”あなたが死ぬまで残り2日です。死にたくない人はこのメールを他の人に転送してください”
”あなたは昨日6:10に起床、6:50に朝食をとり8:00に通学、15:00まで勉学、しかし1〜5時間目はうとうとする”
”15:00からは部活動、18:00に帰宅。19:00に夕食、20:00にお風呂。25:00に就寝しました”

?「どうしよう・・このままじゃ・・でも転送していい相手なんていないよ・・。」

・・
・・・・

”てhpじぇあ:おふぇ:じょあ」えtげ”
”えわ:@ふぇんまg:か:@wk@3k”
うーん。
上がパソコンのモニタに表示された文字、下が携帯に送られたメールの本文。
あれ、逆だっけ?
とにかくだ、完璧にパソコンが壊れた!
しかも携帯まで!!
まじかよ・・つまりは・・ウィルスがうつった!?
勘弁してくれ、母さんに怒られる・・ん?

”ふぇ:げw:gん:えwん:えwぱjふぇpfj:あ”
”;ふぇrをgjw:えmふぇ;んpwhdぺwk:え”
”xzpdjqwm3んrp3んfp3jfくぉふぇぽfじぇfj”
パソコンのモニタに次々と表示される・・文字化けされた文章。
はぁ、本格的に終わったか・・。
もう一回修理に出したらお店の人はなんて言うだろうか?
おっと、学校へ行く時間なのでパソコンの電源を落とし、学校へ向かった。

・・
・・・・

欧樹「おはよー。」
藍原「おはよう粟島くん、ご機嫌いかが〜?」
欧樹「最悪、パソコンと携帯が壊れた。」
藍原「両方?床上浸水でもしたの?」
欧樹「聞いてくれよ、朝起きたらパソコンの文章が文字化けされてたんだ。」
藍原「全部?」
欧樹「いや、最近出てくるウィルスのメッセージだけ。」
藍原「それってもしかして海外製なんじゃない?日本語化されていないとちゃんと表示出来ないのもあるから。」
欧樹「マジかよ、最初は日本語だったのに・・ちゃんと完成させてからリリースしろよ。」
完成されたウィルスがいいのかどうかは置いといて、未完成品よこされても扱いに困る。

藍原「でも昨日修理出したって言ってなかった?2台目も故障したの?」
欧樹「修理に出したやつが勝手に戻ってきてたんだよ。まったく直らないままだけど。」
藍原「えー直らないまま戻ってきたの?それちゃんとメーカーに言っといた方がいいよ。」
欧樹「だよな、帰ったら連絡入れとくか。」
渡瀬「おはようございます。」
藍原「あ、おはよう渡瀬さん。風邪大丈夫?」
渡瀬「うん。熱は下がったしもう平気。念のためにマスクしてるけどね。」
欧樹「おはよー。いいな学校サボれて、俺も風邪引きたいもんだ。」
渡瀬「呪いにかかれば嫌でも学校来れなくなるけど・・。」
またそれか。

欧樹「呪いなんてあるわけないって。昨日例のチェーンメール転送してもらったけどなにも起きないぜ。」
渡瀬「え?」
藍原「まじまじ!?ちょ、それっ詳しく!!どういうことなの!?」
藍原さん、食いつきいいな。

欧樹「詳しくもなにも、死のチェーンメールもらって困ってる人がいたから、俺の携帯に転送してもらったんだよ。そんだけ。」
渡瀬「・・に、偽物なんじゃないの?」
藍原「ちょ、ちょ、ちょっとそのメール見せて!早くしなさい!!」
欧樹「あ、ああ・・えーと、これですはい。」
俺は昨日清水先生から転送されたメールを二人に見せた。

渡瀬「・・本物みたいね。おかしいわ。」
藍原「ほんとだ!私に来たのと同じ!」
欧樹「え?」
一瞬、時間が止まったような気がした。
藍原さんのところに来たのと同じって・・

欧樹「藍原さんのところにも・・死のチェーンメール・・来てたんだ。」
藍原「え?あ?・・・・あう。」
ぽりぽりと人差し指で頬をかく藍原さん。
意外と身近なところまで広がってたんだな。

渡瀬「そ、それよりも粟島くん本当にカウントダウンのメール来てないの?」
欧樹「来てないよ。もしかしてこれ本物をまねただけの偽物かもね。」
渡瀬「違うの。それ・・ほ、本物なの・・。」
藍原「なんでわかるの!?渡瀬さん霊能力とかあるタイプ?除霊出来る?ねえ除霊は!?」
欧樹「落ち着こうよ。でもほんとにどうしてわかるの?」
渡瀬「送信元アドレス・・その、変化するの。」
送信元アドレス?ようは送り主ってことだろ。
変化?

欧樹「ちょっと待ってて。」
昨日清水先生に教えてもらったアドレスと、転送されてきたアドレスを見てみる。

欧樹「うわほんとだ。違う人から送られてる!?」
渡瀬「だれが送ったかわからないようになってるの・・だからね、それ・・本物。」
なにこれ?どういう仕組みになってるんだろう?
もしかして途中のサーバかルータをハッキングしてるとか?いやまさかな。
1台2台ハッキングしたところでどうにかなるものじゃないし・・新技術か!?

欧樹「あーじゃあ続きはこれから送られてくるのかな?」
渡瀬「ううん、夜中のうちに送られるはず・・。」
藍原「粟島く〜ん、ねえねえ、どうやって呪いを回避したのか教えてほし〜な。」
そう言われましても・・なにもしていないからさ・・。
がら。

清水先生「おはようございます。みなさん今日も一日がんばりましょう!」
昨日、清水先生のところに来た”死のチェーンメール”を俺のところへ転送したんだよな。
あれからどうなったんだろう?死の予告カウントダウンメールは来たのだろうか、来なかったのだろうか。
元気いっぱいな感じからすると来なかったのかなって思うけど・・聞いてみるか。

・・
・・・・

ホームルームが終わって俺は席を立った。

藍原「粟島くん、話の続き!」
欧樹「ちょっと待ってて。すぐ戻るから。」
藍原「5秒!」
5秒で戻るのは無理だろと思いながら、俺は教室を出た清水先生のところへ行った。

欧樹「清水先生、昨日の件・・どうでした?」
清水先生「喜んでいいのかわからないけど、来なくなったわ。粟島くんのおかげね・・で、そのね、粟島くんの方は・・ど、どう?」
恐る恐る聞いてくる。よっぽど怖かったんだろうな。

欧樹「なにも来ませんでしたよ。全然問題ありません。」
清水先生「そうなの!気になってたのよ・・でも無事で良かった〜。」
欧樹「ちゃんと解決したわけですね。」
清水先生「本当にありがとう。今度ジュースおごるね。」
欧樹「あはは、デートしてくれればそれでいいですよ。」
清水先生「で、デート!?」
おっと、早く教室に戻らないと藍原さんの機嫌が悪くなりそうだ。

欧樹「俺ちょっと用があるので教室戻ります。」
清水先生「え!?ちょっと粟島くん・・ど、どうすればいいの?」
あれ?先生またなにか困ってる?

欧樹「ごめんお待たせ。」
藍原「遅い!で、どうやったら呪いを回避出来るの!?」
欧樹「わかんない!呪ったやつに言ってくれ。」
俺がわかるわけないじゃん。なにもしていないんだから。

藍原「それじゃあだめなの!明後日には私死んじゃう!!」
どいつもこいつもなんでこんなのを信じるんだ?
いっそのこと”呪い教”とか”死んじゃう教”とか立ちあげればいいのに。

渡瀬「・・でも本当に粟島くんなにしたの?」
欧樹「逆、逆。なにもしてないよ。なにもしてないからわからないんだ。」
藍原「なにもしないのに呪いを回避出来るなら、私にはなんでメール来てるの!?」
欧樹「いやだから呪ったやつにそれは言ってくれ。本当になにもしてないんだ。」
藍原「じゃあ私はどうすればいいのよっ!?」
欧樹「知らないけど・・そのメール転送すれば助かるんだろ?俺に送りなよ。」
藍原「えっ、でもそんなことしたら・・」
欧樹「昨日既に一回転送してもらったし、一回も二回も変わらないよ。」
藍原「・・ありがと。死んじゃ嫌だからね。」
欧樹「死なないって。じゃあアドレス教えるね。」
渡瀬「・・ねえ、本当にメール転送されても平気なの?昨日は大丈夫でも今日はだめかもしれないよ。」
欧樹「そん時はそん時。」
渡瀬「・・」
こうして、藍原さんのメルアドをゲット・・違った、”死のチェーンメール”を転送してもらった。
俺の携帯アドレス、女性率が上昇であります。

・・
・・・・

清水先生「粟島くん、ちょっといい?」
放課後、清水先生に声をかけられた。

欧樹「はいなんですか?」
清水先生「・・ここじゃなんだから、ちょっとこっち来て。」
清水先生に連れられ空き教室へ。
なんだろう?

清水先生「あ、あのね、今日ホームルーム終わった後・・粟島くん言ったわよね、メールの件”デートしてくれればそれでいいですよ”って。」
欧樹「え?あ、はい。」
そういやそんなこと言ったっけ。もち冗談のつもりだけど。

清水先生「先生ずっとどうしようか考えてたの。それでね、た、助けてもらったのは本当だし、お礼はしなきゃいけないと・・でね、い、一回くらいならデートしても・・いいかなって。」
欧樹「・・へ?」
清水先生「そりゃあ先生すごく悩んだけど、粟島くんがその、お礼にデートしてほしいっていうから、仕方なく、そう仕方なくデートするの!」
あまりに突然のことでコメント出来なかった。

清水先生「でね、面白そうなところがあったからこれから行かない?」
欧樹「えっと、仕事はいいんですか?まだ3時過ぎですよ?」
清水先生「早退することにしたから大丈夫よ。有休結構残ってるんだから。」
まさかこんなことになるとは思わなかった・・もしかして今日で童貞卒業出来るかも?

・・
・・・・

清水先生「どう、素敵な場所でしょ?」
欧樹「まあ、はい。」

zyoseito

先生の車に乗って行った先は、水族館。
いや別に水族館が悪いとかじゃないけど、もっとこうカラオケとか、アミューズメントストアとか、遊べるところがよかった。
魚見たってかわいいとかそういうのはよくわからないし。

清水先生「ほら見てお魚さんがこんなにいっぱいっ。」
欧樹「そうですね。」
清水先生「わーいカニさんだー。」
欧樹「そうですね。」
清水先生「ピラルクおっきいっ。ちょっと怖いわよねー。」
欧樹「・・」
もしかして先生が来たかっただけじゃないのか!?
デートとは違う気がするんだけど。

清水先生「ね、ね、こっち来て!海の中みたいな雰囲気を味わえるんだって!」
欧樹「はいはい。」
行った先は、なるほど確かに海の中みたいだ。
上下左右周りが全部水槽になっている。
大きな水槽に筒状の通路を作ったような作りだ。
上を見ても左右を見ても下を見ても魚が泳いでいる。
これはすごいな。

清水先生「お魚さんかわいいなぁ欲しいなぁここに住みたいなぁ。」
欧樹「いやいや、住んじゃだめでしょ。。。魚飼えばいいじゃないですか。金魚でも熱帯魚でも鯉でもピラニアでも。」
清水先生「以前ピラニアを飼ったことがあるけど、意外と大変なのよ。」
欧樹「!?マジ!?」
ピラニアって、個人が飼っていいもんなの?冗談で言ったつもりだったのに。

清水先生「冗談よ。飼うならもっとかわいいのを飼います。」
欧樹「ですよねー。ピラニアなんか飼ったら喰い殺されちゃいますよね。」
清水先生「あら、ピラニアって結構臆病な魚で、水槽で飼育する分には恐れる心配はあまりないのよ。実際飼っている人もいるわ。」
欧樹「水槽から飛び出て人間食べると思ってるんですが・・違うんですか?」
清水先生「エラ呼吸だから水槽から出たら生きてられません。ピラニアはちょっと血に敏感で、ちょっと他の魚と一緒にすると食べちゃって、ちょっと共食いなんかもしちゃうだけだから。」
欧樹「十分怖いです。」
共食いって、人間が人間を食べるようなものだよな。ピラニアマジぱねえっす。

清水先生「色んな人間がいるように、色んな魚がいるの。数多の種類がいて、みんながみんなかわいいところがあるの。」
欧樹「ふむふむ、この図鑑に載ってる深海魚にもかわいいところってあるんですか?」
このドラゴンフィッシュってやつはかわいらしさ皆無なんですが。ちょっとかっこいいけど。

清水先生「その本は閉じるように。」
欧樹「ムラサキカムリクラゲなんかゲームで出て来そうな不気味さをもってますよ。」
清水先生「先生そんな本知りません。」
欧樹「このカイアシなんて昆虫みたいですよね。敵モンスターにピッタリな気持ち悪さです。」
清水先生「もーそんな本しまいなさーい!バカバカバカ!!」
欧樹「せ、先生痛い。」
ぽかぽか俺を叩いてくる。本気で痛いわけじゃないけど、先生が本気で嫌がっているのはわかった。

清水先生「デートなんだから、そんなの見せないで。」
欧樹「いやーあまりデートっぽくない気がして・・先生が水族館に来たかっただけのような。」
清水先生「・・二人が行きたいところに行くのは普通です。」
二人って、俺は別に水族館に行きたかったわけじゃないですよ。

清水先生「生物の勉強にもなるし一石二鳥じゃない。」
欧樹「勉強だと顕微鏡で見たり解剖するけど、生き物の名前を一匹一匹覚えたりはあんまり・・。」
清水先生「こういうところから興味を持つようになれば勉強も楽しくなるわよ。」
欧樹「ははは、なんかデートじゃなくて勉強してるみたいだ。先生ってデートしたことあるんですか?」
清水先生「なっ!?・・・・・・・・も、もちろんあるに決まってるじゃない。先生は恋愛に関しては百戦錬磨なんですから。」
恋愛で百戦錬磨ってどうなんだろう?ある意味別れまくってるともとれそう。

欧樹「今は彼氏いるんですか?」
この間彼氏とメールしてると思ったけど、あれは死のチェーンメール見てただけだよな。

清水先生「もちろん!10人はいるわ!!」
・・・・10・・人?
もしかして俺もその中に含まれているのだろうか?
清水先生に関しては全然浮いた話聞かなかったし、死のチェーンメールによる”一日の行動”にも彼氏がいる感じは無かったからチャンスとも思ったけど、付き合ってる人いるのか。

欧樹「じゃあ俺とこうやってデートしてるのって、先生にとっては遊びみたいなものなんですね。」
なるほど、俺にとっては”デートの中でカラオケとかに行って遊ぶ”って感覚だったけど、
先生にとっては”デート自体が遊び”だったのか。

清水先生「ち、違うわよ。先生本当にどこが楽しめるかとか一生懸命調べたり、デートとして・・その、それっぽい雰囲気のところとかすごく悩んだり・・したんだから。」
・・そういえば・・周りが全部水槽で海の中のようなこの空間は確かに幻想的でデートらしい雰囲気ではあるな。
つまり百戦錬磨な先生は一戦一戦手を抜かずに全力を出すということか。

欧樹「すみません清水先生。俺が間違っていました。先生は色々考えてくれてたんですね。」
清水先生「わ、わかればいいんですよ。先生は恋愛マイスターですから。えっへん。」
欧樹「じゃあそんな恋愛マイスターな先生にお願いがあるんですが。」
清水先生「なんでも言っていいですよ。粟島くんよりもずーっと経験豊富な大人なんですから。」
欧樹「キスがどういうものか教えてください。」
清水先生「え!?・・・・・・・・き、キスというのは、スズキ目スズキ亜目キス科の魚で、塩焼きやフライでおいしく食べれます。」
欧樹「いやそうじゃなくて。」
清水先生「シロギスやアオギスなどの種類がいるけど、ホトトギスは別物です。」
欧樹「男女間のキスの方ですよ。」
清水先生「・・えっと・・。」
欧樹「恋愛マイスターの清水先生ならキスくらいお手のものですよね。」
清水先生「も、もちろんです。先生は今まで数百人の方とキスをした実績があるほどです。」
そ、それはすごい。数百人って知り合いになるだけでも難しい人数なのに、キスまでするとは・・。

欧樹「清水先生!どうか俺にもそのキスというものを体験させてください。」
清水先生「だ、だめだめだめっ。そういうのは心に決めた相手とするもので――――――――――」
欧樹「・・先生は数百人としたんですよね?」
清水先生「そ、その通りですっ。」
欧樹「なら俺ともいいですよね!どうかよろしくお願いします。」
俺は背筋を伸ばし、90度でお辞儀をする。

清水先生「・・・・・・じゃ、じゃあ・・い、一回だけ・・なら・・」
先生の顔が近づいてくる。
生まれて初めてのキス、どうにもドキドキしてしまう。
口臭大丈夫かな?鼻息荒くないかな?ああ先生いい香りがする。
そんなことを考えている間に、先生と唇が重なった。
唇を合わせるだけのキス・・それなのになんて心が満たされる気持ちになるのだろうか。
10秒より少し短いくらいで、先生が唇を離した。

清水先生「・・キスってこんなとろけそうになっちゃうんだ・・。」
欧樹「先生?」
清水先生「え?あ、ち、違うから!先生は経験豊富な大人なんだから!」
欧樹「清水先生、すごくその・・素敵でした。」
清水先生「そ、そう?それなら良かったけど・・も、もう一回・・してみる?」
先生からの誘いに俺の胸はさらに高まった。

欧樹「是非お願いします。」
二回めのキス。さっきよりももう少し余裕がもてた。
具体的には、下半身が超反応しているのがわかるくらい。
さっきよりも少し長めのキス、唇を少し動かしてより相手を感じようとする。
舌を入れようか迷ったけど、勇気が出なかった。
・・どんっ。
清水先生がいきなり崩れ落ち膝をついた。

欧樹「せ、先生大丈夫ですか?なにか俺間違えました?」
清水先生「・・・・はぁ・・はぁ・・。」
顔を上げた清水先生が俺をじっと見る。
なんでか少し息が荒いような、そんな気がした。

欧樹「清水先生?」
清水先生「あっ・・そ、そろそろ帰りましょうか。」
欧樹「え?もうデート終わり?」
清水先生「終わりです。あまり遅くなると親御さんが心配します。先生は先生として帰りが遅くなるのは容認できません。」
携帯で時計を見るが、まだ4時43分だった。
遅くなる・・にしては早すぎな時間だろう。
可能ならこのままホテルで先生とエッチしたかった・・んー。

欧樹「清水先生、もう少しデートを続けさせてください。お願いしますっ。」
清水先生「・・だ、だめ!」
力強く拒否された。

清水先生「(ぼそっ)これ以上一緒にいたら・・おかしくなりそう・・。」
欧樹「え?なんて言ったんですか?」
清水先生「なにも言ってません!さあ車に戻りましょう!」
やっぱだめか。
キスが下手だったのかなぁ。でも百戦錬磨の先生が満足いくようなキスなんて素人の俺にはまだ無理だよ。

・・
・・・・

先生に家まで送ってもらった俺は、部屋に戻ると一目散にたぎったモノを静める作業に入った。
おっとり系の女教師グラビア雑誌をおかずにして。

・・
・・・・

ぷっぷっぷるっぷるっるっ・・。
携帯の着信音が静かな部屋に響き渡る。

亀頭「気にしないで続けるように。」
女生徒「・・はい。」
ここは心霊現象研究部の部室・・なのだが、椅子や机は準備室へ移動され、床にはチョークで怪しげな魔方陣?のようなものが書かれていた。
部屋の天井付近は煙で白く濁り、カーテンは閉められ一見すると学校とは思えない内装に変えられていた。
魔方陣の真ん中では亀頭部長が裸で仁王立ちとなり、同じく裸の女生徒が亀頭部長のモノを咥えていた。

亀頭「うぃーっす。今いいところだから電話かけんな。」
玉袋「いー情報を仕入れましたよ部長!聞いてください。」
電話をかけてきたのは部員の玉袋だった。
彼は欧樹と清水先生が一緒に学校を出たのを疑問に思い、タクシーで後をつけていたのだ。

亀頭「ボクの話を聞いてなかったのか?いいところ、だっつってんだろう?」
玉袋「ふふふ部長いいんですか?オレの話を聞いたら”うっぴょーん玉袋くん超天才”と言うはずですふふふ。」
亀頭「もういいから言えよ。萎える・・。」
玉袋「清水先生がですね、男子生徒と付き合ってるみたいなんですよ。」
亀頭「ふーん。」
鼻をほじりながら興味無さそうに聞き流す部長。

玉袋「ちょ、なんすかその態度。あいつらキスまでしてたんですよ!」
亀頭「電話切っていい?」
玉袋「これをネタに脅せば清水先生はオレらのモノっすよ!」
亀頭「清水先生ってだれだっけ?」
玉袋「ほらあの3年の教師ですよ。」
亀頭「クラス多いじゃん。3年って言われてもなー。」
玉袋「部長のクラスの英語担当だったでしょ?”メガネに眼射したくてしたくて夢精した”って言ってたじゃないっすか。」
亀頭「・・そういえば・・」
亀頭「・・あー・・」

亀頭「・・・・超ビックなネタじゃないか!うっぴょーん玉袋くん超天才!」
玉袋「でしょでしょ?犯っちゃいましょうよ!」
亀頭「むちむちっとした大人の身体に中出しするのか・・ふーむ悪くない・・あのアマもうちの”備品”に・・んっ。」
ドピュドピュッ・・ビュルッ、ビュッ、ビュッ・・。

亀頭「ふー。」
女生徒「ん・・こくん、こくん・・。」

zyoseito

玉袋「え?もしかして妄想だけでイったんですか?」
亀頭「ちげえよ備品使ってたんだよ。いいところだって言っただろう?」
玉袋「そいつはすみません。で、どうします?」
亀頭「決まってんだろ。聞く必要あるか?」
玉袋「ありませんでしたね・・で、いつ脅します?」
亀頭「明日でいいんじゃね?」
玉袋「・・そこはさ、”今でしょ”って言う場面じゃないですか?」
亀頭「お前明日男子便所で正座1時間な。」
玉袋「え?そんなま・・ぷつっ」
亀頭部長は通話を終わらせ携帯をしまった。

亀頭「(そうだ、せっかくだし顧問になってもらおう。これは楽しみだ・・)さあさあ、チンコ様を綺麗にするんだよ。」
女生徒「はい・・。」
虚ろな瞳をした女生徒をいいなりにしながら、亀頭部長は明日の予定を考え始めた。

・・
・・・・

次の日。
目を覚ました俺は、携帯にメールが2件届いていたのでチェックした・・んだけど。

”えあw@fじぇw:あえ:あpgjm:ふぇをj:pfじょおgん」えんf」kqw@fmmごf@」qwgf”
”ふぁ:えjふぁ:えmふぇあめg」あg”

説明!
上は1件目のメールの本文。
下は2件目のメールの本文。
ちなみに件名も文字化けしてた。

どうやら送信者は同じメールアドレスみたいだけど、登録してない相手だからだれかわからないな。
そういや修理に出すの忘れてたな。
・・いや待てよ、藍原さんが昨日言ってた”もしかして海外製なんじゃない?”を思い出した。
もしかしてこのメールは海外の言語で送られているのかもしれない。
それが上手く変換できなくて文字化けしているのでは?

・・だとしてもどうすることも出来ないな。
どのみちメーカーへ持っていかないといけなさそうだ。

ふとパソコンを見ると、今日も律義に起動していた。
今日も文字化けしてるかと思ったら、日本語が表示されていた。

”おかしなもの持ち込むな\(*`∧´)/ ムッキー!!”

どういうこと???

inserted by FC2 system