでいるものだよ。」
天利「そ、そういえばそうだよな。ふう、驚かすなよ。」
黒田「でも―――、あ・ま・り・せ・ん・せー。何を考えてたのかな―――?」
天利「お、おとなをからかうものじゃない。」
黒田「ふふっ。」
ちゅっ。
天利「なっ?」

kuroda

突然だった。黒田がキスしてきたのだ。
黒田「えへへ、これで元気出してね。天利先生。」
タッタッタッタッタッ。
一段飛ばしで階段を駆け下りていく。
まったく・・先生をからかうなよ。
「天利先生。私、先生のことが・・。」
「黒田はそんなに僕のことが好きか?」
「は、はい・・好きです・・。」
「なら僕の言うこと聞くか?」
「はい、先生の言うことなら何でも聞きます。」
「いい子だ。じゃあさっそくだが・・僕の子供を孕んでもらおうか。」
「きゃあ、先生のけだものっ。」
「いやならそう言えばいいだろう?」
「・・先生のいじわるぅ。い、いやじゃないの。先生の子供欲しいの。」
瀬間「先生は生徒を見ても無視ですか?いじめですか?私には興味ありませんか?」
天利「うわっ、瀬間か。どうした?」
瀬間「黒田さんが走って階段を駆け下りていたので、何かあったのかと思って様子を見に来ました。」
天利「そ、そうだったか。いや、少し話しただけだぞ。」
瀬間「そうですか・・黒田さんの顔が赤かったからてっきり先生が黒田さんを襲ったと思ったのですが・・。」
天利「いや、そんなことしたら僕クビだろう?」
瀬間「クビになるのをわかっているのに痴漢や援助交際がやめられない男性がいるそうですが?」
天利「いやいや、僕はそういうのとは違うから。」
瀬間「先生はそんなやつらとは格が違うと言いたいのですね。より高い次元の変態に上りつめたと・・。」
天利「まったく違う。僕はそんなことはしない。本当に少し話しただけだ。」
さすがにキスしたとは言えない。しかも唇同士のキスだなんて・・。
瀬間「ならいいのですが、先生と生徒の恋愛は禁止ですよ。」
天利「わかっているよ。」
瀬間「・・ですが、生徒が卒業すれば付き合うことはできますよ。」
天利「は?」
瀬間「今のうちに好意を持たせておいて、卒業したら自分のモノにする・・そういうやり方もあると言ったのです。」
天利「もしかして、僕が黒田にそういうことをすると?」
瀬間「別に黒田さんじゃなくてもいいと思いますよ。意外な相手を選んでみるのもいいと思いますが・・。」
天利「意外な相手?まだ出会っていない未知の女子生徒か?」
瀬間「帰ります。」
天利「は?」
瀬間「今日は帰ります。さようなら。」
天利「教室にか?」
瀬間「いえ、家に帰ります。来週また来ます。」
天利「いやいや、今日は火曜日だろ?というか今日も帰るな。まだ授業残っているぞ。」
瀬間「先生は選択肢を間違えました。よって間違った選択の結果を進めているだけです。」
天利「なんかよくわからんが僕が悪かった。謝るから午後も授業を受けてくれ。」
瀬間「謝った感じがしませんが・・そうですね、さっぱりしたお茶を飲みたい気分です。」
・・なぜか僕はお茶をおごることになった。いったいなんだったんだ?
、、、まさか、恋愛相手に瀬間は自分を選んで欲しかったのか?
はは、まさかだよな。ありえない・・でも・・。
困ったなぁ。黒田に瀬間も僕のことをそんなに想っているのか。
二人ともまだ子供だろうし、僕が二人ともかわいがってあげようかな。(←二股宣言?)
いやいや、クビまっしぐらだ。イノシシも驚きのクビ一直線の突撃コースになる。(←意味不明。)
悩みが増えた・・。

でも、好かれているなら悪い気はしないよな?
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