同僚「なあなあ、どうだ?」
村崎溜木「知らんって。」
俺は村崎溜木(むらさき ためぎ)。んでこいつは同じ会社のやつなんだが・・。

同僚「いいエロビデオ手に入ったんだって。お前一人身だろ。いいじゃんそれくらい。」
まあ、一人身なら別にいいだろう。うん、俺は一人身だ。
だが、彼女がいる。
一緒に住んでいる。つまり、同棲だ。

仕事熱心で何事もきっちりしたがる彼女は、こういう・・エロ系を認めていない。
・・ちょっと違う。認めたもの以外は排除する。
性欲自体は認めてくれるんだけど、彼女が認めないエロ系は嫌らしい。
ロリとか。近親相姦とか嫌ってるみたい。
・・・・・・・・女子校生ものがだめと言われた時には、付き合いを見直そうか考えたほどだ。

だが!俺の熱い想いに感動した彼女は、1つだけ認めてくれた。
嫌そうな顔してたのは照れてたんだろう。うん、きっとそうだ。

同僚「今月ピンチなんだよ。な、これで少し貸してくれよ。」
同僚が出してきた物は・・・・ロリ系だ。ロリ巨乳だ!
というか、いくつだこれ?

溜木「なあ、これってなんだ?」
同僚「非売品のブツとだけ言おうか。」
・・・・違法なものな気がする・・・・。

溜木「こんなもの持ってたら犯罪じゃないか?」
同僚「んなことないって。こういうの嫌いか?」
好きだけど・・まあ、一つくらい構わないよな。隠せば見つからないはず、うん。

溜木「まあ、少しくらいなら融通してやるけど。」
同僚「感謝!5000円頼む。」
それくらいいいけど。金の管理はちゃんとした方がいいぞ。彼女に怒られてもしらんから。
・・・・俺は家計簿の提出を義務付けられたよ。

・・
・・・・

―――帰宅、ドアの前

エロビデオ、見つからないよな・・大丈夫、うん、きっと大丈夫・・なはずだ。
がちゃ。

溜木「ただいま〜。」
智紀「お帰り。ご飯もうすぐ出来るからね。」
・・・・いいなぁ。きっちりした彼女は。
色々言われるけど、色々してくれるから。

ご飯は3食分(昼は弁当)作ってくれるし、掃除は毎日するし。
おかげで部屋はいつも綺麗。
ちらかさないよう言われるけど、少しくらいなら言われても構わない。
言ってくる以上に、助けてくれるから。

智紀「どうしたの?お弁当おいしくなかった?」
溜木「い、いや、おいしかったよ。」
ここで挙動不審なのはまずい。隠しごとがあると思われてしまう。
ここはいつも通り行動するのがベターと見る。

溜木「じゃあ、着替えてこようかな。」
ちなみにこの家は2K。
俺の部屋(6畳)、彼女の部屋(4.5畳)、狭い廊下+台所、トイレ、風呂。
トイレと風呂は別で、風呂がちょっと広い。この辺は彼女も・・智紀も喜んでる。
そして部屋割は智紀が決めた。

相手をたてるのはそれが出来る人だけらしい。
智紀は、自分が出来るからと、広い部屋を譲ってくれた。
よくわからんが、すごく助かる。

着替えるため、俺はいつも通り上着とカバンを智紀に預け・・え?カバンの中には例のものが入ってるんですが。
智紀「・・どうしたの?上着とカバンしまうわよ。」

・・・・落ち着け、別に中身を見られるわけじゃない。
ここは平気な顔をして渡せばいいんだ。

溜木「ハ、ハイジョウゾ。」
カタコト+”どうぞ”を噛んだ気がした。いや、気のせいだろう。

智紀「・・・・なにか隠しごとでもあるの?」
溜木「いえいえいえ、なんでもないです。はい、カバンと上着。」
大丈夫、智紀は無断で人のカバンを漁ったりはしないはずだ。

”漁るのは部屋の中”と以前宣言されてるだけだからな。
”携帯は?”って聞いたら、”漁らない予定”と返されたりと、基準がよくわからなかった。
わかったのは、”無断で”そういうことはしないってこと。

智紀「隠しごとしちゃダメとまでは言わないけど、わからないようにしてね。傷つくから。」
ごめんよごめんよ。でも仕方なかったんだ。金に困った同僚を助けるためだったんだ。
うん、きっとそうだ。

智紀「ご飯出来たら呼ぶから、それまでゆっくりしてて。」
OK。それは超得意だ。
エロビデオ見るのは智紀が寝てからだな。ひとまずのんびりゲームでもするか。
30分くらいゲームしてたら、智紀が夕ご飯出来たよって言って来た。

さ、今日も彼女が作ったご飯をいただこうか。

・・・・

溜木「いただきまーす。」
智紀「いただきます。」
俺たちはご飯を食べ始める。
智紀「まずかったらちゃんと言ってね。でないと直せないから。」
溜木「OK。だけど、もう俺が指摘することって無いような・・。」
大学を卒業してからすぐに同棲始めたけど、感想を言い続けてたらかなり完璧になったと思う。

智紀「ちゃんとあるわよ。時々新しいことするからうまくいかないこともあるわ。」
うん。時々新しいメニューが増えたりしてるのはわかるよ。だけど、それでも指摘するところが無くなってるんだよ。
向上心の高い彼女はレベル高いけど、俺の理解できないレベルまで進んじゃうよな。

溜木「えっと、そういや残業はしてないんだな。」
俺は話を強制的に切り替える。都合の悪い話は回避するに限る。

智紀「最近はね、あんまり残業するなって言われてるから。」
溜木「あれ?こっちもそうだけど、営業も言われてるのか。」
俺は経理、智紀は営業職だ。
普通逆じゃないかなぁと時々思ってるけど、言わないようにしてる。
・・・・給料も智紀の方が高いし・・・・。

智紀「営業先も残業しないようにしてるからね。お客の都合じゃない限り、残業しても意味ないの。」
溜木「そうなのか。そっちも大変なんだな。」
智紀「ええ。決められた中で結果を出さないと行けないから。」
決められた中か・・きつそうだな。

溜木「でもまあ、智紀なら大丈夫だろ。」
智紀「あたしの営業成績は3番目くらいね。クビにはならないけど1番を狙えとは言われるわ。」
溜木「・・すごいな。がんばってんだな。」
智紀「一応手を抜いているつもりよ。1番になったらやっかみがすごいもん。」
・・・・本当にすごいんだな。

智紀「そっちはどうなの?大変じゃない?」
溜木「平和なもんだよ。給料日前とかは忙しくなるけど、残業するほどじゃないし。」
智紀「いいわね〜〜。」
溜木「と言っても、デスクワークはしたくないんだろ。」
智紀「うんっ。やっぱ外回り最高っ。」

溜木「夏は暑いし、冬は寒いし、きつそうなんだけど。」
智紀「慣れればまったくそんなことないわ。対策製品もたくさん販売されてるし。」
溜木「つーと、その電池で動く扇風機もその一つか。」
俺は手のひらサイズの扇風機を指差した。

智紀「これ?これは屋内用。コンセントタイプの使うとうっさいのがガミガミ言うんだもん。」
あーごめん、俺もいいそう。電気代もケチるように言われるからなぁ。
でもまあ・・

溜木「少しくらい構わないのにな。それで効率が上がるならやった方がいいのに。」
智紀「そうそう。人にはやり方があるのよ。それを認めないで横一列のやり方を押しつけて、でも結果はだれよりも良いものにしろって言うし。自分はデスクに座って社内発表会の資料作りしてるのよ。あいつはもっと部下のことを考えてもいいと思うのに。言ってもまったく聞かないで、自分の言いたいことをただひたすら押しつけるだけ。課の全員が嫌ってるわ。ノルマを押し付けるし、意味ない説教繰り返すし、女の子にはセクハラするし、男にはねちねちと嫌がらせするし。」
・・・・だいぶ溜まってるんだなぁ。
しゃあないか。愚痴くらいなら聞くから好きなだけ言ってくれ。

俺はいつでもお前の味方だから。

・・
・・・・

ご飯を食べ終わり、お風呂に入り、そろそろ寝る時間になった。
智紀「じゃあ寝るから。おやすみなさい。」
ちゅっ。

おやすみのキスだ。これは毎日することになってる。

嬉しい。好きな人とするキスはすごくいいものだと大学を卒業してようやく知った。
初めての彼女なので。今までまったく知らなかったのだ。

・・・・だけど・・・・。

スーっ。
ふすまが閉まる。

智紀は、智紀の部屋で眠る。
俺は、俺の部屋で眠る。
一緒には寝ない。

・・・・エッチがしたいです。
実は初エッチもまだです。

智紀曰く、エッチするのは”早くて婚約、遅くて結婚”らしいです。
俺としては、エッチしたくてしょうがないんだけど・・。
一度襲おうとしたら、”襲うのなら別れる”と言われてしまった。

有言実行の彼女の発言はとても重いです。

だからだろう。オナニーは許可が出されてる。
一部のエロ物を持つことに許可が出てるのは、オカズとしての使用するため。
ロリとか多人数とか痴漢やレイプものはだめだけど。

理解があるのか無いのかわからん。

まあいいか。俺も布団に入ろう。
電気を消して、布団に入る。

・・
・・・・

ふふふ、静かな夜がやってきた。
そんな俺は、こっそり布団から出て、カバンからノートパソコンと例のぶつをとりだした。
じゃじゃじゃじゃーん、同僚から買ったエロビデオぉぉぉ。
心の中で叫ぶ。
パッケージを見ると、ロリ巨乳ものらしいから、智紀の許可は下りないだろう。
巨乳はOKだけど、ロリ系はNGなので。
そんな厳しく取り締まらなくても、俺にとっての一番は智紀なのに。
かわいいやつだ。

おっと、俺はノートパソコンのスイッチを入れ、起動を待つ。
さあ起動するがいい。そして俺に至福の一時を!
具体的には、オナニータイム。

・・
・・・・・

おお、これは・・ロリで巨乳で気が強いタイプか。
うーん、金髪なのにツインテールじゃないのが残念だ。
ショートカットでした。

だけどまあ、現実じゃあ漫画みたいなツインテールは合わないか。
これはこれでかわいいから良し!

だけど、一つ気になる・・なんでうちの会社の制服なんだ?

紫伎

・・
・・・・

―――次の日、会社

溜木「なあ、ちょっといいか?昨日の件でちょっと・・。」
同僚「なんだ?金なら返さんぞ。」
え?借りるんじゃなかったのか?まあ5000円ならいいか。面倒事を背負うよりはましだ。

溜木「金じゃなくて、昨日のビデオなんだけど・・あれの服って・・。」
同僚「お、気付いたか。」
つーか、自分の会社の制服くらいすぐ気付くだろ。

同僚「あれはな、私物らしいんだ。どう言うことかわかるか?」
溜木「もしかして、出演者ってこの会社にいるんじゃ・・。」
同僚「そう思うだろ?」
ん?そうとしか思わないだろ。

同僚「オレも気になって会社中探した。だが!?」
溜木「見つからなかったと。」
同僚「オチを先に言うなよ!」
溜木「いや・・他にあるか?」
同僚「ねえけど、むぅ、まあオレもよくわからん。既に退社した人かもしれないしな。」
溜木「そうか、仕方ないか。」

これ以上こいつからは情報引き出せなさそうだな。
お茶でも買いに行くか。

・・・・

お茶お〜茶。
おっと、いつもの自販機に既に人がいる。
ちょっと待つか。

・・
女の人か・・結構かわいいな。

がたんっ。自販機からミネラルウォーターのペットボトルが出る。
お、かがんだ時のお尻が素敵です。胸も素敵になって・・あーいいなぁ。
昨日ヌイたばかりなのに静まれ俺の急所。

紫伎「あの・・私になにか用ですか?」
溜木「え?あ、すみません。えっと、その自販機に用があるんですよ。ははは。」
やばいやばい、じっと見てたのがばれそうだったよ。

ビデオの声と似てるな。顔だけ隠せばそっくりだ。
ん?そっくり?

・・
・・・・
・・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・・・


ここでさいころをチェック。2D6(6面さいころ2つ)を振り、10以上が出たら見破り。


・・・・んな仕様はない。
この人、あのビデオの人だ!
髪型、というか、色が違ってて、メガネをかけて、あのちょっと高圧的な感じが無くなってるけど、同じ人だ。

溜木「あの・・もしかして、ビデオ出演とかしてますか?」
・・・・・・・・俺はなにを言ってるんだろうか?
間違いなくこれは相手の尊厳を損なう・・・名誉棄損ものかも。

なにしてんだと、ちょっとパニックになってる俺に、彼女は話す。
紫伎「な、何の話ですか?」
溜木「このスーツを着て、男性へ高圧的に接してるビデオですよ。」
クビか?これはクビになってもおかしくないかも。
つーか、初対面の人になに言ってんだ。

紫伎「・・あなた、だれ?」
溜木「えっと、経理の溜木と言います。あなたは?」
紫伎「更科 紫伎(さらしな しき)・・また、あんなのに出ないといけないんですか?」
え?えっと、出演は自由なんだと思うけど・・。

溜木「俺がどうこう言うことじゃないんじゃない?出たければ・・その、ご自由に?」
紫伎「・・・・関係者じゃないの?」
溜木「関係者って、あのビデオ撮った人のってこと?」
紫伎さんはこくり、と頷く。

溜木「俺は違うよ。えーと、見ただけ。」
紫伎「・・見たんだ・・。」
紫伎さんが身体・・主に胸を隠す。
別に触ったりしないよ。触りたいけど、、おっと、俺には智紀がいる。勝手なことはしちゃだめだな。

溜木「見たけど、別に、その・・なんというか。」
紫伎「何すればいいの?」
溜木「え?」
紫伎「・・秘密にしてもらうために、私は何すればいいの?」
何すればって言われても・・。

紫伎「男の人なんて・・エッチなことすればいいんでしょ。」
なっっ、それは心外だ。間違ってないけど!

溜木「俺は別に、だれかに言ったりはしないよ。」
紫伎「うそっ。どうせすぐに・・好き勝手・・するんだ・・。」
怯えた顔でこちらを見ている。なんか、俺が悪いことしてるみたいじゃないか。

溜木「本当だって。だれにも言わない。えーと、更科さんになにかすることもない。」
紫伎「じゃあ、じゃあどうして声をかけたの?私の出演した・・あれのこと、どうして言ったの?」
溜木「あーいや、つい・・。」
そうとしか答えられなかった。
俺もどうしてかはわからない。ただ、気になった。

紫伎「信じられない。どうせ・・口だけでしょ。」
ほんとなのに・・うーん、信じてもらえないならこのまま話しても解決はしなさそうだな。

溜木「えーと、変なこと言ってごめん。本当になにもする気無いから・・それじゃあ俺行くから。」
紫伎「・・」
俺はお茶を買わずにその場を去った。
お茶は別の自販機で買おう。更科さんにももう会わないでおこう。
それでいい。うん。

それにしても、見た目(顔)は結構変わってたな・・。あと、雰囲気も。
あれじゃあ見た目じゃ気付かないだろう。俺は声を聞いてわかったんだし。
ビデオを貸してくれたあいつがわからなくても仕方ないか。

俺は別の自販機でお茶を買って、事務所へ戻った。

・・
・・・・

それからしばらくは、変わらない日々が続いた。


・・
・・・・

―――会社にて

課長「村崎、お前に客が来てるぞ。」
溜木「え?あ、はい。」
課長に言われ、ドアの方を見てみると・・更科さんがいた。
何の用だろう?

溜木「えっと、更科さん、どうしたんですか?」
紫伎「少しお時間よろしいですか?」
OK。女の子の誘いを断る理由はないな。
あ、営業部門の近くはNGで。智紀に会うとちょっと面倒かなあと。

・・・・

俺たちは、給湯室に来た。
うちの会社は、事務所内に大型のポット?がある。
熱いお茶がそこからでるので、給湯室は基本的に使われない。
洗いものがあればここで・・ってくらいだ。

溜木「えっと、何の・・」
紫伎「ごめんなさいっ。」
・・・・いきなり謝られたよ。
確か、外国によっては事故った時に謝ると、賠償金の支払いの裁判で不利になったりするんだよなぁ。
日本は平和だ。って違う。

溜木「あー俺別に、謝られるようなことされてないけど・・。」
紫伎「その・・この間は失礼なことを言ってすみませんでした。」
この間・・ファーストコンタクトの時か。

溜木「別に気にしてないよ。むしろこっちが失礼なこと言っちゃったし。」
紫伎「あ、あなたは、へ、変なこと要求してこないし、他の人にも言わないでくれてるし・・その・・あの・・。」
溜木「そういうことはしない方が普通だと思ってるし、困った顔は見たくないよ。」
紫伎「ありがとうございます。あ、あの、よければお昼一緒に食べませんか?」
お昼ねぇ。今日は特にだれかと一緒に食べる予定もないし、いいかな。

溜木「うん、いいよ。どこで食べる?食堂?」
紫伎「・・あんまり人の多いところは好きじゃないので、近くの公園はどうですか?」
溜木「OK。じゃあ公園で待ち合わせね。」
紫伎「はい・・楽しみにしています。」
そう言うと、更科さんはたったったっと、小走りに仕事に戻っていった。

知り合いってどこで出来るかわからないな。
さーて、家に帰ったら智紀に言っとかないと。見つかったら浮気と思われちゃうだろうし。

・・
・・・・

そしてお昼。
俺は智紀が作った弁当を持って公園に向かった。
ちょっと足取りが軽い。やっぱ女の子と食べるご飯は違うよな。
・・・・もちろん、智紀と食べるご飯もおいしいよ。

公園に着くと、更科さんがいた。
はやっ。

紫伎「あ、溜木さん。こっちです。」
笑顔で手を振る更科さん。うん、女の子との待ち合わせはこんな感じだよな。

溜木「待たせてごめんね。」
紫伎「いえ、平気です。」
椅子に座り、食事が始まる。

紫伎「・・・・結構きちんとしてるんですね。」
溜木「ん?」
紫伎「いえ、お弁当作ってるとは思わなくて。いわゆる草食男子ですか?」
溜木「あー違うよ。彼女に作ってもらってる。」
俺は料理苦手なんで。と付け加えといた。

紫伎「彼女・・さんがいるんですか・・どんな人ですか?」
溜木「んー、俺と違ってしっかりした人だね。」
料理洗濯掃除などの炊事はほぼ完璧。仕事も成績優秀だし綺麗だし・・。
あ、エッチさせてくれないのがいまいちかな。

紫伎「そうなんですか・・・うらやましいです。私は一人ものなので。」
溜木「更科さんはかわいいんですから、すぐに出来ますよ。」
紫伎「だといいんですが。私が出す条件が厳しいんですよ。」
溜木「条件?」
紫伎「私の過去を知った上で、私を好きになってくれる人、です。」
・・・・超簡単な気がするんだけど。

溜木「そんなに難しいですか?それ?」
紫伎「ふふ、結構難しいんです。」
別に過去は過去、今は今だろうに。
全てにおいて完璧な人生なんてだれも送ってないんだし、今がよければ構わんだろう。
未来は自分たちで作るものだ。

・・と言っても更科さんは笑うだけだった。
あれ?もしかして場違い発言だったか?

・・
・・・・

家に帰ると智紀が夕ご飯を作ってた。
溜木「ただいま〜。」
智紀「お帰りなさい。もう少しでご飯出来るから待っててね。」
あいよっ。

30分くらいしたらご飯が出来たので、夕食タイムに入ります。
・・さて、更科さんのことを伝えないと・・。
なぜか、言いにくい。おかしいな、別に浮気でもなんでもないんだが。

智紀「・・どうしたの?おいしくない?」
溜木「あ、いや、お、おおおおおおおおいしいよ。」
智紀「・・・・言わなきゃいけないことはさっさと言うように。」
溜木「はい・・。」
俺は観念?して事情を(一部隠しで)伝えることにした。

智紀「友達が出来たのならよかったじゃない。普通に言えばいいのに。」
溜木「ええと、世の中その普通が難しいんだよ。」
智紀「浮気じゃないなら気にしないわよ。女友達の一人や二人。」
さすがです。俺は智紀ほど心広くなさそうだなぁ。
多分、智紀に男友達が出来たら超嫉妬するだろうなぁ。
・・ん?智紀は嫉妬とかしないのだろうか?
男として見られてない?

気になりながらも夕ご飯は終了。
お風呂入ってまったりしたら寝る時間になったので、いつもの日課へ。
え?

いつもは軽くチュッとするだけだったのに、、、
智紀が抱きついて、その、熱いキスを・・。
しばらくされるがままになる。
ああ、いい香りだなぁ。

・・今までで、一番長いキスをしてるんじゃないかと思った。

キスの時間が終わると、智紀はいつも通りだった。
智紀「おやすみなさい。」
そう言うと、ふすまを閉めて自分の部屋へ戻っていった。

え?終わり?
どうしてこんな情熱的なキスをしたのかわからなかったけど、
これはこの後エッチイベントじゃないんですか?
下半身がすごく熱くなってるんですが。
おーい、智紀さーん。

心の中でどれだけ呼びかけても伝わることはなかった。
・・・・・・・・仕方ないから、更科さんのビデオでヌキました。
知り合いがビデオの中で淫らになっているのは、かなり興奮しました。

紫伎


一回くらい、エッチしてみたいです。

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